2006.11.14 Tue
Ares Galaxy、最新バージョンでBitTorrentをサポート
先日、LimeWireのBitTorrentプロトコルへのサポートが話題になったが、Ares GalaxyもまたBitTorrentプロトコルへのサポートを行ったというお話。日本のみならず、世界的にもそこまで爆発的な支持を得ているプロトコルではないけれど、それでも少なくないユーザにとっては衝撃的なことかもしれない。Ashwin Navinの考えるBitTorrentの未来とは異なるBitTorrentの未来があるのかもしれない。
原典:Skyck.com
原題:Ares Now Supports BitTorrent
日付:November, 12 2006
著者:Thomas Mennecke
URL:http://www.slyck.com/story1342.html
もし、あなたがBitTorrentを頼りにすることが出来たとしたら、なぜあなた自身のP2Pネットワークを作るだろうか? このことは最近進みつつある傾向からも示されている。P2P開発者は、BitTorrentコミュニティが無視するにはあまりに巨大で、リソースフルであることを理解しつつあるようだ。LimeWireは、BitTorrentをサポートした最初のメジャーなP2P開発チームである。そして今、同様にAres Galaxyは、BitTorrentプロトコルをサポートしたバージョン1.9.4によってその争いに参加した。
Aresは、プロトコルの変更に無知な開発者ではない。その初期の頃、AresプロジェクトはGnutellaクライアントであった。そのころは2002年であり、Gnutellaネットワークは非常に盛んなネットワークだった。しかし、その品質の悪さから失敗し、開発者Alberto Trevesは独自のネットワークを考案したーそれがAres Galaxyである。
LimeWireのように、現時点ではAresの(BitTorrent)プロトコルのサポートは貧弱なものかもしれない。しかし、それは十分に動作するものであるし、未来のファイル共有の有り様<*1を見せてくれているのかもしれない。
ここから、Ares Galaxyをダウンロード可能である。
*1Slyck.comのみた未来がどのようなものかは読者の判断によるのかもしれない。BitTorrentプロトコルがその未来を担うと見ているのか、複数プロトコルに対応したクライアントがその未来を担うと見ているのか。個人的には後者であるかなと思う
LimeWire(Gnutellaプロトコル)のみならず、Ares(Aresプロトコル)もまた、BitTorrentをサポートすることにした模様。まだまだ試作段階に近いものはあるだろうけれど、それでも今後の進むべき一つの進路を示しているのかもね。
増え続けるBitTorrentユーザを確保するためか、BitTorrentにユーザが流れていかないためか、それともBitTorrentの有用性を開発者として認めたためか。推測は難しいけれど、少なくとも、現状では、BitTorrentはP2Pファイル共有のスタンダードとなったであろうし、今後もそうあり続ける可能性は非常に高い。
BitTorrentの利点は、お目当てのファイルをダウンロードする際に、webブラウザからスムースにDLリストに追加できる点にあると思う。先日、BitTorrentを搭載したOpera 9がリリースされたけれど、BitTorrentプロトコルによるダウンロードだとは気づかないくらいに、自然に行われるかもしれない。もちろん、BitTorrentクライアントとしては不十分なところも多いけれど、webブラウザとの連携が進めば、BitTorrentプロトコルはインターネット上で「当たり前」の存在になるのかもしれない。それでも、より効率よくダウンロードするために、専用のクライアントが存在し続けることも推測できるけれど。
ただ、BitTorrent社の考えるBitTorrentの将来と、ユーザや他の開発者の考えるBItTorrentの将来とはいささか異なっているような気もする。配信のための技術であるとするAshwin Navinの考えは、ファイル共有のための技術であるとするユーザ側に受け入れられるのだろうか。
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