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仏音楽配信サービスAirtist、広告モデルの無料音楽配信を発表

airtistフランスで、2005年からDRMフリーの有料デジタル音楽配信を行ってきたAirtistが、広告ベースによる無料音楽ダウンロードサービスを計画しているよ、というお話。もちろん、2005年からDRMフリーの配信ということで、その大半がインディーアーティストらしいのだけれど、それでも広告モデルによる無料音楽配信となると、画期的なものになるだろう。これまでも、無料音楽配信に向けた取り組みが多くの企業でなされているものの、その発表から数年たった今でも開始されていないのが現状である。ただ、それらのサービスに関しては、大手メジャーとの提携を果たしており、その後の権利関係のシビアさがサービス開始を遅延させていると思われる。とすると、価格設定、有料or広告の選択がアーティストに任されているAirtistが、これまで足踏みを続けている企業たちに先んじて、広告モデルによる無料音楽配信を達成することになるのかな、と思ったりもする。

原典:CNET Japan
原題:DRMフリー? デジタル音楽を巡る模索
著者:末岡洋子
日付:2007/06/22
URL:http://japan.cnet.com/column/europe/story/0,3800077429,
20350468,00.htm

南仏ベースのAirtistが、無料音楽ダウンロードサービスを開始するというニュースが入ってきた。キャッチは「無料、合法、倫理的」。同社はこれを“次世代の音楽サービス”とうたっている。

 Airtistは今回、広告モデルをとることで無料を実現した。ユーザーはダウンロード前に広告を視聴すれば、無料で楽曲を入手できるという。もちろん、有料を選択することもでき、その場合は広告なしで音楽をダウンロードできる。フランスでもPtoPを利用したファイル共有は人気で、Airtistでは、合法的に無料で音楽をダウンロードしたいというユーザーに解決策を提供する、としている。

なかなか興味深い。現在のところ、複数の企業が広告ベースによる無料音楽配信を模索しているけれども、そのどれもが実際に公式サービスを開始してはいない。その構想が示されてから、数年の月日が流れているものの、権利関係の問題なのか、収益モデルの問題なのか、理由は明確には明らかにされていないけれども、依然として開始される気配はなかった。

そんな中、このAirtistの発表である。CNET Japanの記事を元に、このAirtistが提案する無料音楽配信がどんなサービスなのかを見てみよう。

Airtistによると、全カタログ中の25%が無料オプションを用意することになるという。Airtistはアーティスト(or レーベル)自身が、自由に自分の音楽の価格設定を行っており、無料オプションはアーティスト本人が選択することになる。

楽曲を有料で提供するとした場合には、その70%がアーティストの手に渡る。一方、無料の広告モデルによる配信を行った場合には、1曲につき0.12ユーロが広告主から支払われる。有料配信で、0.12ユーロを得るためには1曲0.17ユーロ(29円くらい)となる。まぁ、得られるのが同額であれば、ユーザが無料で手に入れられる広告モデルを選択したほうが、より多くの人たちに利用してもらえるだろう。まぁ、この広告モデルによる無料配信が始まれば、0.12ユーロ以下の楽曲はなくなるだろう。

楽曲のよしあしはこの際別として、価格と購入者(利用者)数はトレードオフの関係にあり、価格を高くすれば購入者は減り、価格を安く、つまり広告モデルにすれば購入者は増える傾向にあることが予測される。まぁ、下手に低価格な有料配信を行うよりなら、広告モデル荷移行したほうが利益があがる人たちもいるだろう。無料であることでより多くの人への門戸が開かれるわけだし。

この記事では、その他の広告ベースの無料音楽配信サービスの計画、DRMフリー配信の動向などにも言及されている。。

 このほかにも、英国のWe7.comも同じような広告ベースの無料サービスの提供に向け準備を進めているようだ。We7.comは、オンライン音楽配信プラットフォーム企業の英On Demand Distribution(OD2)を共同創業したミュージシャン、Peter Gabriel氏が立ち上げた企業(OD2はその後、米Loudeyeに買収され、Loudeyeはその後、Nokiaに買収された)。Gabriel氏の名前があることからも、こちらも話題をよびそうだ。DRMフリーという観点では、フランスの大手電気店Fnacも、今年1月より自社デジタル音楽ストアでDRMフリーの楽曲を提供している。

まぁ、DRMフリーの動きで注目されるのは、どのデジタルミュージックストアがDRMフリーで配信しているかというよりは、どこでメジャーレーベルがDRMフリーでの配信を行うか、なのかなと思う。インディペンデントだと多くのアーティストがMP3配信をさまざまなプラットフォームで行っているしね。

おそらく、これまでの広告モデルによる無料音楽配信サービスの計画より先に、このAirtistのサービスが開始されることになるだろう。扱っている楽曲の多くがインディペンデントなものであること、その選択権がアーティストにあることを考えるとね。 

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