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EFF、レコード産業の訴訟キャンペーンについての包括的なレポートをリリース

EFFEFFが、RIAAがこれまでP2Pファイル共有ユーザに対して行ってきた4年間の訴訟キャンペーンの概要を記したレポートを公開したよというお話。このレポートは非常に良くできており、RIAAがこれまで行ってきた訴訟戦略とその背景を網羅している。また、その訴訟キャンペーンの効果やそこから派生した問題を解説し、それを踏まえたうえで、音楽産業に対するサジェスチョンを行っている。非常に素晴らしいレポート、この問題に興味のある方は必読のレポートかも。

原典:EFF Press Releases
原題:Back to School for Reading, Writing, and RIAA Lawsuits?
著者:Fred von Lohmann
日付:August 29, 2007
URL:http://www.eff.org/news/archives/2007_08.php#005414

サンフランシスコ-秋学期に大学のクラスに戻る米国中の学生たちは、大学での勉強についていくこと異常に多くのことに心配する必要がある。Recording Industry of America (RIAA)は。毎月、数百件の新たな訴訟のために、大学キャンパスをターゲットにし続けます。一方、レコード産業の圧力によって、大学は音楽を共有していると疑われた学生に対して、厳罰を伴う処分を設けている。同時に、RIAAはキャンパス以外でも、ファイル共有ユーザを告訴し続けている。現在、その数は20,000を上回る。

本日リリースされた「RIAA vs. People: Four Years Later」では、Electronic Frontier Foundation (EFF)は、RIAAによって音楽ファンに対して行われてきた4年間の訴訟キャンペーンを広範囲に渡って洞察している。レポートは、プリンストン大学、レンセラーポリテクニック、ミシガン工科大学の少数の学生に対して2003年に行われたその起源、現在全米の大学に送付される大量の「前訴訟和解」通知に至るまでのRIAAキャンペーンを辿っている。

「RIAAの法的キャンペーンにもかかわらず、ファイル共有はこれまで以上に高い人気を誇っています。」とEFFの上級顧問弁護士、Fred von Lohmannは言う。「レコード企業が、不相応な罰を与えるために、ランダムに音楽ファンを選び出している今、歴史はそれを音楽業界の歴史の恥ずべき章とみなすでしょう。アーティストは補償れなければなりません。しかし、これらの訴訟によって、1人としてクリエーターにお金は渡ることは無いのです。」

インターネットファイル共有に対する取り締まりによって、音楽ファンは監視することが難しいテクノロジーに既に移行している。たとえば、友人間でのCDの複製や交換であり、メンバーのみが利用できる「ダークネット」での共有である。EFFは、大学にアーティストが自身の創造的な作品に報酬が支払われるのを助けるため、そして高額な支払いを要求されるような法的問題から学生を守るために呼びかけている。大学は彼らの学生のために、音楽を同級生たちと共有し続ける権利と引き換えに、適切かつ定期的な料金-たとえば毎月5ドルといったような徴収する、といった包括的なライセンスを主張しなければならない。

「これは道徳についてではなく、お金についてのことです。包括的なライセンスによるソリューションによって、RIAAは弁護士やロビーストのためにお金をかけずに済み、また、大学は著作権を強要させることから開放され、教育に戻ることができるのです。」

For the full report "RIAA v. The People: Four Years Later":
http://www.eff.org/IP/P2P/riaa_at_four.pdf

For more on the litigation campaign:
http://www.eff.org/IP/P2P/?f=riaa-v-thepeople.html

FAQ for students faced with "pre-litigation letters":
http://www.eff.org/IP/P2P/RIAA_v_ThePeople/college_faq.php

このプレスリリース自体は、"RIAA v. The People: Four Years Later"の概略に近い。このプレスリリースでは多くの部分がはしょられているが、このレポート自体は非常に素晴らしいものだった。

プレリュードとして、RIAAがテクノロジーに対して行った裁判が何ら意味を成さなかったというところから始まる。RIAAをはじめとする著作権団体は、数多くのP2Pファイル共有企業やそのテクノロジーを訴訟によって封じ込めようとしてきたが、結局は1つのテクノロジーが封じ込められたとしても、別のテクノロジーに移行するだけであった。しかも、そのようなP2Pファイル共有アプリケーションは、コンピュータサイエンスを専攻する大半の学生にとって数週間のうちに作成できるものであり、いかに1つを封じたところでその芽は次から次へと伸びてくるのである。それゆえに、RIAAは人々をターゲットにし始めたというところだろう。

このレポートでは、RIAAがどのような戦略の下で訴訟キャンペーンを展開していったのかを、2003年のP2Pファイル共有ユーザ、その当時はKazaaユーザに対して訴訟を開始した時点から、、現在の大学生に対する前訴訟和解戦略に至るまで、140を超えるソースを下に丁寧に追っている。そして、そのようなRIAAの訴訟キャンペーンが彼らにとってポジティブな効果をもたらしたのか、そしてそれによってもたらされたネガティブな効果、そして、EFFが提案する新たなソリューションのサジェスチョンなど、非常に興味深い洞察もある。是非とも多くの人に読んでいただきたい。今後しばらくは、P2Pファイル共有とRIAAの歴史を概観したい人達は、コレを参考にすることだろう(というくらいに素晴らしい)。

EFFがソリューションとして提案している包括ライセンスに関しては、議論の分かれるところだろう。これが大学キャンパス内という限定的なものであれば、個人的には妥当な提案かなと思うのだが、一般的な消費者も利用できるとなると、実際には難しいところだ。ともすれば、音楽配信ビジネスを根底から揺るがしかねないものとなるだろう。というよりは、そのための提案でもあるように思えるのだけれどもね。まぁ、個人的には非常に望ましいところではあるけれどもね。実現すれば、5ドルといわず、10ドルでも20ドルでも50ドルでも利用するけど。

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