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WinMXGroup.comの管理人KM、閉鎖について公式声明をリリース

前のエントリに続いて、WinMXGroup.comのKMが、閉鎖についての公式コメントを発表しているよ、というお話。おそらく、これまで彼を奮い立たせてきたのは、WinMXコミュニティの存在だろう。WinMXといえばかつては巨大なユーザコミュニティを形成していたことでも知られているが、現在ではその影もなかったりする。ユーザの多くが他のP2Pを利用し始めたり、新規の参加者が減少したりと言うことが考えられるのかもしれない。結局、現在では彼が支え続けようと思えるほどの魅力あるコミュニティではなくなってしまったこと、それに対して負担が過剰であること、そして、自分たちは何もしないのに負担ばかり押し付けて、非難してくることうんざりしたこと、そういったことが積み重なって彼はこれ以上サーバーを運営する気が失せたのだろう。

原典:WinMXGroup.com
原題:Official Statement
著者:King Macro
日付:29/06/2007
URL:http://www.winmxgroup.com/

公式声明(2007年6月29日)

本日、私は(WinMXGroup.comを)閉鎖した。

この決断に至るまで、かなりの時間がかかったが、最終的に、本日、そのオペレーションを停止した。私はこの閉鎖に先立って複数の人達に、これに備えるための通知を送っている。しかし、彼らは何もしないことを選んだ。それがこのパニックを引き起こしている。

FrontCodeがWinMXの停止を決断したとき、私は彼らに代わってこれを運営しようと決めた。そしてWinMXを運営し続け、その過程でいくつかの改善を加えたこともある。しかし、これは批判なしにはなしえなかった。そのあらゆるステップで、絶えず人々は私に対して悪意を持ったいかなることをもしてきたし、私を批判するためには何だってしてきた。

それでも、私はWinMXコミュニティが価値あるものと信じて、それにもめげずに私の時間と努力をと注ぎ続けた。しかし、最近になって思うのは、もはや救うだけの価値が見出せないということだ。かつての素晴らしいコミュニティは、ほとんどが口論や喧嘩ばかりになってしまった。かつて私が楽しみ、リラックスできた、ほんの小さなコミュニティでさえもはや変わってしまった。不満を言うか、質問するか、それくらいなものだろう。もはや、これまでいかなるときでも努力を注いできたものに、もうそうするだけの気持ちが湧かない。

なぜ、私が価値を見出せないという結論に至ったのか、を知りたい人もいるだろう。そんな人には、この閉鎖で起こった騒動を見てくれ、といいたい。あなた方のためになることを私がするようにあなた方が望んでいることの代わりに、私がしたいことに私の自由な時間を費やしたい、ということを自分勝手だと考えるのなら、そして、あなたのためだけに費やされる代わりに、そのほんのちょっとの余剰金を私のために使うのをわがままだと考えるのなら、それこそまさに、こうなった理由そのものなんだ。しかし、もしあなたが、私の時間は私の好きなように使うのが当然だと思うのであれば、明らかにあなたは少数派だ。

--King Macro, Head of WinMXGroup Operations

まぁ、最後の一文は、彼の心中を察するに余りあるなぁ。もし、チームだったら、もう少し違う結果になってたのかもしれない。

もちろん、彼が視野狭窄に陥っていることは間違いはないが、それは彼だけのせいではなく、状況による部分も大きいのではないかと思う。かつては、コミュニティとして活発であったWinMXも、そのコミュニティは次第に閑散としてきているのも事実。別のP2Pネットワークの存在やWPNの停止、かつてのWinMXユーザが利用しなくなったことなどによって、ユーザが離れていることに加え、そのユーザの質もコミュニティとしての参加よりも、単にファイルを探すためだけに接続してきているユーザが増えつつあるということも考えられるだろう。少なくとも、彼が価値があると信じてきたコミュニティは今は存在しない。

有志の管理人が、その情熱のよりどころとするのは、やはりユーザからの反応だろう。もちろん、1も2もなく賞賛してくれ、というわけではないだろうが、それでもユーザからのフィードバックがなければやっていけないだろう。おそらく、彼のそうした側面を支えてきたコミュニティすら、その機能を果たさなくなったのだろう。誰しもが彼のサーバに頼っているにもかかわらず、誰しもが彼に無関心な状況、彼はそう考えたのかもしれない。

そんな状況で、その相手のために自分のみを削ってでも尽くそう、ってのはやはりマザーテレサ級のお人よしくらいではないと勤まらないかもしれない(マザーテレサを悪く言っているのではないよ)。彼が止めるのも致し方のないことだろう。彼は誰からも強制されるわけでもなく、続けるも止めるも彼の自由なのだから。

一方で、ユーザの側も彼の望むような存在であるべきか、というとそうではない。この問題を考えるユーザもいれば、考えないユーザもいるだろう。現時点でも彼がサーバーを停止したことで接続ができなくなっているということを理解していない人達もいるだろう(それがさらに彼を落胆させることになったろうが)。でも、それも全て含めてコミュニティなわけで、そのコミュニティの総体としての方向性を変えるというのは、あまりに難しいことだろう。なすがままに、といったところ。唯一、変化をもたらせるとしたら、今回の閉鎖騒動のような、非常にインパクトの強いものなのかもね。まぁ、毒になるか薬になるか、偽薬であるかは全くわからないけどね。

結局は、その全ての結果としてこうなった、というより他はないのだろう。誰が悪い、という問題でもない。

ただ、1つ言うことがあるのなら、「お疲れ様、今までありがとう」。それでいいんじゃないのかな。

関連エントリ
WinMXキャッシュサーバWinMXGroup.com閉鎖:なぜ管理人は閉鎖したのか
WinMXの代理キャッシュサーバwinmxgroup.com突然の停止、ws2_32.dllユーザは不通に

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