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アジアのP2Pブーム:日本、韓国、そして中国

日本でもWinnyやShareなどが依然として高い人気を誇っているけれども、アジアに関して言えば、日本だけではなく、多くの国でP2Pファイル共有は盛んになっている。韓国などはP2Pファイル共有の取締りのケースをよく耳にするし、中国は言わずと知れたWeb無法地帯でもある。また日本でも、Winny開発者が逮捕され、そのユーザが有罪となっており、さらにはウィルスでの情報漏洩などが後を経たないにもかかわらず、より人気を高めている。そんなアジア(特に東アジア)でのP2Pの隆盛を概観している記事を紹介するよというお話。

原典:NewTeeVee
原題:Asia's P2P Boom
著者:Janko Roettgers
日付:August 25, 2007
URL:http://newteevee.com/2007/08/25/asias-p2p-boom/

ほとんどの人がP2Pファイル共有にまつわる数字を知っているだろう。約5000万人の米国インターネットユーザは、ファイル共有プラットフォームを利用している。Gnutella/LimeWireやeMuleといった人気のネットワークは共に、いかなる時点でも、常に800万~900万人のユーザを保っている。そして、BitTorrentは増減はあるにしても、全インターネットトラフィックの30-50%を占めるという。

しかし、我々の大半が聴いたことすらないような、数百万人ものユーザが参加するP2Pの世界がある。何十万人もの日本のインターネットユーザは、暗号化された秘密主義のダークネットを介してメディアを入手している。中国はP2Pテレビのメッカでもある。そして韓国では、主要なP2Pプロバイダが閉鎖を余儀なくされた後ですら、ファイル交換は広く行われている。

韓国は、実際に初期のP2P戦争を巻き起こしている。韓国のファイル共有ネットワーク、Soridabaは、Napsterのほんの数ヶ月度に設立されている。その2人の共同設立者は、Shawn FanningとそのチームがNapsterをシャットダウンさせようとする試みに抗したのと同じくらいハードに、戦うことになった。Soribadaは、最終的には2005年に閉鎖をさせられることになり、旧来の、ライセンスを得たダウンロードストアに生まれ変わらなければならなくなった。それによって、違法なファイル交換問題は、一夜のうちに完全に解決されることになる。

いやチョイ待ち、そんなことはなかった。人々はSoribadaのようなネットワークを捨て、その代わりにオンラインストレージプロバイダーに群がった。最近、韓国政府がアメリカとの自由貿易協定の一部として「いわゆる『webhard』サービスを含む」ファイル交換を取り締まると約束したとき、これは政治の問題となった。これは、韓国の活動家を憤慨させ、おそらくいやというほどLGを恐怖に叩き落した動きであろう。同社は、非常に成功した勧告のオンラインストレージプロバイダーWebhard,comを運営している。

韓国のファイル共有は、常に営利企業によって運営されてきた。それは日本の状況とは完全に異なるものである、日本では、P2Pは非商業的で、暗号化されたスワッピングアプリケーションが支配的であった。最も人気のあるアプリケーションは、WinMXのより安全な代価ソフトとして開発されたWinnyである。その開発者は、著作権侵害容疑で起訴された後に、Winnyの開発は停止した。プログラムは、いかなる時点においても未だ最大で450,000人のアクティブユーザを抱えている。また、Winnyに類似したなShareネットワークにおいても、常に150,000人のユーザが参加しファイルを交換している。

中国は、アジアのP2Pにおける非常に大きな存在だといえる。台湾を拠点とするKuroEzpeerは音楽業界の圧力によって、ビジネスモデルを変えるよう強制されたが、依然として中国本土を拠点とした、ファイル交換やダウンロードを容易にする数百のサイトが存在する。それらには、Googleが出資しているBitTorrentクライアントメーカーのXunleiやその競争相手であるQQなどのような、より企業のバックグラウンドを持つものも含まれる。その他にも、90,000の映画やテレビ番組、アプリケーションのダウンロードを提供するeMuleベースのVeryCDといったm非営利P2P群のような魅力的なものも存在する。

もちろん、ドイツW杯を抜きにして、中国のP2Pを話すことはできない。いや、むしろP2Pを利用して世界中でそれを利用することができた企業についてのことだろうか。PPSreamSopcastのような中国企業は、JoostやBabelgumのずっと前から、P2Pインフラストラクチャーによるストリーミングビデオサービスを提供してきた。そして、中国のP2Pストリーミングベンチャー企業は、それから利益を上げ始めている。PPStreamは、今年の春の資金調達において1000万ドルを確保しているし、UUSeeは2005年後半の1000万ドルに加え、資金調達の第2ラウンドでも更に2000万ドルを獲得している。投資家は、DFJやSequoia、Highland Capitalなどが含まれる。

Sans Hill Roadのような面々に、このようなメッセージを見る。「P2Pは、たんにMP3を交換する米国のカレッジキッドのものではない。それは世界的な現象であり、その震央の1つはアジアである。」

アジア以外の地域で、アジア発のP2Pファイル共有やファイル交換が流行しているということはほとんどない。ただ、中国発のライブP2PTVなどは、ドイツワールドカップの際に、地元テレビ局で放送されない(CSなどでも視聴できない)試合を見たいという人達が、こぞって導入したこともあり、それなりに知れ渡ってはいるけどね。

 日本の事情は多くの人が知っているだろうけれど、韓国や中国のお話というのはそれほど目立ったものではないかも知れない。私も、韓国のP2Pファイル共有企業への圧力や法的措置などに関しては、ニュースで見てきたが、それほどその動向を理解できるほどの情報に接してはいない。最近はストレージに移行しているのね。

まぁ、前日のEFFのリポートにもあったように、そしてこれまでP2Pファイル共有対策に対していわれてきたこととして、いかにあるプラットフォームを躍起になってふさごうとしても、結局は別のプラットフォームに移行するだけのことでしかない。KazaaからBitTorrentへ、BitTorrentからeDonkeyへ、eDonkeyから再びBitTorrentへ、日本でいえば、WinMXからWinnyへ、1つのプラットフォームへの取締りが強化されれば、代価のプラットフォームへの移行が行われる、それは世界で共通して起こっているということでもあるだろう。

それでも、1つ1つ可能性をつぶしていく、ということは全く意味がないことではない。もちろん、代価選択肢は常に生まれてくるし、いたちごっことなるのは目にみているが、何もしないよりはマシかもしれない。少なくとも、移行を考えるときの選択肢に合法的な選択肢が含まれるのであれば、ね。個人的には、そのための努力も必要だと思うのだけれどもね。

にしても、中国のP2PTV企業ってすごいね。資金調達までできているのか。この手のP2PTVサービスは、Joostと違い、ユーザがストリーミングでき、そのソフトで視聴できるテレビ放送のライブストリーミングはユーザが勝手にストリームしているものであるとして、その違法性への批判を回避している。いってみれば、YouTubeを同じやり方ってところ。コンテンツはユーザが流しているだけですから、という感じで。

まぁ、長続きしなさそうなものではあるのだけれども、中国国内で運営されているというのが、非常に堅固な防波堤になっているってところなのかもね。

確かにP2Pファイル共有やP2PTVは世界的に高い人気を博していることは事実だ。ただ、その大半が違法なファイル共有に関わっており、それが真に安定しているとはいいがたい。しかし、それに対する対策が確立されていないことも事実。さて、このP2Pブームの向かう先はどうなるのだろうね。

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Comment

たけちゃん | URL | 2008.02.07 03:35 | Edit
なんか、詳しい事は、知らないけど
海外のTVとかドラマが見れるのはいいね。
ただ、ウイルスとか、スパイウエアーなど
ソフトと、一緒になってる。
あぶない!!!
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