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放送前のドラマのリークはプロモーション?マーケティング?それとも事故?

最近、放送前のテレビ番組が流出するケースが続発している。もちろん、以前から流出はあったのだが、映画館で盗撮された映画がその大半で、スクリーナーと呼ばれる放送前の評価、宣伝用のソースの流出はそれほど多くはなかった。特に、テレビドラマにおいては(映画ではしばしばあったけど)。そのようなテレビ番組のファイル共有ネットワークへのリークの多発を、もしかしたらテレビ局やコンテンツ産業側のプロモーションの一環じゃないの?と見る人が出てきてもおかしくはないねというお話。ただ、なぜひっそりやる必要があるのか、とか、プロモーションにしても、失敗したら取り返しがつかないじゃないか、という疑問もあるけれども・・・・。本当のところは、どうなんだろうね。

原典:seatllepi.com
原題:Networks Grapple with Leaked Pilots
著者:Jon Lachonis
日付:August 3, 2007
URL:http://blog.seattlepi.nwsource.com/buddytvlatesttvhighlights/archives/119392.asp

テレビスタジオは通常、注意深く計算されたマーケティングの常套手段を持ちいて、新たな番組を宣伝する。そのプロセスは非常にうまく働き、それは実質的には産業のスタンダードとなっている。新番組の宣伝となれば、放送局がしばしば同意してくれそうなものは、プレスリリースを華麗に行い、流行にしてみたり、テレビ批評家を接待したりと、マーケット内の競争というよりは、繊細に振付けられたバレエのようだ。しかし、ここ数年間、スタジオ経営陣はこのこのプロセスが終わりを迎えつつあり、混沌の中に投げ込まれたことを認識した。つまり、クリティカルなレビューである。

そのような常套手段の1つに、新番組を「誰にレビューさせるか」というものがあるのだという。新たな番組をレビューしてもらうためには、評価用のスクリーナー(シリアルナンバーやタイムラインが画面上に表示されたりする)という素材を送るのだけれども、それを誰に送るかを決定するために、影響力の高いテレビ論評家のリストを作り、それぞれの好き嫌いをリサーチし、条件に合った人にその番組のスクリーナーを送る、といった具合である(たとえば、SF嫌いの人にSF番組を送らない、とか、SF好きの人であってもどういうテイストを持っているか、どういう点にうるさいかなどがチェックされているのだろう)。

あくまでも放送前であるので、スクリーナーを見た人でなければその評価をすることは出来ない。つまり、それが全てである(放送後は視聴者本人が判断できるが、事前のチェックは出来ない)。つまり、より高評価を得れば、口コミの世界でもその噂が広まるということだ。

しかし、最近ではその事情も変わりつつある。近頃ではこのスクリーナーのファイル共有ネットワーク上へのリークが後を絶たない。一端リークされると、それはものすごい速度で拡散し、人々の手元に渡る。そして、その人々の一部は、多くの人が目にするレビューサイトに、その感想を記していく。また、多くのTorrentサイトには、そのTorrentに対するコメントを残す機能が備わっており、それぞれに自分の感想を記すことが出来る。つまり、放送前のレビューは、一部の論評家だけのものではなくなってしまったのである。むしろ、オンラインにおいては、一部の批評家以上にユーザレビューのほうが力を持ちつつあるともいえる(少なくとも、以前よりは確実に増大している)。

もちろん、論評家のレビューとファイル共有ユーザのレビューがおおよそ一致していれば、更なるプロモーション効果が期待できようものだが、不一致(特に論評家が絶賛し、ユーザレビューが激悪であるときには)面倒なことになる。、

このようなリークは近年、激増している。さらには、1年も先の放送予定の番組までリークされるにいたっては、そこに何かしらの意図を感てもおかしくはないかもしれない。TorrentFreakのSmaranはこの記事にコメントを寄せている。

このような(リーク)の激増は、本当に偶然の一致なのか、それとも、テレビハウスが自らのショーをプロモーションするという目的もってリークしているのか、と疑問に思うほどに急激なものです。制作者は自らのショーの簡単な宣伝クリップをYouTubeにアップロードし、評判を高めようとしています。Jerichoもそうで、パイロット版がiTunes Storeで無料提供されました。宇宙母艦ギャラクティカも、オンラインのみで提供される『webisodes』シリーズを行っています。ここにいたっては、スタジオがBitTorrentを『得て』、プロモーションのツールとしてそれを利用しているのではないか、と思うのも不思議はありません。

この記事の筆者は、このような産業側の関与を、わかりようもないとしながらも、このようなスクリーナーがプロの論評家以外の多くの人の手に渡ることが、そのマーケティングや産業側の思惑の役立つものであろうと考えている。むしろ、「彼らに選択肢はあるのか?」とまで言い切っている。

まぁ、確かにどの程度、放送前の番組のリークに産業側の意向が関わっているのかは定かではない。もちろん、とある奇特な論評家がリークしているのかもしれないし、その身内がリークしているのかも知れないし、はたまた産業側の内部にリークをしでかしちゃうお茶目さんが潜んでいるのかもしれないし。

ただ、その効果(インパクト)という点では、非常に強いものだろうとは推測される。ましてや、それが一般的とはいえない現在である。非常に影響を及ぼすことの出来るツールであることは同感だ。しかし、筆者も述べているように、このような放送前のリークは諸刃の剣である。

プロモーションに利用するにしても、その評価が芳しくないものであれば、結果的に負の効果しか生まないだろう。たとえ、論評家がほめてくれたとしても焼け石に水、かもしれない。うーん、あまりに出たとこ勝負な感じもするけどなぁ。

もしくは、まだまだ修正可能なレベルにあるものであれば、マーケティングと割り切ることも出来るかもしれないけれどもね。ただ、それでもそこまで有効なフィードバックを得られるか、というのは難しいかもしれない。

Smaranのいうように、確かに件数は増えているのだけれども(盗撮などのケースを除いてもね)、かといってそれは単にそういうことが話題になるから、という部分もあるし、ファイル共有ネットワーク上でテレビ番組を視聴する層が増加していることでその需要が高まっているということもあるので、一概にその増加に何がしかの意図があるともいいがたい。

それでも、事前に全編とは言わないまでも、その映像を公開していく、というのはファンや未来のファンをひきつけるのには、そしてその評判を高めていくためには十分なものだと思う。もちろん、現状では最終的な目的が、その放送の時点でより多くの人をその放送時間にテレビの前に座らせ(寝転んでてもいいけど)、その番組を視聴させることにある以上、全編公開する、というのはちと無謀な気もするけれど、半分、もしくは物語にひきつける程度に公開する、というのは悪い選択じゃないとは思うけれどね。

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