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iCare:災害被災者援助のためのP2Pネットワークの構築

iCare.jpgカリフォルニア大学バークレー校の2人の学生が、P2Pネットワークを利用した災害援助のためのネットワークを構築しようとしているよ、というお話。彼らの開発するiCareというシステムは、P2Pを利用した被災者の需要と、それを支えるための供給の側を繋ぐネットワークを構築するというものである。また、このシステムはそれだけにとどまらず、その後の運搬に関しても、事前に災害時の運搬を担うよう登録された運輸会社のトラックの空きを探し出すアルゴリズムを備え、そのドライバーに物資を必要とする被災者までの最短ルートを提供するよう設計されている。

原典:Digital Trend
原題:P2P Comes To Aid Relief
著者:Christopher Nickson
日付:June 18, 2007
URL:http://news.digitaltrends.com/news/story/13299/
p2p_comes_to_aid_relief

新たに登場するP2PネットワークiCareは、音楽ファンのためのものではない。その代わりに、自然災害の被災者の援助のために機能するだろう。

新たなP2Pネットワークが登場しつつある。しかし、今回はファイル共有ではない。2人のカリフォルニア大学バークレー校の学生によって開発された新たなiCareネットワークは、米国内の災害救助のより迅速なフローをもたらす。

博士課程にあるAnand KulkarniとEphrat Bittonは、ハリケーンカトリーナとその余波による悪夢の影響を受けた。通信は実質的に不可能であり、支援物資の滞りはニューオリンズの悪夢となった。

現在開発中の彼らのiCareシステムにおいては、災害の生存者が自らの生活を再び始めることができるように、その需要と供給を結ぶことを容易にする。

生存者は、携帯電話または支援センターのコンピュータを利用して、必要なものをリストする。その後、システムは、彼らが必要とするもののリクエストを自動で、それらを提供する企業または組織に送信する。被災者の場所を示すマップは、システムに組み込まれている。

もちろん、これは問題の半分に過ぎない-問題のもう半分は、配達である。しかし、iCareには、災害時の運搬を担うよう登録された企業のトラックのフリースペースを探し出すアルゴリズムプログラムがある。それだけではなく、プログラムは、必需品を届けための最短ルートをドライバーに提供する。

「災害が起こると、市民は助けたいという願いを持ちます。そのとき、その願いを被災者のための具体的な何かに変えるための良い方法を必要とします。」とKulkarniは語る。

計画はiCareだけのためではなく、支援に関わる既存の機関との連携が模索されている。

もちろん、このようなシステムは実際に導入されたところで、即座にその真価を発揮することは難しいということも考えられる。当然、最初のうちは問題が多いだろうし、残念なことに実際の災害時にそれが露見することもあるだろう。

このようなシステムが完全に機能することは、まだまだ先の話かもしれないけれども、それでもこのようなシステムの開発が進んでいることは、非常に望ましいことだと思う。

災害の際には、輻輳の問題(もちろん、インターネットなどより電話回線の方が深刻だけれど)やサーバ障害などによって、通信が一時的にダウンする、もしくは使い物にならなくなる場合があり、そのような事態を考えると、対災害ということを考えると、このようなシステムは確実に必要となるだろう。まぁ、携帯電話を利用しているという点で、別のネックもあるのだろうけれどもね。

ちなみに、日本でもP2Pを利用した地震情報の共有のためのプログラム、ネットワークの開発がなされている。こちらは以前から進められているので、知っている人も多いと思うけれど、これを気に是非とも試してみてはいかがかしら?もう導入済みだったらごめんなさい。

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