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The Pirate Bayを取り巻く陰謀

The Pirate Bay先日お伝えしたように、The Pirate Bayは児童ポルノを配布しているとして、スウェーデン国内からのアクセスをフィルタリングされそうになっている。しかし、この話、それに関わる複数のキープレイヤーの存在を詳しく見てみると、やはりそれが児童ポルノの問題と言うよりは、単にThe Pirate Bayへのアクセスを遮断するために、児童ポルノが口実にされているだけ、という感じがするよ、というお話。The Pirate Bayを閉鎖させようとする試みそれ自体に対しては、否定しうるものではないが、そのやり方があまりにひどい気もする。海賊を取り締まるがあまり、そのやり方が海賊よりもひどいというのでは目も当てられない。

原典:TorrentFreak
原題:The Pirate Bay Conspiracy
著者:Ernesto
日付:July 07, 2007
URL:http://torrentfreak.com/the-pirate-bay-conspiracy/

スウェーデン当局とアンチ海賊行為団体は、The Pirate Bayを閉鎖するために、行き過ぎた手段をとっている。彼らの最新のトリックは、海賊行為との戦いのツールとして、児童ポルノを用いることである。それは倫理的問題?いや違う。それは効果的?おそらく。The Pirate Bayに関わる陰謀の背後にいる人達を探ってみることにしよう。

The Pirate Bayの管理人Brokepは、人気のBitTorrentトラッカーに対する陰謀を企てるキープレイヤーを特定した。

まずなんといっても、スウェーデンのアンチ海賊行為ロビー団体。彼らはストックホルムの公式会議で、児童ポルノがアンチ海賊行為問題のために利用できると述べている。大半の人達は、児童ポルノそれ自体は問題だと考えるだろう。しかし、それをインターネットのフィルタリングに利用するとなると、胸糞悪い。そんなことをするよりも、彼らはそのようなものをアップロードする人物を逮捕することにこそ、時間を費やすべきであろう。それとも、彼らがThe Pirate Bayを閉鎖させるための議論を進めるために、彼ら自身がそのようなものを必死にアップロードしているのだろうか?そうではないことを祈りたいが。

The Pirate Bayをめぐる陰謀の第2のプレイヤーは、Stefan Kronquistである。彼は、国家犯罪警察のIT犯罪部門ではたら手いる。The Pirate Bayの管理人Brokepによると、StevenはThe Pirate Bayの担当のようだ。Brokepは以下のように付け加える。「Stefanは、彼らが不当に妨害することを認めたKopimi.comへのフィルタリング措置について、彼らと戦った私にひどく腹を立てているのだろう。」

最後に忘れていはいけないのは、前法務大臣のThomas Bodstrom。彼はスウェーデンをオーウェリアン的な(訳注:全体主義的な考えに賛同する、と言ったニュアンス。くわしくはこちら)国家に変えようとしたことで知られ(そして嫌われて)いる。米国がThomas Bodstromに対して何らかのアクションを起こすよう緩やかに圧力をかけたことで、彼の責任の下でThe Pirate Bayへの強制捜査を行っている。「彼は本当に我々を嫌っていて、閉鎖を望んでいるのだろう。」とBrokepはいう。「昨年の選挙のとき、彼が選挙の負け組におり、大臣の職を失ったことを祝うために、The Pirate Bayのロゴを彼の顔にすげ替えたくらいだもの。」

現在、この前大臣がインターネット上のフィルタリングに密接に関わっていることが明らかになっている。Brokepはこう語る。「彼は非政府系団体のECPAT委員会のチェアマンであり、その団体は、オンライン上の児童ポルノをコントロールするために警察と共同して働いている。さらに、児童ポルノ担当とも密接な関係にあり、児童ポルノのフィルターに非常に貢献している団体でもある。これは単なる偶然の一致だろうか。彼は(訳注:我々に対する)私怨と政治的な悪意、そしてそれ(訳注:我々のサイトをフィルタリングリストに追加すること)をコントロールする権力を持っている。」

現在、これら3名のキープレイヤーが、The Pirate Bayをスウェーデンでのビジネスから追い出そうという再度の試みのために協力し合っているようだ。あぁ、勇敢なり、でもそのやり方はスマート?

確かに、このような間接的なやり方もそれなりの効果を挙げると言う意味では、間違いはないだろう。しかし、本来の目的とは別の目的を手段として持ち出して、本来の目的を達成するということに問題がないとはいいがたい。あまりに帝国主義的な発想。

児童ポルノのためのフィルタリングリストの権威を保ちたいなら、このような恣意的な運用はすべきではない。また、本来の目的を隠して、このような恣意的な運用を行うべきではない。コントロールしたいなら、それそのものをコントロールするために術を手に入れるべきであり、それが手に入れられないのであれば、素直に諦めるか、別の手段を探すべきだろう。

確かに著作権侵害が是正されるべき問題だろう。しかし、そのために、多くの問題を生じさせ、多くのものを失うのでは、あまりに釣り合いが取れていないと言わざるを得ない。

関連エントリ
The Pirate Bay、児童ポルノを口実にアクセスを遮断される?

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