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Mac版uTorrentはMac版Azureusより高速?

uTorrent 始めに断っておくと、MacバージョンのuTorrentはリリースされてはいない。TorrentFreakではリークを手に入れて、それをレビューしているけれども、今回のお話は、uTorrentはAzureusよりはるかに高速だ、というデータが、匿名のソースよりSlyckにもたらされたところから始まる。しかし、そのデータ、どれほど信頼してよいものか・・・ということに関して、AzureusのJill BianRosaやSlyckのThomas Menneckeの推測をへて、TorrentFreakのErnestoが実際にテストをしているよというお話。結論から言えば、Mac版AzureusよりMac版uTorrentが速いというのは、非常に限定された状況でのみ見られるもので、現実的にはそれほど大きな違いがみられない。ただし、uTorrentのウリである、CPU使用率、メモリ消費等に関しては、uTorrentにアドバンテージがあることが示されている。

原典:Slyck.com
原題:Mac μTorrent: Smaller, Faster than Azureus?
著者:Thomas Mennecke
日付:July 10, 2007
URL:http://www.slyck.com/news.php?story=1531

μTorrentは、現在利用可能なBitTorrentのうち、最も高い人気を誇るクライアントである。それは低メモリ、CPU消費によって競争相手に抜きん出ている。機能に関しては、その主要な競争相手、Azureusによりは足りない部分もあるが、uTorrentの軽量性はこのクライアントをスターダムな地位を即座に勝ち得るのを促した。それはすばらしい、でもPCに限っては、だけど。

P2Pの歴史において、マックユーザは、歴史的にほんのわずかな選択肢しか持ち得ないことがほとんどであった。彼らは、FastTrackやNapster全盛のころはほぼ見落とされてきた。しかし、続くGnutellaやBitTorrentの時代は彼らに優しかった。共にJavaベースアプリケーションであるLimeWireとAzureusは、クロスプラットフォームの互換性を確実にし、マックユーザ、PCユーザの両方の層で確かな人気を築いた。

μTorrentは、軽量アプリケーションの需要が非常に高いことを証明した。Linux、BEOS,マックのために設計されたBitTorrentクライアント、Transmissionは、この高い要求を利用し、それによって人気のあるオルタナティブOSクライアントの1つとなった。混雑するP2P市場ではあるが、しかし他のクライアントのための余地はないのだろうか?

先月、Mac OS版μTorrentのベータテストバージョンがリークされ、ニュースとなった。2006年12月にμTorrentがBitTorrent Inc.に買収されて以来、同社はこのクライアントをMac環境でも利用可能にするため、熱に浮かされたかのように取り組んできた。Mac環境での競争は厳しい。Azureus、Transmission、Xtorrentが全てを支配している。もし、μTorrentがより強いインパクトをこの状況に与えたいのであれば、それが2005年にWindows環境でヒットしたときと、同じ特性を持ち込まなければならない。

Slyck.comは、この開発に関わる情報源から匿名で、Mac版Azureusと、Mac版μTorrentとの統計的な比較データを提供された。データは、メモリ、CPU消費量や最大/平均ダウンロードレートに関するものである。

Azureus/Vuze Macintosh
Max Rate Seen: 297 KB/s
Average Rate: 235 KB/s
Consumed RAM: 155 MB
Average CPU: 20%

μTorrent Macintosh
Max Rate Seen: 840KB/s
Average Rate: 698 KB/s
Consumed RAM: 14 MB
Average CPU: 6%

これらの数値が正確であれば、μTorrentはAzureusよりも高速であるだけではなく、リソース消費においても非常に軽量であることを示すだろう。Slyck.comは、AzureusのCEO、Jill BianRosaにこの件についてコメントを求めてみた。彼は、この調査結果の有効性に対して異議を唱えた-特にダウンロード速度に関して。

「我々はこのような統計データがあることを知らなかったが、明らかにこの有効性は疑わしい。BitTorrentはスタンダードであり、クライアントは、その設計によって、転送速度を最適化する方法が制限されている。我々は、PeerExchangeといったプロトコルを最適化する機能を実装している。しかし、もしこれが嘘でないなら、見る影もないくらいにプロトコルの『質を低下させること』(そして、プロセスに適合/互換させないこと)なく、このような大きな違いが得られるというのは、これらの数値を非常に疑わしいものだと考えざるを得ない。」

「人々は、実装されている機能に基づいてBitTorrentクライアントを選択するべきである。同様にいえることは、あるインターネットブラウザーが他のものよりも高速だと主張していたとして、誰が実際にその違いに気付きうるのだろうか?そう、機能と使いやすさこそが、違いを生み出す部分なのである。」

情報源によると、このテストは、Vuzeポータルを通じて、同一の『トランスフォーマー』HDトレーラーをダウンロードすることで行われたという。確かにダウンロード速度は驚異的に見える。しかし、これはμTorrentがメインライン(訳注:BitTorrent Inc.が提供する公式クライアント)のDHTネットワークオーバーレイと共存しているという事実に起因することが考えられる。Azureusは、それ自身のDHTネットワークオーバーレイのみを保持しており、それはメインラインのものよりも小規模なものである。さらに、当該のTorrentは、おそらく膨大な数のseederとpeersをもち、過剰なほどのダウンロードソースを持つことになる。これが膨大な数に上るメインラインユーザと結合し、高速なダウンロード速度は説明されるだろう。このような利点は、より一般的なtorrentにおいても得られるか、というとそれほど容易なことではないと思われる。

Mac版のμTorrentが公式にリリースされているわけではないため、この提供されたデータを確かめることはできない。しかし、これは、今後起こるであろう新たな展開に対する魅力的な洞察をもたらすものだろう。

うーん、ここまでの速度差というのは一概には信じがたい。個人的にはJillの説明よりも、Slyckの推測のほうが納得できるかも。やはり、一般的な状況では、それほど差がないと見るのが妥当だろうね。

それについて、TorrentFreakのErnestoは実際に検証している。彼は、先日ベータ版のμTorrent for Macを入手し、そのレビューを行っていのだが(ちなみに、ErnestoはこのuTorrentを大絶賛していた)、そのレビューの中でErnestoは、xTorrentやTransmissionに比べると非常に高速ではあったが、Azureusに比べると大差はないとしている。Slyckの匿名のソースが提供したデータと一致しないデータに、彼は実際の環境で、複数のtorrentを使って検証することで、これを明らかにしようとした。

原典:TorrentFreak
原題:uTorrent Mac vs. Azureus Mac
著者:Ernesto
日付:July 10, 2007
URL:http://torrentfreak.com/utorrent-mac-vs-azureus-mac/

私は、Mac版BitTorrentのαバージョンをテストできるポジションにある。そして、私はMac版のAzureusをテストしても見た。結果は明らかにμTorrentの優位を示すものであったが、しかしそれは、BitTorrent Inc. 匿名のソースによって提供された統計データほど劇的なものではなかった。

私自身による比較を行うため、両クライアントを全く同一の環境で使用することにした。この結果は、異なるファイルサイズ、異なるスウォームの3つの.torrentのダウンロードに基づく。結果は以下の通り。

Azureus Mac
Max Rate Seen: 1.42 MB/s
Average Rate: 769 KB/s
Consumed RAM: 130 MB
Average CPU: 18%

μTorrent Mac
Max Rate Seen: 1.28 MB/s
Average Rate: 788 KB/s
Consumed RAM: 16 MB
Average CPU: 7%

結果は明確だ。まず、AzureusとuTorrentのどちらがより高速なダウンロードが可能かは判断し得ない。おそらく、科学的手法を用い、制御された環境では違いを見出すことはできるだろう、しかし、現実の環境ではそのような違いを見出すことはできない。1つ明確なこととしては、Slyckの匿名のソースによって報告されたダウンロード速度の差異は、なんら意味を成さないということである。

我々がこの2つの比較から見出せることは、Mac版uTorrentは、Windows版のものと同様に、CPUやRAMを消費しないということである。これは私にとって、uTorrentがリリースされるやいなや、それ試してみる確固たる理由となる。それは、他の多くのBitTorrentユーザにとっても同様であろう。

ということで、BitTorrent Inc. 匿名のソースから提供された統計データはあくまでも、特別な条件化での得られる高速さでしかなく、たいていの場合にはその差は体感できるほど大きいものではないのだろう。もちろん、Ernestoのいうとおり、確かに科学的な、統制された環境でのテストが行われれば、違いは明白に見られるのだろうけれども、そのサイズ自体は現実に体感できるほど大きく、安定しているものではない。まぁ、Jillが言っていたように、このような不安定な速度差によって選択するよりは、機能と使いやすさをもって選択するほうが有益だろう。

そういった面では、Slyckのデータ、TorrentFreakのデータをあわせて考えると、一貫してuTorrentのメモリ、CPU使用率の低さが伺える。低負荷、コンパクトがウリのuTorrentはMac版でも健在だ、といったところだろうか。個人的には、その点を持ってuTorrentを推したいかなと。

ただ、現在のところ、uTorrentの公開は未定。これをレビューしたTorrentFreakのErnestoによれば、この出来ならそれほど遠くない日にも公開されるかもしれない、とのこと。

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