スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

米国:Universal、Amy Winehouseの輸入盤の販売を小売業者に禁じる通達

Universal米国Universalが、Amy Winehouseの2003年のアルバム『Frank』のEU輸入盤の販売を、各小売業者に停止するよう通達を出したよ、というお話。2003年のアルバムをなぜ今更、と思われるかもしれないが、どうも今年の11月にようやくUS盤がアメリカで発売されるらしく、そのセールスを抑制させないため、なのだとか。かつては日本でも還流CD規制の名目でレコード輸入権という、レコードの輸入をコントロール出来るような枠組みが作られており、他人事ではないお話だよねぇ。なんとも、ほとぼりが冷めた今、こういうことが日本で起こってもおかしくはないかもしれないね。

原典: Listeing Post:Wired Blog
原題:Universal Threatens To Sue Retailers for Selling Amy Winehouse Import
著者:Eliot Van Buskirk
日付: August 06, 2007
URL:http://blog.wired.com/music/2007/08/universal-threa.html

私が覚えている限りでは、あなたはレコード店で輸入されたCDを購入することが出来た。しかし、可能な限り多くのAmy Winehouseの最新アルバムのコピーを売ろうとするUniversalは、彼女の以前のアルバム『Frank』(それは現在EUインポートでのみ購入できる。UniversalはそのUSバージョンを11月7日にリリース予定)の米国セールスを台無しにしてしまいそうだ。彼らは音楽小売店に対して、そのアルバムの輸入盤を販売し続けるのであれば、魅せのオーナーを訴えることを示唆した書簡を送付している。

ここで御なじみの皮肉を持ち出すと、この戦略が、今でもCD購入習慣のある人々を、P2Pや友人からCDを焼いてもらうという方向に関心を向けるかもしれない。アルバムが米国で発売されるころには、Winehouseの米国ファンベースの多くは、別の方法でアルバムを手にしている、ということにもなりかねない。

記事の中で、広告宣伝担当はその可能性を認めている。

私たちは、消費者が望む物質的な製品を販売しようとしてします。そして、彼らは私たちを阻もうとしています・・・。そうこうしているうちに、それは(peer-tp-peer)サイトを通って、インターネットを介して、世界中のいたるところに自由に流れ出ています。

近年、メーカーにとって、音楽セールスの激減はかなり困難な状況を招いている。しかし、Universalは試すことを決心したようだ。P2Pをしない、CDを焼いてくれる友人がいない人々に対して、レコードレーベルは、(訳注:興味の高まっている)好機と捉え、Amy Winehouseの過去の作品を欲しがる様な熱心なファンにするよいうよりも、1枚の彼女のアルバムを売りつけることに興味がある、というようにね。

Update:Amazon.co.ukとAmazon.caからこのCDを購入して、アメリカに出荷してもらうことは可能なようだ。もちろん、合法的に。(情報ありがとう、Fred

ちなみに、ここで問題になっているAmy Winehouseの『Frank』というアルバムは2003年に発売されたものだ。まぁ、今更ながら、そのUS版を発売することになったUniversalがEU輸入盤を排除しようとしている、とのこと。ちなみに、これまでずっと小売業者はこのアルバムを売り続けてきたのだという。

元のReuterの記事では、小売業者の反応なども書かれていてなかなか面白い。まぁ、やはり小売業者は逆らいがたい、というのがにじみ出ていて切ない限り。

もちろん、ここでUniversalが輸入盤を排除しようとしている唯一の理由は、金と労力と時間とをかけてUS盤の契約をしたのだから邪魔をするな、というところ。小売業者からは、音楽産業全体が害されている、大きかろうが小さかろうが利益を求めていることには変わりないんだがな、というコメントを残している。Universalが時間や努力やお金をかけているように、小売業者だって規模は小さいが、リスクの程度としては同じくらいのものを負っているだろう。片方の利益のみ優遇され、自らの利益が損なわれる、というのに憤りを覚えるのは理解できないことではない。

さて、今回の件を見て、多くの人が思い出したであろう、数年前のレコード輸入権問題。米国においてはこのような輸入規制が行われることは、80年代中ごろから90年代中ごろまでは比較的一般的に見られたのそうな(Reuterの記事より)。まぁ、これが日本でも起こりうるかどうかは定かではないが、実際には可能な状態となっているのが怖いねぇ。

まぁ、実際に起こったとしても、産業団体としては、それを止める術はないというだろうし、当のレーベル自体は、レーベルとして約束した覚えはない、とか時代は変わった、とか、損害が目に余るほどになった、とか適当なことを言って批判は全て黙殺、なんてことになるのだと思う。口約束なんてのは、そういうものだと思う。なんたって、金と時間と労力をかけてるんだそうだから。

Trackback

Trackback URL
http://peer2peer.blog79.fc2.com/tb.php/643-8578cfd7

Comment

Comment Form
公開設定

プロフィール
heatwave Author
:heatwave

RSS Jamendo twitter tumblr Creative Commons Attribution 2.1 Japan
ブログ内検索
記事リスト
最新の記事
全記事一覧
他所で書いてるブログ

P2Pとかその辺のお話@はてな

アーカイブ

カテゴリー
最近のコメント
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。