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オランダ:Creative Commonesミュージックに対しても著作権使用料を分配

Creative CommonsCreative Commonsライセンスの下で音楽を配信する、というとほとんどの人が無料でその音楽を利用できると思われるだろう。もちろん、それは半分は当たっている。大抵のものは、無料でダウンロードして聞くことができるし、気に入ったら友達にあげることだってできる。ただ、その大半のものは非商用の用途に限定されてもいる(もちろん、商用でも可のものもあるが)。このたび、Creative Commonsオランダと同国の著作権料徴収団体のBuma /Stemraが、同徴収団体メンバーに、非商用のCreative Commonsライセンスでの配布であれば、著作権使用料を分配するという試みを行っているよというお話。これによって、自らの権利を失うことなく、より自らの作品をプロモートする機会を得たといえる。

原典:Slyck
原題:Dutch Copyright Collective Embraces Creative Commons
著者:Drew Wilson
日付:August 27, 2007
URL:http://www.slyck.com/news.php?story=1578

オンライン上にはさまざまな創造的作品があるが、そのアーティストたちの認識はさまざまだ。ある人は、音楽をオンラインからダウンロードすることは、または既製品のアルバムを盗むことと同じだと主張して、単に著作権侵害であると思うかもしれない。しかし、一部のアーティストたちは、配布目的で、自身の音楽をオンラインに、そして複数のP2Pネットワーク上に置くだろう。ただ、このような状況は、アーティストが補償されていない、と思われるかもしれない。しかし、このような認識は変わりつつあるのかもしれない。特に、オランダからの最新のニュースを考慮すると。

Creative Commonsオランダは、現在、Buma / Stemraとして知られる著作権料徴収団体が、音楽の配信にCreative Commonsライセンスを選択した同団体メンバーに対しても、著作権使用料を支払うとした、というプレスリリース(PDF)を公表した。

ライセンスの焦点は、「非商業的」条項である。この条項には、作品を利用するのであれば、それは非商業的な目的のためだけにそれを利用することができるとある。もしそれが商業的なラジオ局で放送されたとすれば、これは著作権使用料が著作権者に支払われる必要があることを意味している。

Creative Commons インターナショナルの創設者であり議長でもあるLawrence Lessigは、「Buma / StemraとCreative Commonsとのユニーク且つ革新的なコラボレーションは、デジタルの世界で音楽作品を(営利)利用するフィールドにおける、さらなる選択の自由への第一歩です。」と述べる。

オランダの教育・文化・科学大臣のRonald Plasterkも、このイニシアティブを賞賛した。「このような取り組みは、デジタルネットワークを通じて、自身の作品を配布したいという創造的な人々の、ますます増大している需要と一致しているものでしょう。現在、音楽著作者は、オランダ国内に向けて、それと同様に世界中の人々に向けて、自身の作品を自由に好意解することができます。それと同時に、彼らはそれでも利益を徴収する権利をもっています。Buma / StemraとCreative Commonsのコラボレーションは、ユニーク且つ、この領域では並ぶもののないものである。著作権料徴収団体のBuma / Stemraは、革新を受け入れる存在であることを示しています。このコラボレーションによってオランダは、創造的な企業家が正当な扱いを受ける国として、主導的な地位を確立するでしょう。」

パイロットプロジェクトのためのページは、こちらから(not in English)。

非常に素晴らしいことだと思う。Creative Commonsというコンセプト自体、ライツフリーなものではなく、自らの望ましい権利の行使を選択するためのものであり、それによって経済的な損失を得るということはあってはならない。非商用のライセンスで配布されているのであれば、商用での利用に対しては、補償されてしかるべきだろう。

もちろん、今回の試みはBuma / Stemraのメンバーに限った話であり、そのメンバー以外には関係のない話でもあるのだが、それでもそのメンバーにCreative Commonsライセンスの下で音楽を配信するという選択肢を、安心してとることができるという点においては、大きな前進だと思う。

今回の件に関して、Creative Commons NetherlandsのPaul Kellerは、「私たちは、この試みによってAll or Nothingシナリオの終わりを迎えることができて、非常に喜んでいます。このようなCreative Commonsライセンスは、既存の著作権料徴収管理システムを補完するものです。」と述べている。

CCライセンスを選択することは、決して権利を捨てさることではない。自らの判断の下、より柔軟な権利の管理を可能にするだけのものである。誤解を恐れずに言うと、本来であれば必要のないものでもあると思っている。でも、それが必要としている人達がいるというところに、著作権のひずみを感じてしまうのだけれどもね。

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