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米国議会:大学はキャンパスネットワークにP2Pフィルタリングを導入せよ

これまで、大学当局は度重なる著作権団体の攻勢にあっている。RIAAの独自の調査によって違法ファイル共有ユーザの氏名等の情報を提供せよと要求したり、然るべき義務を怠れば大学側が罰せらせるぞと脅かしてみたり、起こしてもいない訴訟をちらつかせて警告状を特定のIPアドレスのユーザに転送せよ、とかやりたい放題。それでも一部の大学は、RIAAに対して、情報開示を求めるならば然るべき手順で行うべしと、その要求には従わないことを明言している。そのような大学側の抵抗にあってか、次の戦略としては法律を変えることで、大学側にP2Pファイル共有の取締りを義務付けるよう議員に働きかけているよ、というお話。そして、その意向に沿った法案が提出されているようだ。

原典:P2P Blog
原題:Senator wants to force universities to install P2P filters
著者:Janko Roettgers
日付:July 23, 2007
URL:http://www.p2p-blog.com/item-334.html

Mistakengoal.comは、最近のHigher Education Reauthorization Actの改正に関する、非常に興味深い記事を掲載した。民主党上院議員であり、上院院内総務のHarry Reidは、「キャンパスベースのデジタル窃盗防止」という改正法案を持ち込んでいる。改正では、基本的に政府補助金を受ける全ての大学における著作権侵害の状況を追跡し、その結果最も悪い記録が残された大学は、著作権侵害に対する率先的な措置を取ることを強制される。

Reidは、DMCAテイクダウン通知をもっとも受けることとなった25の大学-RIAAが今年初めに発表したリストと著しく類似したもの-を選出することを望む。これら25の大学は、学生に対して著作権を教えなければならなくなり、これらの講義の成功について連邦政府にレポートを提出しなければならない。もし、その講義が十分でないとされれば、アンチ海賊メッセージの度合いを強めなければならない。

しかし、これで全てというわけではない。大学は、学生のネットアクセスにも規制を敷かなければならない。提案された改正案によると、

各々の資格のある機関は、(訳注:教育)長官に、同機関が違法なダウンロードまたは知的所有物のP2Pによる配信に対して、テクノロジーに基づく抑制力を実装する計画を作成したという証拠を提出しなければならない。

Safemadiaのような企業や、エンターテインメント産業のロビイストはワシントンにおいて、キャンパスでのP2Pフィルタリングを法によって命ずるためのラウンドを開始している。このような努力は、成果を挙げつつあるようだ。

しかし、実際に高等教育の現場で働いている人々は、このような考えをどう思っているのだろうか?Mistakengoal.comは全くもってこの考えを嫌っているようだ。

連邦議会議員でもなく、教育長官でもなく、我々こそが、我々のキャンパスと、我々の学生のためすることのできる最良のことを判断し、実施できる立場にあるのは明らかである。それは技術的なデバイスを含むかもしれないし、そうではないかもしれない。しかし、その権限は委譲されてはならない。どうかあなたの上院議員と連絡を取ってほしい。RIAA、MPAA、その他の団体に我々のキャンパスの隅々まで管理させないようにしよう。

個人的には、大学は大学の然るべき責任の下で違法行為を抑制すべきだとは思うけれども、それは強制されるべきことではない。確かにキャンパスネットワークは違法ファイル共有の温床となっている。しかし、それに対してRIAAやその他の著作権団体は、それを何とかするための手立てがないわけではない。

また、安易にフィルタリングという言葉を用いているが、実際に可能なのはP2Pの禁止でしかない。確かに、違法ファイル共有を問題にしているけれども、実際には違法なファイル共有のみを防ぐのはまず難しい。そうなれば、P2Pファイル共有自体を不可能にすることしか手立てがない。もちろん、著作権団体にしてみれば、それでいいのである。彼らにしてみれば、P2Pネットワークが大学内から排除されたところで、不利益を被るのは彼らではないのだから。

もちろん、大学側が率先してP2Pを塞ぐというのであれば、それはそれで致し方のないことである(もちろん、それはそれで問題を議論すべきことであるが)。しかし、それは外部の利害関係者によって強制されることではない。大学は大学の信ずる教育、研究の信念に基づいて行動すべきである。

また、25の大学を選出する基準も、あまりに恣意的な利用が可能な方法である。ある意味では、著作権団体によって首根っこを掴まれている状態とも言える。我々に逆らえば、DMCAテイクダウン通意を送りつけるぞ、と脅迫することも可能になる。

「RIAA、MPAA、その他の団体に我々のキャンパスの隅々まで管理させないようにしよう。」本当に同感だ。

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