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TorrentSpy、違法コンテンツ対策としてTorrent検索結果にフィルタリングを導入、ISOHuntも同様の方針

TorrentSpy先日、裁判所からユーザのログを取るよう命じられたTorrentSpy、彼らはそれに対してユーザのログをとることはない、と断固として対決姿勢を示したものの、このたび彼らは同サイトの検索エンジンにフィルタリングを実装することで、違法なコンテンツへのリンクを検索結果にアウトプットしない、という方針を採るみたいだよ、というお話。具体的には、外FileRightsという外部機関がデータベースを作成し、それを元にフィルタリングがなされる。そのデータベースは、コンテンツプロバイダが著作権侵害されているファイルの名前もしくはハッシュを入力するだけで、登録が完了し、それは自動的に適用される。そのデータベースを元に、TorrentSpyの検索結果から、著作権侵害がなされているTorrentへのリンクを排除する、といった具合。このフィルタリングはISOhuntも導入する方針であるらしく、Torrentサイトが利用を望めば、そのデータベースは開放してくれるようだ。今後は、このようなTorrent検索エンジンへのフィルタリングの実装を、著作権団体が求めていく、ということもあるかもしれない。

原典:ZeroPaid
原題:Bye Bye TorrentSpy and ISOHunt, Both Plan to Start Filtering Copyrighted Content
著者:soulxtc
日付:Jun 26, 2007
URL:http://www.zeropaid.com/news/8866/Bye+Bye+TorrentSpy
+and+ISOHunt+Both+Plan+to+Start+Filtering+Copyrighted+Content

TorrentSpyは米国ユーザをブロックしないことを明言したが、その代わりに、同サイトの検索結果から違法コンテンツをフィルタリングすることにしたようだ。ISOHuntも同様の方針を採る模様。

映画や音楽、その他のものを見つけるための世界最大手のパブリックトラッカーサイトの2つ、TorrentSpyとISOHuntを利用する米国のユーザにとっては悲しい1日となった。パーティは終わりに近づいている。

伝えられるところによると、本日、TorrentSpyとISOHuntは、FileRishtsと呼ばれるハッシュべースシステムを使用する予定であることが明らかとなった。そのシステムは、同サイトの検索結果から、違法なコンテンツにリンクするBitTorrentトラッカーを自動的にフィルタリングするというものである。これは、著作権侵害を違法に促進しているとしてMPAAが彼らに対して起こしている訴訟の脅威を提言させるためのものであろう。

FileRightsは、無許諾のコピーとリンクされているいかなるTorrentトラッカーをも発見し、排除するために、個々の著作権所有者によって提供されるファイルハッシュを利用する。著作権者は、システムのアカウントを取得し、その後、システムデータベースに彼らのコンテンツのハッシュ値を入力する。そうして、FileRightsはこのコンテンツへのいかなるリンクをも自動的に削除する。

同サイトでは、このシステムが以下のように機能していると述べている

FileRights.comは、コンテンツホルダー自身によって管理される大規模な著作権データベースを維持する。このデータベースは、BitTorrentサイトから削除されるべき著作物のマスターリストを形成する。コンテンツホルダーがBitTorrentサイト上で発見した作品に関する情報をアップロードすると、FileRightsは、我々のwebサイトにこの情報を配布し、それによって、同サイトの検索結果から、作品(訳注:のtorrent)を削除(フィルタリング)することができる。これらの全てのプロセスは、コンテンツホルダーおよびwebサイト管理人の労力を最小限にするために自動化される。

FileRightsにおいて、我々は著作権フィルタリングプロセス全体を自動化し、その情報を収集するために、webのコミュニティネットワーキングパワーを利用した。現在、TorrentSpyはその人気の検索エンジンの検索結果にフィルターをかけるために、FileRightsのフィルタリングプロセスを利用している。」とTorrentSpy創設者の1人であり、FileRightsのCEOであるJustin Bunnetは語る。

「もはや、著作権ホルダーは、サイト上の著作権侵害と疑わしきファイルへのリンクを削除するために、DMCA宣誓供述書を引用する必要はなくなった。」と彼は続ける。

TorrentSpyの弁護人を勤めるIra Rothkinは、ISOHuntも同様に、その検索結果から著作物にフィルターをかけるためにFileRightsを利用することになるだろうと述べている。

ロサンゼルスのカリフォルニア中部地区連邦裁判官のJacqueline Chooljianは、5月29日に、TorrentSpyは、同サイト内でのユーザの活動を追跡しなけらばならない、という判断を示した。TorrentSpyはその決定に対して申し立てを行っているところではあるが、このようなことになっているのも、米国政府は、消費者のプライバシーや全体としてのネットワーク中立性を犠牲にしても、著作権保護を確実なものにするためには手段を選ばないという事実を示すものだろう。

述べられているように、TorrentSpyとISOHuntは著作権侵害されたコンテンツへのフィルタリングを開始すれば、単に、その代わりとして、スウェーデンのThe Pirate Bayへのトラフィックが増大し、Newgroupsの利用が増し、プライベートBitTorrentサイトへの移行が促されるだけのことを意味する。特定のファイル共有プログラムまたはサイトに対する取締りにおいてはいつものことだが、そのことは単にユーザが代価のサイトやプログラムに目を向けることを意味するだけである。決して彼らは諦めたり、法を遵守するようにはならない。

現状では、両サイトでの検索結果のフィルタリングについてはどうこう言うつもりはない。しかし、彼らが単に米国ユーザのアクセスを遮断する代わりにこのような措置を取っている、とか、彼らがユーザプライバシーやネット中立性の原則を支持しているとは、やすやすとは信じがたい。MPAAによって要請されているような、著作権で保護されているビデオコンテンツを排除することによって、彼らはThe Pirate Bayやその他の競合サイトにトラフィックを譲り渡すだけであり、そして、ファイル名だけがすごい(訳注:SPAMのような)ポルノやPCゲームのハブに成り下がるだけのことである。

上記の記事の元ネタはCNET Newsのこの記事

ということで、TorrentSpyとISOHuntはコンテンツホルダーにやさしいフィルタリングを実装することになったようで。では、実際にFileRightsがどのように作用するかを彼らのサイトから画像を引用する。

FileRights

とりあえず、現状ではNotice & Take Downを自動化したもののようだ。FileRightsに登録することで、著作権侵害されているコンテンツに関する情報をアップロードし、当該のtorrentファイルを検索結果から削除することができる。本当に簡単なステップだ。企業の規模によっては、侵害されているコンテンツ1つ1つを登録するのも大変だろうから、もっと簡便な処理が可能になるようなシステムの提供も行うのだろう。

現在のところ参加しているTorrentサイトはTorrentSpyとIsoHuntの2つ、そしてある企業が参加している。

 参加企業

おっと、Baytsp?この会社はMPAAなどからBitTorrentユーザを追跡するために雇われている企業だと思ったが・・・。どうなんだろう、この企業がデータベース運用の主な役割を担っているのかな?とすると、今回のフィルタリング導入の背後には、著作権団体の意向が強く現れたのだろう。そういったところからも、ZeroPaidの言うように、ユーザの側から見たTorrentSpyが信用できるだけの存在にはないのかもしれない。

まぁ、ユーザのログを取るよりなら、それを回避するための方向を模索したといったところだろうか。TorrentSpyにしてみれば、著作権侵害の訴えを起こされても、TorrentSpyの意図を全く介することなく、Notice & Take Down以上に容易に、当該のファイルをフィルタリングすることができるのだから自分たちには非はない、削除したければ好きなだけ削除すればいい、と主張することもできる。そのような正当性を手にする一方で、このFileRightsを利用しないコンテンツプロバイダのコンテンツのリンクは残ることになる。まぁ、そういう抜け道もないではないが、やはりユーザの激減は避けられないだろうね。

さてさて、今回のような措置によって、著作権団体はTorrent検索サイトに対して、新たな要求のオプションを手にすることができたといえる。Notice & Take Downを行っているのだから我々は開かれている、と主張するTorrent検索エンジンに対しては、本当に開かれているのであれば、このFileRightsを利用せよ、と要求することもできる。この辺は、Torrent検索サイトに対しての常套手段になりうるかもしれない。このようなデータベースが存在するにもかかわらず、利用しないことに対しての責任を求めていくとかね。

とりあえず、現状で影響力を持つ1つの存在、Torrent検索エンジンへの対策を1つ手に入れた著作権団体、となれば次のターゲットになるのは、トラッカーサイトだろうか(TorrentSpyはトラッカーではない)。世界最大手のTorrentサイトであるTorrentSpyをある意味では撃沈させることになるだろう今回のフィルタリング、次なる敵はmininovaとThePirateBayか。でも、どちらも米国のサイトではないのよね。

関連エントリ
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