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Google、検索結果ページからTorrentをフィルタリング開始

Dmca: The Digital Millenium Copyright Act といっても、どういう内容で、どのようなフィルタリングがなされているかは不明なのだけれども、TorrentSpyやTorrentReactor、SumoTorrentといった人気Torrentサイト名でGoogle検索を行うと、どうもDMCAクレームに従って、検索結果から数件のページを排除したというメッセージが表示されているよ、というお話。とはいえ、その当該のサイトが表示されないわけではなく、おそらくはそのサイトに含まれている特定の.torrentのリンクされたページが排除されているのかと。ただ、現在では公式なアナウンスも見当たらないし、根拠となっているクレームの内容もわかってはいない。よくわからないづくしではあるが、少なくともGoogleはコンテンツオーナーのDMCAクレームに応じた行動をとったということは確かなようだ。

原典:TorrentFreak
原題:Google Filters Torrents From Search Results
著者:Ernesto
日付:August 08, 2007
URL:http://torrentfreak.com/google-filters-torrents-from-search-results/

Googleは、これまで長いことその検索結果をフィルタリングしてきた。それは中国政府にとって非常に有効であることを証明した。もちろん、MPAAやRIAAといったコンテンツのオーナー代表たちにとっても。Goolgeによると、検索結果からTorrentをフィルタリングすることになったのは、彼らが受けたDMCAに基づく申し立てへの反応だという。

明確に、Googleは、著作権を侵害する(とされる)モノにリンクする.torrentファイルをホストすることは、世界中のほとんど全ての国で違法であると決定した。なんともおかしな話だ、多くの国でこの決定を裏付けてくれるような判例など存在しないというのに。

Sumotorrentのオーナーは、現在、Googleでsumotorrentを検索すると、検索結果のページの下部に以下のメッセージが表示される事を発見したとTorrentFreakに語った。

私たちが、米国Digital Millenium Copyraight Actに基づいて受けたクレームに応じて、私たちはこのページから1件の結果を除外しました。お望みであれば、この除外に至ったDMCA申し立てをChillingEffects.orgで読むことが出来ます。

TorrentspyやTorrentreactorといったほかのBitTorrentサイトの検索も、同様にメッセージが表示される。不思議なことに、torrentreactorの検索でそれが表示されるのは、.comドメインでの検索だけである。Googleによると、フィルタリングされた検索結果は、DMCA申し立てに起因するという。しかし、SumoTorrentのオーナーはこれに少し驚く。彼は、通常削除要請に24時間以内に対処しているというのに、なぜ「コンテンツオーナー」は彼に直接コンタクトを取らなかったのだろうかと検討がつかないという。残念なことに、Googleの提供する問題の申し立てのリンクはうまく動作しないし、ChillingEffects.orgでの検索もそれほど当てにならない。

Googleが行動を起こすに至った、数少ないBitTorrentに関連したDMCAクレームの1つは、Paris Hiltonのものが有名だろう。この通知は、Rick Salomonの弟、Jim Salomonから送付されたもので、RickはかつてParis Hiltonを侵害している(訳注:この辺の経緯はWikipediaを参照してね)。クレームはひどくこっけいなもので、Jimは、Googleが問題の.torrentを除外するのに、なぜ4時間以上もかかるのだと不満を述べている。その馬鹿さ加減は別として、Googleは検索結果から、問題の.torrentファイルを排除することを決定した。ほとんどのBitTorrentの管理人が要請し次第、ファイル自体を削除するため、Googleがしたことはそれほど革命的なことではなかった。しかし、Torrentサイト管理人たちのこうした行動の主な理由は、彼らが終わりのない法廷闘争を望んではいないということである。適切な要請がなされるのであれば、彼らはその.torrentファイルを削除することはコンテンツオーナーに対するサービスであるとみなす。しかし、私はここでGoogleが立ち止まってはくれやしないかと少し期待していた。願わくばそうなってくれないかと。あなたはどう思う?Googleは、こんな風に検索結果をフィルターすべきなんだろうか?

どのようなフィルタリングなのか、どんなページがフィルタリングされているのかはよくわからないが、日本でもこのフィルタリングの影響を受けるようだ。たとえば、TorrentSpyを検索すると、「 アメリカ合衆国のデジタル ミレニアム著作権法に基づいたクレームに応じ、このページから 2 件の検索結果を除外しました。ご希望の場合は、ChillingEffects.org を除外するに至ったクレームを確認できます。」というメッセージが表示される。

おそらくは、Torrentファイルにリンクが張ってあるページへのリンクを除外しているのだろうと推測される。つまり、著作権侵害に関わるコンテンツに関連するページにダイレクトにリンクされた検索結果を除外する、ということ。とすれば、著作権団体やコンテンツオーナーたちは、この.torrentへのリンクは表示させないでくれ、せっせとリストを作ってGoogleに送ってるってことだろうか。まぁ、どちらかというと、単純にキーワードだけで弾いてるのかな?にしては、旧GoogleTorrents(現Digg Torrents)にはばっちりtorrentへのリンクも表示されるし、メッセージも表示されない。

ただ、結局はTorrentサイト自体が検索結果に表示される以上、そこで検索をすれば、その.torrentファイルへのアクセスは可能である。うーん、それほど効果があるようにもおもえないが・・・。

さて、今回の件の問題点としては、DMCAにしろ何にしろ、特定の団体なり企業なりの言いなりになっちゃったってことかしら。それの何が問題かというと、DMCAに基づくクレームを受けたとしても、果たしてそのクレーム自体が適切かどうかをどう判断するか、ということだろう。DMCAという法律があまりに強力すぎるがあまり、無理にそれに逆らうよりは従った方が楽、という流れも存在するわけで、それが著作権団体にDMCA通知を乱発させる原因にもなっている。

しかし、そのDMCAに基づくクレームがどれほど適切なものであるかどうか、という判断は、通知された側の主観に頼らざるを得ない。結局のところ、torrentファイルの配布自体が著作権侵害にあたるのかどうかがグレーゾーンにある現在、今回のような一歩踏み込んだフィルタリングは勇み足かなという感もある。

本来であれば、その.torrentをホストしているTorrentサイトにDMCA通知を送るのが妥当なのだろうけれど、いたちごっこにしかならない(結局、削除してもまたアップロードされるし、アップロードされる全ての.torrentファイル全てにDMCAクレームを通知するというのも現実的には不可能に近い)ということを考えると、著作権団体側がISPやGoogleに対して圧力を強めている、というのは戦略としては理解できるけれども、これまで可能な限りその影響力を行使してきた人達だと考えると、安易にその行動を認めがたい部分もある。少なくとも、他人の権利を押さえ込めば自分の利益に繋がる、というケースで迷わず自分たちの利益を優先させてきた実績があるからねぇ。しかも利益に繋がらなくても、そうしてきたわけだし。

まぁ、極端なことをいえば、検閲とも言える行為すら行わせるほど、DMCAという法律は強力なんだろうねぇ。この法律をコンパクトに知りたい方は、こちらを参照してみてね。

はてさて、今、の話ではないけれど、今後フィルタリングの要求がエスカレートすると、当該のTorrentサイトを検索結果から除外せよ、とまで行ってしまうことも考えられる。ただ、そうなったとしても、それだけではユーザが困ることはないだろう。少なくとも検索上位に表示されるのは、そのTorrentサイトへリンクしているサイトがほとんどかと。

ただ、それが全く問題にならないとも思いがたい。もちろん、表示されないというだけでは、上述の通り何ら問題はないのだけれども、問題は、表示されなくなることを利用する輩が出てくるかもしれない、ということ。

これまではTorrentSpyなりSumoTorrentなりがトップに表示され、ユーザはそこから当該のTorrentサイトに行っていたわけだが、そのトップに表示されるサイトがフィルタリングされるのだ。となれば、もっとも表示されるべきサイト以外のサイトが表示される。そして、Torrentサイトは非常に人気の高いサイトが多いのである。となれば、誰がこのことに目をつけるか。

おそらくは、SPAMやマルウェア/スパイウェア、MFAなどなど、胡散臭い連中が、そのTorrentサイトの代わりにトップに、上位に表示されるよう奮闘するだろう。現に、mininova.orgとmininova.com(.orgドメインが本物のmininova)のドメイン争いもそれに端を発しているわけで。

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Comment

通行人 | URL | 2007.08.09 20:27
ゲームソフトをDLしようとググった際に見かけたので足跡残しますね。
それにしても最近のgoogleの行動には嫌気が差します。本来の検索性能だけ頑張ってほしいのに、それ以外のお節介な付随系ソフトやら何やら煩わしいです。買収後のyoutubeも規制が厳しくなり始め、最近では足が遠のき、今はliveleakが気に入ってます。個人的には^^;
ファイル共有にしてもwinny等は偽ファイルの多さとDL速度等、海外の優秀なソフトと比較すると正直お粗末って印象です。私の場合、音楽torrentはlimewire,ゲームtorrentは
Games Torrentです。エロ系は中華に行けば山のようにあるんですがDL速度が遅いので諦めてます^^;駄文失礼しましたmm

またまたふと思ったんだけど | URL | 2007.08.09 20:45
>通行人さん
どこかのサイトで特集されてたGoogle本社の見学レポで見たんですけど、Googleがどれだけダメな会社かはすぐわかりますよ。
まず笑えたのは社内のいたるところにカゴの棚や冷蔵庫が設置されていて、その中にチョコバーやスナックやフルーツ、冷蔵庫にはミネラルウォーターやその他のドリンクが入っていて社員やゲストはそれが無料で食べ放題なのだとかw

このあたりからしてあまりに時代錯誤で・・・w
昔の勘違いゲーム会社みたいな感じというか、バブリーというかw

その他にも社員の余暇がとても多いからGoogleはハイクオリティだとかエリートぶってるあたりが本当に痛かったですね・・・

日本でいうと飯野あたりでしょうか。
自己満足で余計なものを付加してクリエイティブを気取るあたりが・・・
通行人 | URL | 2007.08.09 21:21
どうもです^^

急成長した後の大企業が陥りやすそうな罠ですね。恐らくコアな方達は第二のグーグルを
求めて彷徨っているかも知れませんね^^私は色々な面で素人なので管理人さんのような
レベルでのお話には付いていけない部分が多いのですが、早晩グーグルもマイクロソフト
のように駄目になりそうな気がします。
(個人的には欠陥穴だらけOS&既存ユーザー放置のMSは欠陥会社)
又、ちょこちょこ寄らせて貰います^^;
heatwave | URL | 2007.08.09 23:32 | Edit
通行人さま、またまたふと思ったんだけどさま

コメントありがとうございます。
なんとも直球ですね…。まぁ、アリです。
ちなみに、私も業界人ではないので、Googleどうなっちゃうんでしょう?って感じです。

それでも、やはり巨人になったらなったなりの葛藤などがあるのでしょうから、やたら極端にEvilになっていないだけよいのかもしれません。良くも悪くも敵が多いですからね。

個人的にはYouTubeなんかはよくやってるなぁと言った感じです。最終的にはフィルタリングを課せられるのは不可避でしたから、そろそろ潮時だろうなぁという印象をもっています。Googleに買収されてから1年とたってはいませんが、ある意味ではGoogleという巨人がYouTubeの前に立ったからこそ、個々のビデオ共有サイトへの矛先(YouTubeも含む)がGoogleへ向いてくれたのではないかとも考えられます。

個人的には、YouTube以上に早くDailymotionがフィルタリングを導入してたことに驚きましたが。ただ、フィルタリングといっても現状ではさほど精度が高くないみたいですので、今までと若干変わるといったところでしょうか。

現状では、個々のビデオ共有サイトに管理を任せるよりも、コンテンツホルダー自身が企業に委託して、自身のコンテンツのノーティス&テイクダウンを進めているみたいですので、そちらの方がフィルタリングよりもはるかに精度が高いみたいです。
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