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ZeroPaid、MediaDefenderの「Miiviは罠サイトではない」という弁解に反論

MediaDefenderMediaDefenderが運営していたMiivi.comというサイトがビデオ共有サイトが問題になっているのだけれども、前回のエントリでも紹介したとおり、彼らはこのサイトが研究目的の内部プロジェクトであり、それが不注意にも公開されてただけだ、と弁解した。しかし、それに対してこの問題を提起したZeroPaidが、「いやそのりくつはおかしい」と反論しているよ、というお話。

原典:ZeroPaid
原題:MPAA & MediaDefender Respond to Exposure of Fake Video Download Site
著者:soulxtc
日付:July 07, 2007
URL:http://www.zeropaid.com/news/8886/

MPAAは、Miiviを背後で操っていたMediaDefenderとのいかなる関係をも否定している。そして、MediaDefenderはMiiviを「ビデオに関連した内部プロジェクト」であるとしている。

現在では消滅してしまったBitTorrentビデオダウンロードサイトMiivi.comに関連した現在進行中のサーガ、その不正に関して、MPAAはその背後に潜む企業とのいかなる関係をも否定した。一方、Media DefenderはMiivi.comを「ビデオを含んだ」「内部研究開発用の」サイトであり、「アンチ海賊行為とは何の関係もない」としている。

まぁ、Media Defenderがそれを「ビデオを含む内部プロジェクト」であり、「アンチ海賊行為とは何の関係もない」というのは正しい。では、整理してみよう。

この企業、自分たちをどのような存在であると喧伝しているか、だ。「世界中のコンテンツオーナーのための、誰もが認める選択肢のプロバイダーであり、そして、P2Pアンチ海賊行為企業として有力な地位を占める」企業であり、さらに「、あらゆる主だったレーベル、主だった映画スタジオ、ゲームパブリッシャー、ソフトウェアパブリッシャー、アニメパブリッシャーと契約を結んでいる」と言う企業が、「バットマンビギンズ」や「300」のフルレングスの映画のダウンロードを提供するサイトを作ることを、単なる「内部研究開発」プロジェクトの一部であったと主張している?さらに、MPAAは「全くその会社と関係がない」と主張している?

ArsTechnicaとのインタビューにおいて、MediaDefenderのRandy Saafはこう語っている。「MediaDefenderはビデオを含む内部プロジェクトに取り組んでいました。しかし、それは人々がアクセスでき、パスワードで保護されたサイトではありませんでした。それは、単にその視点のかけた不注意によるものです。これは罠サイトではありませんでした。そして、我々はこれに関してMPAAと共同していたわけではありません。事実、MPAAはその存在すら知らなかったのですから。」

Aresは、それが単に「内部プロジェクト」でしかないのであれば、なぜ、このドメインのwhoisレジストリから全てのコンタクト情報を削除したのかを指摘している。Saafはそれがハッカーとスパムのためだと説明する。「それが発覚した後、ハッカーからの攻撃、人々が我々にスパムを送りつけてくることを恐れたために、当社はサイト上の全てのものを非公開にすることを決定しました。」

ComputerWoldのインタビュー記事によると、Saafは次のようにもコメントしている。「Miivi.comを閉鎖するという決定は、ブログの投稿や、とくにDiggなどのようなサイトに掲載されたことで沸き起こった反応のためになされました。」そして、「人々は我々のサイトをハックし始めたのです。それは大きな混乱となってきました。『これらを焼き尽くせ』という心理状態に至ったのでしょう。」
んー、よくわからんね。

このサイトの本当の意図が、単に「内部プロジェクト」であったのか、用心していないユーザを取り押さえるために計画されたのかは、わかりようがない。しかし、彼らが言うように「火のないところに煙は立たない」わけで、アンチ海賊行為企業が、映画のダウンロードや、「(訳注:ダウンロード)プロセスの高速化」を謳うクライアントを提供するサイトを作るにいたって、悪事をたくらんでいると考えることは、本当に突飛な考えだろうか?

さらに、MPAAの複数のメンバースタジオが、かつて確実にMediaDefenderを利用している。それでも、MPAAが「関係はない」と言うことを信じろというのは難しい話だ。

MPAAは、アンチ海賊行為企業に、新たなアンチ海賊行為サイト、戦略をテストするために、保有するビデオのフルレングスのダウンロードを常に許しているのだろうか?それとも、それらは始めはサイトを一般には公開せずにしておかなければならないのだろうか?

企業は、著作権所有者の作品を他者からダウンロード可能な状態にするに際して(内部ネットワーク設定であったとしても)、著作権者からの許諾を必要とはしないと考えられているのだろうか?

Saafは彼の会社が、「実際には存在しない問題に対して論争を引き起こすために、『猥褻で、名誉毀損するBitTorrentブログ』によって不当に標的と」とされた、と反論する。しかし、単にそのような露骨なアンチ海賊行為のための罠サイトの作成ではなく、本当に「内部の研究開発」目的であったとしても、問題はないと言い切れるのだろうか?

適切なパスワード保護、シンプルな免責警告さえない、それはまさしく公式サイトである。そして、疑いを持たない人たちに、このリーディングアンチ海賊行為団体の監視の下、そこでのダウンロード、さらに「スピードアッププロセス」のためのクライアントを提供したことが、ここでの本当の論争なのである。

さらに、本当の問題-そしてあまりに難しい問題-は、もしあなたや私がこのビデオダウンロードサイトをセットアップしたとして、我々はMPAAからの「金をよこす気がないなら今すぐ止めろ」警告状を受け取らずに済むのだろうか?

そして、MPAAはMediaDefenderとの関係を持たないという割には、たとえ「社内」であっても、MediaDefenderがMPAAのコンテンツをダウンロードさせるために提供したことを、問題視してないのだろうか?いやいや、にわかには信じがたいね。

至極ごもっとも、といったところで。確かに、MPAAに無断で内部での利用とはいえ、MediaDefenderが実際の著作物を利用していたとすれば、それは著作権侵害に値するのでは?という問いは頷ける。実際に利用してみたであろうZeroPaidが、ここまで強く言うということは、やはり本物の著作物がMiivi.com上にアップロードされていたのだろうか(それもMediaDefenderの手によって!)。

さらにいえば、今回の件でMediaDefenderに対するスパムや、当該のサイトへのハックを懸念して、サイトを閉鎖したというのも、非常に無理のある話。これまで、全くそのような兆候のない企業がアンチ海賊行為的な罠サイトを仕掛けたとなれば敵意むき出しの群集に攻撃されるのかもしれないけれど、これまでアンチパイラシーソリューションを数々提案し、実行してきた企業が、いまさら、ユーザからの攻撃を恐れるなどと言うのは、あまりにこじつけだろう。

まぁ、もはや弁解が穴だらけであっても、これが罠サイトであったなどとは死んでも認められないMediaDefenderとしては、この主張を貫き通す以外に道はないのだろうけどね。

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