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米国:19歳の少女、映画を20秒間録画したとして逮捕

映画『トランスフォーマー』を見たがっていた弟に、私は見てきたよ、と自慢するためだろうか、映画のクライマックスシーンをデジタルカメラで撮影した19歳の少女が、映画への海賊行為の容疑で逮捕され、最高懲役1年、罰金2,500ドルの可能性に直面しているよというお話。彼女が撮影した場面は20秒。海賊盤を作成するためでも、YouTubeにアップロードするつもりだったわけでもない。そして、彼女を逮捕することで、映画産業が声高に訴えてきた甚大なる損害を回復されるものでもない。

原典:TorrentFreak
原題:Teen Arrested for Recording 20 Second Movie Clip
著者:Ernesto
日付:August 02, 2007
URL:http://torrentfreak.com/teen-arrested-for-recording-
20-second-movie-clip/

19歳の少女、Jhannet Sejasは、彼女の弟に見せるために映画『Transformer』を20秒間のクリップを録画したと同時に、警察に逮捕された。彼女は現在、最高1年の懲役、最大2,500ドルの罰金を科せられる可能性がある。

Sejasは、アーリントンの劇場で彼女のボーイフレンドと19回目の誕生日を祝っていた。彼女が短いクリップを録画した数分後、警察が飛び込んできて、「海賊行為」の容疑で彼女を拘留した。Sejasとボーイフレンドはすぐさま警察に付き添われて映画館の外に出された。何が起こったのかすら理解できず混乱したまま。「私は叫んでいました。私はこれまでこんなトラブルにあったことはなかったのですから。」と、彼女は警察署に連行されている最中のことを話す

もちろん、Sejasにはその600ミリ秒のクリップを販売するという意図はなかったし、YouTubeにアップロードするつもりもなかった。彼女がしたかった唯一のことは、彼女の13歳の弟に見せることだった。彼女の弟は映画を見たくて仕方がなかったのだそうだ。不幸なことに、劇場のオーナーは誰しもが海賊になりうるとして、新たに、いかなる違反をも許さないポリシーを導入したばかりだった。

米国映画館主組合(National Association of Theater Owners)代表のKendrick Macdowellはこれに関して、「私たちは、劇場のマネージャーに対して、何を許容べきかという裁判官や陪審員であるよう教育することはできません。劇場マネージャーはその(映画の)窃盗の良し悪しを区別することができないのです。」と語る

盗みの良し悪し?イカれてやがる!こいつは、自分が何について話しているのかわかっちゃいない。もし、全ての劇場オーナーがこのように観客を扱うのであれば、いまよりずっとお金を失い始めるだろう。彼らが批判しているのは誰だ?そう、海賊だ。

Sejasは今月末、許可なく映画を撮影したとして裁判にかけられ、最大1年の懲役、最高2,500ドルの罰金が科せられる可能性がある。あまりに信じがたい。

ここでは、詳細は割愛されているが、当初劇場の従業員がそれに気づき、マネージャーがカメラを取り上げ、警察を呼んだ、というのが事の顛末らしい。警察の発表によると、劇場側の要請に基づき、立件したとのこと。

冒頭にも記したが、彼女は弟に見せるために、デジタルカメラでクライマックスシーンを20秒間撮影した。もちろん、これは違法行為ではあるのだが、しかしそこまで躍起になって逮捕だ裁判だと騒ぎ立てるほどのことだろうか。

劇場のオーナーも取り上げたデジカメを見て、たかだか20秒の動画であることは確認しただろう。それでも彼は訴えることにしたのだろうか?そこに何のメリットが存在するというのだろうか?

MPAAは映画海賊行為によって甚大なる侵害を受けているとして、ロビィ活動の末に(そして他の条項との抱き合わせの甲斐もあって)Family Entertainment and Copyright Actを成立させた。これによって、映画の盗撮や上映期間前、期間中の映画のファイル共有などを禁じることができた。しかし、その背景にあったのは、MPAAが声高に訴えてきた(あるんだかないんだかわからない)甚大なる損害であった。

では今回のケース、デジカメで映画を20秒間撮影したSejasを検挙することで、映画産業の損害が1セントでも回復するのだろうか。残念ながらそんなことはないだろう。むしろ、善良な(そして少し羽目をはずしてしまう)2人のカップルを失い、この報道を知った多くの人に不信感を与えることになっただけだろう。

このケースが示す教訓は、結局のところ、法案成立当初の高尚な目的と、それが妥当な範囲で運用されるなどという口約束はいつだって忘れ去られる、ってことかもね。いったん可決されれば、ほとぼりの冷めたころにそれを最大限に利用することになるのだろう。たとえそれが何のメリットがなかったとしても。なぜなら、彼らにとって著作権ってのは一般市民には絶対不可侵なる神聖なもの、なんだろうからね。触れるだけでもおこがましい、ってところかしら。

ちなみに、このデジカメはボーイフレンドの妹のものなんだとか。19歳の誕生日の記念を収めようとしたカメラで、ちょっと画面を写してみた、その程度の他愛ないことなんだろうけどね。

**追記**

はてブ以下のようなコメントをもらった。

最大値で量刑を書いている時点で煽り臭がにおってくるわけだけど。/でもってこれが通ったら今度はバカが「20秒までの撮影は合法」とか言い出す予感。

OK、煽ってるよ。それでも判決が出されていない以上、最大量刑で語ってもいいんじゃない?

で、後半。「20秒までの撮影は合法」なんていいだしたとしても、拘束力なんてないんだから、実際には何の意味もない。たとえば、速度超過で捕まって、他の奴らだってみんなスピード違反してるじゃないか、というのが何の意味もないように。別に認めろといっているわけじゃない、ただ、ちょっと羽目を外した程度なら、厳しく注意してその映像を削除させるだけでもいいじゃないかということ。それでも「20秒までの撮影は合法」なんて言い張って拒むのであれば、それは然るべき措置をとってもいいとは思う。

そもそも、この法律、FECA自体が海賊業者(やネット上への海賊版の流出)を防ぐために成立したわけで(さらに、DVD規制への反発を緩和するためのご都合主義的な側面もあるし)、市民の私的複製まで制限していいのか、という議論だってある。映画海賊天国と揶揄されているカナダでも同様の議論があるし、しかもそれは現在進行形だ。

ともすれば、市民の私的複製を制限してしまうけれども、それを隠れ蓑にした海賊業者が跋扈しているからこそ、劇場での盗撮行為を原則禁止にしようという話になっている。あくまでもターゲットは海賊業者、そんな中で、結局は一市民が私的複製のために(羽目を外したとはいえ)20秒程度撮影したくらいで逮捕、というところまで行き着けば、やはりこのような議論は考え直さなければならない、という流れができるかもしれない。少なくとも、EFFあたりはそう考えるだろう。

結局、誰にとってどのようなメリットがあるのかを考えれば、杓子定規でこのような運用をすること自体が馬鹿馬鹿しいと思える。

ちょっと言い足りなかった部分もあったので、補足って感じです。

Trackback

19歳の誕生日に映画を見に行った少女、逮捕されて懲役1年罰金30万円
こんな最悪な誕生日も珍しいですね。誕生日のお祝いに友達に映画をおごってもらった少女が、映画を見てる最中に逮捕されてしまったそうです。詳細は以下。
2007.08.08 08:40 | らばQ
Trackback URL
http://peer2peer.blog79.fc2.com/tb.php/629-ee4a5e35

Comment

ttn | URL | 2007.08.07 18:53 | Edit
有名な言葉「法律というのは杓子定規でなければならない。役人というのは融通が利いてはならない、一箇所緩めば全てを許すことになる」
これは法というものを他者に守らせる上での根本原則みたいなものです。
たとえば「30秒ぐらいいいだろう」というのであれば「じゃあ、35秒は?」「1分は?」「1分30秒は?」と様々な事例を引き合いに出され、収拾が付かなくなるからです。
 万引きに例えれば、何百円以下のものであれば罪にならない、といった類の話ではないはずです。
 もちろん、被疑者の心情や背景などを考慮に入れて判決を下すことは重要です。ですが、この場合「私たちは1秒であろうと、子供であろうと盗撮行為を許しません」という明確な意思表示として捉えるべきだと思います。
heatwave | URL | 2007.08.07 20:46 | Edit
ttnさま

コメントありがとうございます。

言葉足らずな点があり、誤解を招いてしまったようで、その点はお詫びいたします。

確かに、法は厳格に運用されなければなりません。その点については、同意します。それゆえ、今回の件については警察に対する批判はしておりませんし、裁判官に対する批判でもありません。役人は法にのみ準じるべきであり、「被疑者の心情や背景などを考慮に入れて判決を下す」ことも法に則って行われるべきでしょう。

しかし、役人が融通を利かせてはならないという問題と、法律が適切であるかという問題とは別の問題です。いかに法が適切でなくとも、役人はそれに従わなければならないのですから。

今回のエントリで批判しているのは、劇場のオーナーであり、映画館主組合であり、MPAAであり、そして映画盗撮を取り締まる法律であり、その法律成立の背景です。

運用、という言葉を使ったことが誤解を招いてしまったのだと思います。ごめんなさい。ただ「運用」という言葉を使ったのは、劇場のオーナーに訴えるか訴えないかの裁量がある以上、それをどう使うかをもっと劇場のオーナーに考えてほしい、あまりに杓子定規の適用をすることに何のメリットがあるのか、ということを訴えたかったのです。

しかし、映画館主組合の代表の発言を見る限りでは、このような過剰な訴えは後を絶たないかもしれません。「私たちは1秒であろうと、子供であろうと盗撮行為を許しません」と意思表示し、そう実行するのは法に準じた行動でしょう。

であれば、私はその法律そのものを批判する、というスタンスです。この法律は主に商用海賊行為や、オンラインでの海賊行為による多大なる損害、損失を回復するため、という理由で正当化されています。『20秒』という時間を殊更に大きく取り上げているのは、その『20秒』のクリップがどれだけの損害を生むのか、その『20秒』のクリップが商用海賊行為と私的複製との区別がつかない数字なのか、という疑問からです。

映画スタジオの利益を守るための法律によって、映画スタジオの利益を侵さない私的複製によって少女が逮捕されたわけです。もちろん、映画海賊行為はそれを隠れ蓑にしてきたために、一律録画録音機器の使用を禁じるという法律ができたわけですが、映画産業側が分別なく、全ての行為を無差別に取り締まるという行動にでたことは、私の目から見れば過剰防衛だと思えるわけです。少なくとも、劇場側に訴える訴えないの裁量があるわけですから。

FECAが映画スタジオの利益を守り、消費者の行動を抑制する側面を持つのであれば、逆に消費者が自らの利益を守るために主張するのも大切なことです。

「法律というのは杓子定規でなければならない。役人というのは融通が利いてはならない、一箇所緩めば全てを許すことになる。」これは真実です。だからこそ、法律が適切かどうかを見極めなければならないのです。
またふと思ったんだけど | URL | 2007.08.07 22:59 | Edit
本来ならばその法律の取り締まる対象の範疇には入らないガキの悪戯とそのガキの悪戯を引き合いに出して自己正当化をはじめる悪意ある大人とはまったく次元が違う気が・・・
ガキの悪戯が許されたからと言ってその判例まではOKだろうなんて言い訳は小学生でも通用しないと思うけど・・・

そもそも万引きとこの件とはまったく関連がないし
盗んだ金額やその状況である程度量刑は決まると思うんだけど・・・

まぁ、法律語りたがる人はそういう意見は無視するんだろうけど・・・
ゆうじ | URL | 2007.08.08 00:55 | Edit
万引きの例えは「犯罪を犯したかどうか」という意味での引き合いでは?
 有名な話ではディズニーが小学校の卒業記念に書いたミッキーの壁画を著作権違反で消すように訴えた事例がありますが、あれと今回の事件は似ています。
 あの件が広がったおかげで「ディズニーは厳しい」という印象を世界に与えた訳で。それがよい影響か悪い影響かはともかく、世間に警告を与えることをするために、あのような行為を行ったと思います。
 今回も「たった数秒」でも「相手が子供であっても」盗撮は許さない、という映画会社の厳しい姿勢を見せるものじゃないかと思いますがいかがでしょうか?
またふと思ったんだけど | URL | 2007.08.08 07:53 | Edit
要するにたかが一企業のその総利益の0.1%にすら満たない(存在するかどうかさえ疑わしい)経済的損失が悪意のない行動を取った19歳の少女の感情や人権や未来よりも優先されると言いたいわけだよね?

経済的損失を与えている人間を取り締まるための法律が善良な一般市民の自由や権利を奪い取るっていうのはどうかと思うんだけど。

善良な少女を見せしめに生贄にして一罰百戒とするなんて倫理的にどうなのかなぁ・・・少女の人権や自由や未来を踏みにじってまで見せしめにするほど一企業の瑣末な利益って重要なの?

そういう話だと思うんだけどなぁ。

著作権を守るための法整備が進むのはいいことだろうけど、一般市民の利益のためにあるべき法律が一般市民に牙を剥くっていうのは明らかに異常なことじゃないかな。

法律は作ったらそれでおしまい、じゃなくてどんどん修正されていくものなんだよね。ガキの悪戯にまで適用されるのは明らかにおかしいわけで、そうならないようにちゃんと法整備を進めなきゃいけないよね。

って言ったって分からない人間に言っても通じるわけもないんだろうけど。
ttn | URL | 2007.08.08 13:24
わざわざのコメント返し、ありがとうございます。
で、ちょっと気になったのが「少女」といいつつ19歳(大学生?)なんですよね。成人と思ってかまわないわけで、いわゆる「分別の付かない子供」ではない、ということ。
 もう一点。罰金が最大で2500ドル。日本円で35万円。映画を見に行く余裕のある生活水準家庭であれば「一生を狂わす」ほどの金額ではないと思います。(おそらく量刑でかなり減額されますし、分納も認められますので)
 逆にこの元記事において恣意的な意図を感じたとしたらその2点です。まるで「何も知らない幼女が弟のために良かれと行った行為で、映画会社から人生狂わされるような莫大な金額を払わされるかもしれない」というイメージが先行していないでしょうか?(私も最初はそう読み取ってしまいました)

 私としては「やっちゃった事件にしては妥当だろうな」ぐらいの印象です。これが海賊グループだと罰金のケタが違いますから、その辺の区別は映画会社もしている事がよくわかります。
またふと思ったんだけど | URL | 2007.08.08 16:31
撮影した秒数や彼女の年齢が問題でないように金額の問題じゃあないんじゃないの?
たかが映画会社の瑣末な利益のために作られた法律が暴走した結果、人生これからってときに立派な前科がつくんだぜ?その責任は誰が取るの?

たかが最大35万の科料というが、前科がついただけで就けない職種もあればクビになる職業もある。悪ければ学問だって結婚だって何もかもオシャカだろ?

たかが35万だから黙ってろっていうのもまた随分な話だと思うね。

その「たかがそれくらいなんだから」とか「秩序を守るには仕方がない」って物言いがそもそもおかしいと思うんだけどね。
たかが映画会社の、それも取らぬ狸の皮算用の利益が少々損なわれたところで社会全体の利益を害したことにはならない。

著作権法は企業の金儲けを保護するためにあるわけではないということを思い出して欲しいね。まず作り手と作品を受け取る人間を保護する法律だということを思い出して欲しい。決して金儲けのために過剰な制裁を加えるためにある法律ではない。

金儲けは確かに重要だが二の次。少女の人生を天秤にかけるほどのものではない。

極端な話、映画会社が潰れたって何の問題もない。たかが映画館のカム撮り程度で大きな損失がでるような商業形態を見直すべきだね。
またふと思ったんだけど | URL | 2007.08.08 16:37
つっても解らないか。

そもそも俺の言ってる"たかが企業の利益を守るためだけに法律が便利な道具として過剰な勢いで振るわれているのはおかしいのでは?"って話は右から左にすーっと通り抜けてるみたいだし。

これ以上のお話は何も生み出さないね。

近いうち映画の内容のネタバレでしょっぴかれる時代が来るってことは確かだけど。
heatwave | URL | 2007.08.08 19:40 | Edit
ゆうじさま

コメントありがとうございます。

「厳しい姿勢を」示すのはいいのですが、そのためにこの法律を今回の件に適用してよかったのかどうか、という問題を考えています。

もちろん、法に則って逮捕、起訴することができるわけですから、法的観点からすれば何ら問題はありません。しかし、じゃあその法律は果たして正しく機能しているのか、という点に疑問を投げかける事件でもあると思っているのです。

「厳しい姿勢を見せる」ための見せしめにしては、あまりにも可哀想な話ではないかと思うのですよ。

ttnさま

またまたのコメントありがとうございます。

1点目、追記部分にもありますように、若干の煽りが入っています。ただ、「分別のない子供のしたことなんだから多めに見てあげてよ」というスタンスではありません。これが30代男性であれ、40代女性であれ、私は同じことを書いたでしょう。これが10代前半以下の子供であれば、別の書き方をしたでしょうが。

2点目、私は刑罰が重い、とは思っていません。実際に科せられる罰もそれほど重いものにはならないでしょう。ただ、「またふと思ったんだけど」さんのおっしゃるように、彼女の前科は残りますし、インターネットで検索をかければ、半永久的に彼女にしたことが残るでしょう。誰しもが検索するわけではないにしても、彼女が仕事をする、結婚をする、何かしら彼女が精査されるときに、このことは汚名として彼女の一生に付きまといます。私は彼女がそこまでのことをしたのか、ということに憤りを覚えるわけです。

罰金の桁に関しては、産業側の意図しない(むしろできない)部分だと思います。今回のケースでは商業的利益、および個人的な経済的利益を求めている犯罪ではないわけですから、上記の刑罰が適応されているだけで、海賊業者の場合は、180日間に合計1,000ドル以上の利益を上げているケースがほとんどですから、別の区分で罰則が適応されるだけだと思います。その辺は合衆国法典第18編第2319条の規定に基づいてのものだと思いますので、映画会社が区別しているわけではないと思います。
http://frwebgate.access.gpo.gov/cgi-bin/getdoc.cgi?dbname=browse_usc&docid=Cite:+18USC2319

またふと思ったんだけどさま

度々コメントありがとうございます。

まぁま落ち着いて。All Together Nowですよ。
人はわかりあいにくい生き物ですが、いつかは分かり合えると信じましょうよ。世の中、何が正しい、ということはないのですから。

ただ、何が正しいということがない以上、議論することは有用です。特に今回のケースで、何が誰にとって有用であるか、ということを考えると、あまりよいケースだとも思えませんよね。

もちろん、見せしめ的なケースであるのは承知していますが、見せしめにしてももう少し人を選ぶべきだったでしょう。たとえば、最初から撮影を始めて、警告しても止めない、削除しないという悪質なケースであれば、そういう見せしめ的な役割を演じてもらう、というのも理解できますが、今回のケースがそれに当たるかというと正直疑問です。

"たかが企業の利益を守るためだけに法律が便利な道具として過剰な勢いで振るわれているのはおかしいのでは?"という疑問は、私の持っている疑問と同じものなのでしょう。現代では、権利の拡大を叫ぶことは、ほぼ他の人の権利を縮小することになるケースも多いものです。たとえば、プライバシー権を拡大していくと、知る権利の縮小にも繋がります。しかし、それはまた逆も然りなわけです。

著作権の保護も重要です。しかし、それは企業の利益のためだけであってはなりませんし、市民の権利も保護されなければなりません。結局はどうバランスをとっていくか、という問題を永遠に考え続けなければならないのだと思っています。

>近いうち映画の内容のネタバレでしょっぴかれる時代が来るってことは確かだけど。

冗談に聞こえないところが怖いです。
それ以前の単純な話だけど | URL | 2007.09.16 10:08 | Edit
アメリカは良くも悪くも訴訟国家だから、映画を映したら逮捕するってことは、過剰なほど書いてあったんじゃないかな。
日本でも映画館の中や、映像の初めの注意に、撮らないでって出るからそれ以上じゃないかと思う。
それを無視したなら、悪質って事もいえるんだけど。


擁護する意見が多かったので、ちょっと腹立ち紛れに。

(でも考えるとレンタルビデオの生CD,DVDって同じようなものなんだよな。あれはOKで、この事件はNGってのもなー)
heatwave | URL | 2007.09.16 10:55 | Edit
コメントありがとうございます。

確かにその辺どうなんでしょうね。ただ個人的には、行為そのものの悪質さに注目してますので、個人の道徳的な悪質さというのは、また別なものだと考えています。

レンタルビデオに関しては、公開時期にすみわけができていますから、それほど市場に影響を及ぼすものでもないと考えているところもあるのでしょうね。その辺は、日本の映画盗撮防止法においても、公開後8ヶ月とされている所以でもあるのでしょう。
殻 | URL | 2008.07.24 22:25 | Edit
アメリカではこれが当たり前なんでしょうか。
日本なら警察が「とりあえず逮捕」することはあるでしょうが、
厳重注意で帰されるか、せいぜい書類送検→不起訴どまり程度で
済まされる事件ですね。
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