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アンチ海賊行為団体BREIN、ISPに大手トラッカーサイトDemonoidの閉鎖を求める

BREIN 数日前から最大手の登録制Torrentトラッカー Demonoidが停止しているよというお話。先日のエントリにあったようなISPに対するTorrentサイトのシャットダウン要求といった展開の真っ最中に、突然停止した、なんていうと多くの人がDemonoidがアンチ海賊行為団体BREINのターゲットになって閉鎖させられた?と心配してしまうかもしれないが、Demonoidによると、ハードウェアアップデートにてこずっているためのようだ。・・・と思いきや、事態はそれほど甘い状況ではなかったようだ。

原典:TorrentFreak
原題:Demonoid Offline For a Few Days
著者:Ernesto
日付:June 26, 2007
URL:http://torrentfreak.com/demonoid-offline-for-a-few-days/

先週、DemonoidのISPは、小規模BitTorrentサイトを閉鎖するよう命じられた。そして、今朝方よりDemonoidに接続できなくなっており、多くの人は最悪の事態を予測した。

しかし、現在のサービスの停止は、Demonoidのハードウェアトラブルによるもので、法的措置とは無関係のようだ。Demonoidチームは、現在彼らがハードドライブの交換を行っており、サイトが再びオンラインになるのに数日とかからないだろうとしている。

ライムラインによると、これは通常のハードウェアアップデート以上のもののようだ。この停止状態は、おそらくハードドライブの不具体によるものだろう。

Demonoid IRCチャンネルの公式アナウンスは以下の通り。

ハードドライブ交換に伴い、数日間サイトは停止します

現時点では、(訳注:ハードドライブの交換の失敗に伴って)データが永久に失われたのかどうか、また、再び稼動し始めるのにどれくらいかかるかは不明だ。ある管理人によると、ごく最近のデータが失われたという。グッドニュースとしては、データのバックアップが存在するということ、バッドニュースとしては、そのデータは2,3日前のものということ。

幸運なことに、Demonoidトラッカーはこの停止の影響を受けていない。現在でも、Demonoidは最も利用されるトラッカーであり、トラッカーが停止することによって、DHTやマルチトラッカーなくしては、クライアントの膨大な数のtorrentを利用できなくしてしまう、ということを意味する。

という話だったのだけれども、もしかしたら単なるハードウェアトラブルだけではなさそうなことが発覚した。前回のエントリで、Leasewebに勝利したことで、更なるターゲットを見つけて、ISP Leasewebに更なるTorrentサイトの閉鎖を求めている、と述べられているが、どうもそれがDemonoidだったらしい。

原典:TorrentFreak
原題:Anti-Piracy Organization Tries to Shut Down Demonoid
著者:Ernesto
日付:June 27, 2007
URL:http://torrentfreak.com/anti-piracy-organization-tries-to-shut-down-demonoid/

オランダの反海賊行為団体のBREINは、DemonoidのISP(Leaseweb)に対して、同サイトをオフラインにするよう求める召還礼状を提出した。Demonoidの現在の停止状態はハードウェアトラブルによるものではなく、おそらく他のISPへの意向を模索しているようにも思える。

昨日、我々はDemonoidの停止状態がハードディスクトラブルによるものであると報告した。しかし、現在、その停止状態の理由は若干複雑になっているようだ。

我々の予測どおり、Demonoidが新たな「安息の地」に移転しているのであれば、オンラインの復帰するのが数時間ではなく、数日かかると言うことも説明できる。

BREINの代表、Tim Kuikは、Demonoidの停止状態についてこのように語っている(オランダ語ソース)。「彼らはおそらくかくれんぼをしているのでしょう。私たちは、Leasewebに対して、Demonoidやその他の違法なサイトをオフラインにし、それを継続することを望みます。」

これは、BREINが大規模なBitTorrentサイトを相手にした最初のケースである。先週、同様のケースでLeasewebに対する訴訟で勝利を勝ち得たが、これはDemonoidにとってのトラブルを意味した。

この裁判で、アムステルダム法廷は、Leasewebにeverlasting.nu(訳注:オランダの小規模Torrentサイト)を閉鎖し、そのオーナーの氏名および住所を提出するよう明示している。さらに、同サイトが近い将来再びオンラインに戻ったときにも、Leasewebはeverlasting.nuを停止するよう命じられている。同様のことがDemonoidに対して生じようとしている。

TNOの調査によると、Demonoidのtorrentファイルの約94%が、著作物のダウンロードに利用されている。おそらくBREINは、Demonoidが主にコンテンツの著作権侵害的なダウンロードのために利用されている、と判事を説得するために、この数字を持ち出すだろう。

ということで、Demonoidが直接訴えられているわけではないにしても、間接的にその存在に対して、訴訟による閉鎖を求められているようだ。といっても、現状のDemonoidの状況を考えていると、おそらくLeasewebでの運営を避け、別のISPに移転することを検討、もしくはその作業を行っていると思われる。

前回のエントリでの決定に対して、ISPのLeasewebはBREINの要求には何ら根拠がない、と主張していた。しかし、Demonoidの場合には、TNOという調査会社の調査結果によるとDemonoidの約94%のtorrentファイルが違法なやり取りのために利用されている、とBREINは主張しており(オランダ語ソース)、この調査結果の妥当性は不明だが、裁判所を納得させられる可能性は高い。

ただ、それでもLeasewebは、everlasting.nuの閉鎖命令に対して、これ不服として上訴する構えであることを明らかにした。

原典:TorrentFreak
原題:Demonoid's ISP to Appeal Against BREIN
著者:Enigmax & Ernesto
日付:June 29, 2007
URL:http://torrentfreak.com/demonoids-isp-to-appeal-against-brein/

これまで報告されてきたように、オランダの反海賊行為団体BREINによる訴訟の結果、BitTorrent界隈の複数のキープレイヤーにトラブルがもたらされることとなった。この判決に関連して、Leasewebでホストされている他のトラッカーの管理人たちは、代わりとなるホスティング会社を探し始めた。

これらの顧客を安心させるためか、Leasewebは、everlasting.nuに関してなされた最初の裁判所の判決を不服として、上訴する方向で話が進んでいる。彼らは、この判決はインターネット上での表現の自由への規制であるとして、この判決は受け入れられるものではないと主張する。

さらにLeasewebは、これらのこととDemonoidの停止問題とは無関係であることを強調した。「今週、Leasewebは、Demonoidのオーナーとコンタクトを取ってはいない。」とLeasewebの弁護士が述べている。

同弁護士事務所はさらに、BREINがBitTorrentサイトを閉鎖するよう求めるのであれば、より確実な証拠を提示するよう要求しているという。「everlasting.nuへの判決がまかり通るのであれば、インターネット上での表現の自由はジョーク以外の何物でもない。」と弁護士は語る。

BREINの代表、Tim Kuikは、BREINの要請は根拠に基づいており、everlasting.nuは紛れもなく違法な行為に携わっていたことからも、Leasewebに勝ち目はないだろうとしている。Kuikはさらに、ファイルを違法に提供することは、Leasewebの主張するようなプライバシーや表現の自由とは無関係であると説明した。

『表現の自由・プライバシー』 vs. 『著作権侵害への対策』といったところだろうか。

確かに、Kuikの述べていることはごもっともなのだが、これはLeasewebの主張とはいささか論点がずれているような気もする。まぁ、わかってて外したという感もある。そもそもLeasewebは、著作権侵害だろうとなんだろうと、ISPがその責任において特定のサイトを閉鎖することをよしとするかどうか、というところに端を発しているのではないだろうか。Kuikは著作権侵害をしているのだから、閉鎖の要求は明確な根拠に基づいている、としているが、現在Torrentサイトやトラッカーを取り巻く状況として、それ自体が著作権侵害(またはその幇助)に当たるのか、という点について一致したコンセンサスが得られていない。それはオランダに限らず世界的に見てそうだと言える。

確かに、それが法律なり判決なりで明確に示されたのならともかく、現状のグレーゾーンにある状態で、ISPに閉鎖を求めるというのは、いささか行き過ぎの感もある。もちろん、それはISPの負担・責任という点でね。ISPにしてみたら、こんなものを受けていたら、今度複数の団体から同様の判断に困る要求がなされ、それについていちいち裁判に出ないといけなくなるかもしれない。そういうことを考えれば、おいそれと承諾しうるようなケースではないと思われる。

まぁ、それぞれに理解できる理由を掲げて、裁判に挑まざるをえないようだ。

ちなみに、現在のところ、Demonoidフォーラムのみがオンラインに戻った模様。登録していないので、何が語られているかはわからないけれどもね。

UPDATE(2007/07/04)

どうやらDemonoidがオンラインになった模様。移転したのかな?

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