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蘭ISP Leaseweb、ホストするBitTorrentサイトを停止するよう命令される

BREIN オランダのアンチ海賊行為団体BREINが、everlasting.nuという小規模なトラッカーサイトをホストするISP、Leasewebを相手取って、同トラッカーサイトの閉鎖およびオーナーの氏名、住所の公表などを求めていた裁判で勝利を収めたよ、というお話。このBREINという団体は、これまでもtorrentサイトをホストするISPに損害賠償を求めて訴えを起こしたり、小規模なtorrentサイトに対して訴訟をちらつかせながら閉鎖を迫ってきたという実績がある。今回の判決を勝ち取ったことで、さらに別のサイトの閉鎖を求めて、同ISPを訴えるとするBREIN、ちょっといきすぎな気もするけどねぇ。

原典:TorrentFreak
原題:BitTorrent Sites Safe Haven Under Threat
著者:Ernesto
日付:June 23, 2007
URL:http://torrentfreak.com/torrent-sites-safe-haven-under-threat/

TorrentspyやBTjunkie、Demonoidといった複数の大規模BitTorrentサイトのISPであるLeasewebは、(比較的小規模のBitTorrentサイト)everlasting.nuを閉鎖するよう命じられた。オランダの反海賊行為団体BREINによって行われた裁判の結果は、BitTorrent界隈の複数のキープレイヤーにトラブルをもたらしそうだ。

この判決への反応として、匿名のBitTorrentサイト管理人は、彼らがLeasewebを去ることを考えているとアナウンスしている。その他のサイトも、彼らのサイトがターゲットにされることを見越して、バックアップサイトのセッティングを行っている。大手BitTorrentサイトのある管理人は、こう述べている。

Leasewebはもはやそれほど安全な場所ではないようだ。我々は念のために、別の場所にバックアップサイトを設けることにした。

今週木曜、アムステルダム法廷は、everlasting.nuが、同サイトにてホストされているtorrentを介して、彼らのユーザが著作物をダウンロードすることを許すことで、構造的に著作権侵害を助長している、と結論付けた。

Leasewebの弁護団は、これらのtorrentが本当に著作物を示しているという証拠はない、と主張していた。彼らは、ライツホルダーがしばしばフェイクファイルをアップロードしており、.torrentファイルにつけられた名前は著作物がやり取りされていることを証明するには不十分であるという事実を指摘している。BREINは、それが本当であるならば、everlasting.nuはユーザに非常に不親切なBitTorrentサイトだろうと述べることでこの主張に応じた。裁判官はこれに同意した。

審議終了後、法廷は、Leasewebに対して、everlasting.nuを閉鎖し、そのオーナーの氏名と住所を提出するよう命じた。さらに、同サイトが再びオンラインに戻った場合、Leasewebはそれを削除しなければならないということ命じられている。

裁判官は何を根拠にeverlasting,nuが著作権侵害を助長しているという判決を下したのか、そして、これがLeasewebに干すとされるそのほかの全てのBitTorrentサイトのポジションにどのような影響を及ぼすのかについても、依然として不明なままだ。everlasting.nuが、彼ら自身のBitTorrentトラッカーを所有しているという事実が、判決における議論では持ち出されてはいない。果たして、この判決は、.torrentファイルをホストすることが、現在、違法であることを意味しているのだろうか?

BREINは確実にそう考えているだろう。彼らは既に別のBitTorrentサイトを閉鎖するために、Leasewebに対する訴訟を起こしたことを発表した。現在のところ、これがTorrentSpy、BTJunkie、Demonoidに対するものなのか、それともより規模の小さいBitTorrentであるのかは定かではない。

確かに、違法行為を助長しているのは、ほぼ間違いはないのだが、その証拠は?根拠は?といったところだろうか。ただ、ISPがこれを主張するのは理解できるのだが、torrentサイトの側からは言えないよねぇ。まぁ、Torrentサイトがそういっているわけではないのだけれどもね。ただ、今後のことを考えると、何を証拠とするか、とか、その根拠、について明確にする必要があるだろう。グレーなんだから、合法だ!いうわけじゃなくてね。結局、曖昧なままだと、まだ同じような訴訟で、同じような議論が繰り返されることになるし、Torrentトラッカーを運営する以上、違法なコンテンツをアップロードされることもありうるわけで、どこからその線引きをするか、と言う部分にもう少し突っ込んだ話が必要かなと思うのだけれどもね。

Torrentサイト側のスタンスとしては、いうなれば匿名掲示板サイトの管理人と言ったところだろうか。ユーザが好きに書き込めるから、たまには著作権侵害的なリンクが張られることもあるのだけれども、もしそれに抗議がきたら削除には応じます、でも、あまりに書き込みが多いから、張られたリンクを全て確認して違法か合法かを判断するのは無理だよ、といったところ。もちろん、この例えをそのままtorrentファイルとトラッカーの関係に重ね合わせるのは、ちょっと強引だけどそれでも主張としてはそんな感じ。

ただ、抽象的な話だと、それで通るんだけど、実際には真っ黒もいいところなわけで。Torrentサイト側の考えとしては、俺たちを何とかしようとすれば、通常の利用の範囲にまで影響を及ぼしかねないことを示すことで、その合法性を死守しようとする。一方で、著作権団体側の考えとしては、著作権侵害が起こっているのだから、その範囲内では確実に違法だ!と主張することで、より具体的な話に持っていこうとする。

まぁ、互いの話している次元が違うから、話が込み入ってくるのかしらね。

ちなみに、この件はさらに大きなTorrentサイトを巻き込んで話が進んでいきます。お楽しみに。

関連エントリ
オランダ:巨大Torrentサイトではなく、個人Torrentサイトを狙う著作権団体
オランダ反海賊団体BREiN、小規模Torrentサイトへの民事訴訟を拡大
torrentサイトをホストしていたホスティング企業に責任はあるのか

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