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Isohuntオーナー、BitTorrentサイトは合法的な購買にもポジティブな影響を及ぼすことを示唆

IsohuntIsohuntのオーナーGray Fungが、BitTorrentサイトは将来的にMPAAからライセンスを得て、映画のダウンロードを提供するようになるだろうと、トンチキなことを抜かしているよ、というお話。確かに、BitTorrent Inc.やAzureusは数多くのコンテンツプロバイダとの配信の提携を行っている。しかし、その前提としては、それらが完全に違法ファイル共有とは独立のシステムを用いている、という部分が大きいだろう。しかし、このGrayや以前に紹介したLimeWireのインタビュー記事での主張にあるような、海賊行為と並列した状況においても、適切なサービスであれば、ユーザは有料でコンテンツを購入するだろうという見通しは甘いと思うんだけどね。まぁ、Grayはそこまで直接的には言っていないし、批判の多いFileRightsというフィルタリングシステムを導入している以上、LimeWireほど、甘いことを言っているわけではないのだろうけれどもね。

原典:TorrentFreak
原題:Isohunt Foresees a Legal Future
著者:Ernesto
日付:August 15, 2007
URL:http://torrentfreak.com/isohunt-foresees-a-legal-future/

Isohuntのオーナー、Gary Fungは同サイトにおいて著作権侵害されたコンテンツと競争する、MPAA認可の映画ダウンロードを提供することになるだろうと予測する。The Pirate Bayの管理人を共産主義者(コミュニスト)と呼んだGaryは、彼自身本物の資本主義者であることを示す。

Brisbane Timesの最新の記事によると、Garyは、Isohuntと一般的なP2Pメディアディストリビューションの未来について詳述した。

BitTorrentは、コンテンツの配信をより安価に、より高速にすることを助ける。私たちがYouTubeやMySpaceに見てきたように、多くのメディアディストリビューションが、よりオンラインに向かいつつあることは自然な進歩でしょう。そしてそれは、クライアントとP2Pテクノロジーに収束しそうです。

さらにGaryは、コンテンツオーナーはP2Pと戦うのではなく、それを受け入れなければらないと指摘する。いつの日か、彼は自身のユーザに、MPAAやそのメンバーカンパニーによって承認され、アップロードされた「プレミアム」torrentを提供することを望んでいる。適切な価格かつDRMのような制限のない高品質のファイルを利用可能にすることによって、多くの人々は著作権侵害されたコピーの変わりに、合法的な選択肢に向かうだろう。

個人的には、コンテンツオーナーが、P2Pソリューションを更に受け入れなければならないという点において、Garyに同意する。価格、利用可能性、品質(たとえばnon-DRM)の良いバランスは、著作権侵害された映画と競争することが出来るだろう。しかし、それでもその道のりは依然として長いものだろう。BitTorrent Inc.は、現在、有料BitTorrentダウンロードを提供している。しかし、これまでコンテンツオーナーにDRMなしで、そして適切な価格で(プロモーション目的の0.99ドルを除いて)、そのサービスを提供するよう説得することはなかった。

利益を上げることに長けているIsohuntは現在、そのようなひどいことはしない。ましてや有料ダウンロードなど。たとえGaryがサイト運営のために月に6,000ドル支払い、裁判費用として約22,000ドルを支払うとしても、彼は十分生計を立てられるのだという。もちろん、その裁判費用はMPAAによってはじめられた訴訟に関係したものである。Garyはこの裁判の判決を待っている状態である。しかし、彼はIsohuntの勝利を確信している。彼の見解では、IsohuntはたんにGoogleやYahooのような検索エンジンなのだそうだ。

うーん、なかなか難しい話。個人的には、海賊行為に対するオルタナティブとして、そのユーザエクスペリエンスを維持したままのビジネスモデルを提供する、というLimeWireのインタビューを見たときにも思ったのだけれども、確かに理論的にはそうなんだけど、じゃあ、海賊行為と商業的利益をどう両立するのか、という問題の明確な答えが見えてこない。もちろん、やってみないとわからないのはそうなんだけど、違法なTorrentと購入リンクとが一緒にあって、これまで違法ファイル共有エクスペリエンスを体験してきたユーザが、そこで購入リンクをたどってくれるのだろうか。

もちろん、P2Pファイル共有から利益を上げるというのは理想としては正しい。しかし、それはP2P違法ファイル共有を正当化するためのものではない。違法ファイル共有を抑制することと、魅力的な有料(または広告モデル)サービスを提供する、つまりオルタナティブを提供することは、並行して行わなければならない。どちらか一方だけ、というのでは、バランスが悪いのではないかと思ってしまう。もちろん、一方だけを突き詰めるだけでも、理論的には両方を達成できるだろう。しかし、現実的にはそれはあまりに困難なものであり、後に残るものがあまりにも不毛なものとなるだろう。どちらを突き詰めるとしてもね。海賊が跋扈するか、利権屋が跋扈するか、ね。

もちろん、Grayの真意としては、FileRightsのようなフィルタリングシステムを用いた、ほぼクリーンなTorrentサイトを前提した話であるのかもしれないけれども、もしそうだとしても、コンテンツプロバイダが自社コンテンツを預けるとすれば、わざわざそのような雑多なサイトに預けるよりも、商用BitTorrent配信に特化したサイトに預けると思うのだけれどもね。

しっかし、Torrentサイトって儲かるのかしら。ここにも書かれているように、Grayは月にサーバー代で6,000ドル、訴訟費用で22,000ドル、不定期のサーバーアップデートに33,000ドルのコストを支払ったとしても、それでも利益が上がるのだそうだ。まぁ、MPAAに訴えられたりなんてリスクも込み込みなんだけどね。

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