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LimeWire、反訴を再提出

RIAAと法廷でやり合っている LimeWire ですが、新たなアクションがあったよというお話。といっても以前の主張を精緻にしたといったところでしょうか。

原典: Recording Industry vs The People
原題: LimeWire Files Amended Counterclaims
日付: November 17, 2006
著者: Ray Beckerman
URL : http://recordingindustryvspeople.blogspot.com/2006/11/limewire-files-amended-counterclaims.html

LimeWire は、 RIAA との訴訟 ( Arista vs. LimeWire ) において、修正、拡張された反訴を提出した。

* LimeWire が 当初 提 出 し てい た 反訴 * *1

反訴では、レコード会社やその共謀者が、「 P2P の出現およびエントリを阻害および崩壊し、インターネットを介した音楽配信の新たな市場における自らの寡占を拡張しようと企てた」 (paragraph 28) と述べられている。

彼らはさらに、 RIAA が「競合するデジタル配信業者に対して、彼らのカタログのライセンスを拒絶するという企てによって自らの市場における権限を維持しようとし、その代わり、音楽会社と共に、自らのコントロールする楽曲や、わずかではあるが彼らのコントロール下にない楽曲の両方のデジタル音楽配信を遅らせたり、禁止したりするという役割を担っている。」 (Paragraph 30) と主張している。

*1以前 の エントリ でも紹介したけれど、以前の反訴では RIAA が「自分たちがコントロールできないオンライン音楽配信サービスを根絶やしにすること、独占的、競争抑止的な関係を持つという彼らとの取引を強制すること、最終的には、デジタルミュージックの配布と価格をコントロールすること」を目的に、 LimeWire への攻撃として訴訟を行っていると批判している。

細かい部分が、修正、 拡張されているようですが、骨子としては以前と変わりないご様子。RIAAや大手レーベルが自らの影響力を市場に維持し、かつ新規の音楽配信サービスが、彼らの管理の下、競争的に行われないよう画策しているというもの。

まぁ、著作物という特殊な商品を扱っているためか、独占、寡占といったようには、思われないかもしれないけれど、でも他の製品に置き換えて考えたら、明らかに独占禁止法に引っかかると考えられても、あながち極論だとは言い切れない気がする。

個人的な考えとしては、業界団体側自体が、著作物を芸術の類ではなく、単なる商品として扱っているのだから、 公正な競争 がなされるべきであり、過剰な保護など全く持って必要がないし、 カルテル などはもってのほか。

まぁ、日本の状況のほうがもっと酷いけどね。海外よりももっと独占状態が進んでいて、海外からはあまりに企業保護が行き過ぎているのでは?思われるかもしれない。 再販売価格維持 制度など、今のご時勢には全くフィットしていないにもかかわらず、公然とその必要性を述べているのだから、業界団体の無恥さには呆れるばかり。金儲けしか考えてないのに、そのときばかりは、生活に必須の芸術であることを強調する。さらには再販制度が疑問視されているにも関わらず、国内アーティストのCDの還流防止を目的に(ロビー活動では海賊版の流入の防止などと言って回っていたらしい)、 CDの輸入規制 まで成立させる始末。

競争もなく、過剰な保護の中で、売れることだけを目的にしている業界団体。本当に音楽業界を考えたら、ミュージシャンとしてのアーティストを育て、それによってリスナーを育て、そこから利益を得るというのが本来あるべき姿。でも、彼らはそれを放棄してしまったわけで。今、国内トップ20を彩っている楽曲たちが、5年後、10年後にノスタルジー以外の理由で、愛され続けるだろうか?今、国内のトップ20を追い続けている人たちが、5年後、10年後にノスタルジー以外の理由で、音楽を愛してくれるだろうか?

誤解を恐れずにいえば、今の音楽業界の売っているほとんどの商品は、音楽ではないとすら思っている。たとえるなら携帯のストラップのようなもの。飽きれば捨てられるし、取っておいても以後使われることはない。(別に、その時々の時流に乗っただけの曲が駄作だといっているわけではないのですよ。その証拠に私は今でもHappy MondaysやSoup Doragonsを聞いている。今となってはこっぱずかしいものはあるが、それでも愛さずにはいられない。)

音楽業界の衰退の一因として、このような過剰保護によるリスナー無視や、業界が音楽を芸術としてではなく、金のなる木としてしか扱っていない点があるだろう。自業自得でリスナーを減らし、いつか離れていくライトなユーザだけに向いている業界が先細って行くのは当然の成り行きなわけで、 ファイル共有 のせいだとか、娯楽が増えたせいなどという主張は、言い訳にしか聞こえないのですよ。たとえ、影響があったとしても、それが第一に上げられるものではないことは、みんな知ってるのです。商売なら商売で賢くやれと思っているのは、私だけでしょうか。

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