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変わり始めるTorrentサイトのランドケープ

前回のエントリを書いている最中に、Alexaにて複数のTorrentサイトを見てみたのだけれども、どうもTorrentサイトの構図が変わりつつあるのかなと思ったよというお話。 もちろん、Alexaのランキングなど当てにはならないのだけれども、それでもそこに見られる変化からいろいろなことを推測することは出来るだろう。以下にtorrentz.comとmininova.org、 torrentspy.com、thepiratebay.orgを比較したAlexaのグラフを見てみることにする。

Alexa

最近、SuprNovaの記事を扱っているので、SuprNovaの最初の閉鎖の時期からのグラフにしてみた。その辺はノスタルジー。これらのサイトはSuprNovaの閉鎖に伴って徐々にその影響力を強めていっていることがわかるだろう。まぁ、それは余談なのだが、私が興味深いなぁと思ったのは、torrentspyの推移である。先日のユーザログを保持するよう命令された一件や、その後のFileRightsによるフィルタリングの導入の影響であろうか、TorrentSpyを利用するユーザが目に見えて減少している。減少を始めているのも、まさにその時期である。

このグラフ では少しわかりにくいかもしれないが、現時点ではほぼThe Pirate BayとTorrentSpyは同程度となっている(若干、TorrentSpyが上をいっているが)。これはThe Pirate Bayの利用が相対的に増加していることにも由来しているのだが、やはり最も大きな原因としては、TorrentSpyの利用を控えるユーザが出てきたということでもあるのだろう。

個人的にはその下げ幅は思ったよりの大きくないなという印象だけれども、それでも着実に利用者が減少を続けている模様。このような落ち込みが一過性のものであるのか、継続的なものであるのかは定かではないが、一度別のTorrentサイトに離れたユーザがわざわざ返ってくる、ということも考えにくい。もちろん、TorrentSpyを利用しているユーザが全てTorrentSpyのトップから利用しているわけではなく、Torrentzのような検索エンジン経由で利用している人も多いのだけれどもね。

今年の6月から全般的にTorrentサイトの利用傾向が高まっているのも気になったが、ちょっとのその原因として考えられる要因は見当たらなかった(欧州における違法ファイル共有ユーザの個人情報の提出は不当であるという判断がなされたのはその後であり、その前から利用傾向が増大していることを考えると、別の要因が考えられるだろう。それとも単にAlexaの仕様変更ってだけのなのかな)。

そのような中、Torrentzは着実に利用者を増やしており、ともすればTorrentSpyを超えるほどの勢いがあるのかもしれない。miininovaの人気は相変わらずだし、The Pirate Bayは話題に事欠かないことからも、よほど大きな動きがない限りは激減ということはなさそうだが、TorrentSpyに関しては、今後徐々に減少を続けることは避けられないのかもしれない。

TorrentSpyは現在、FileRightsのフィルタリングシステムを利用して、著作権侵害を伴うTorrentのフィルタリングを行っているが、実際にはそれほど大きな効果を上げていないようにも思える。というのも、依然として、TorrentSpyのトップページには違法な活動を含むであろうTorrentが数多くインデックスされているし、実際にその利用も可能だったりする。むしろ、BitTorrentユーザの不評を買う、というネガティブな影響を及ぼしているような気もするけれどもね。

ただ、おそらくTorrentSpyにとっては、多少の不評は買おうとも、フィルタリングの導入は必須であったのだろう。しかも、コンテンツホルダーが望むような、利用しやすいようなものを。FileRightsのデータベースを利用したフィルタリングの導入、これは簡単に言えば、レジストした全てのコンテンツオーナーからの全てのノーティスアンドテイクダウンを無条件で受け入れるというものに他ならない。つまりは、このシステムが存在する以上、DMCAと盾にした主張を緩和することが出来るのだろう(DMCAのセーフハーバー条項の適用範囲に関しては、このような対策を無効化するような判例もあり、またそれが支持されてもいるが…。それでも、Torrentサイトやトラッカーサイトがセーフハーバーの適用範囲内にいるという主張を曲げることはないだろう。参考:Napster判決)。

そんな中、SuprNovaが復活する。Mininova、TorrentSpy、ThePirateBayに肩を並べるようなサイトになるかはわからないが、それでも多くのユーザが利用するサイトになるだろう。ただ、今後はTorrentSpyのフィルタリング導入などにもあるように、BitTorrentの負の側面のランドスケープが再び変わる時期に差し掛かっているのかもしれない。それでも、その景色が大幅に変わるのは、まだもう少し先のことになるのだろうけれどもね。今はまだまだ平和な時期なんだろうと思うよ。

さて、次のエントリは、今回の件とも少し関連していて、TorrentSpyの弁護を引き受ける弁護士の主張について。著作権保護と、著作権過剰主義は違うんだ、なかなか面白い主張をしております。

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