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P2Pミュージックストア Grooveshark、ベータバージョンを開始

以前から気になっていたGroovesharkがついにベータバージョンをリリースしたよ、というお話。このGroovesharkがユニークな点は、その転送にP2Pテクノロジーを利用しているということ、そして、参加するユーザがアップロードすることで、そのインセンティブを得ることができるということ。それによってユーザはアップロードへの動機づけを保つことができ、事業者は帯域を抑制することができる。スタイルとしては、P2Pファイル共有を利用した音楽配信サービスって感じ。このGrooveshark、以前にインビテーションを申請していたのだけれども、このローンチにあわせてレジストメールが届きました。今申請したら、すぐインビテーションされるのかな?すぐにインビテーションされるみたいです。コメント欄にて教えていただきました。どうもありがとう!

原典:ars technica
原題:Get your Grooveshark on: new P2P service will give users a cut of the sales
著者:Eric Bangeman
日付:September 07, 2007
URL:http://arstechnica.com/news.ars/post/20070907-get-your-grooveshark-
on-new-p2p- service-will-give-users-a-cut-of-the-sales.html

「企業的カレッジスチューデント・チーム」が開発を進める新たなP2P音楽サービスは、音楽配信サービスに「売上をユーザに還元する」という新たな展開を持ち込んでいる。現在ベータテスト中のGroovesharkは、複数のインディペンデントアーティストと契約を交わしているという。全てのセールス・トラフィックは、P2Pネットワークによってまかなわれる。ユーザはGroovesharkのために音楽を共有することで「報われる」。

(中略)Groovesharkのバーチャル貯金箱機能(virtual tip jar function)は、P2P音楽ストアの中でも非常にユニーク。

Groobesharkは「ユーザのPCから楽曲をダウンロードされると、分け前にあやかる」というアイディアに引き寄せられたユーザにお金を支払う。非DRMのMP3で1曲99セント、ユーザの分け前が2,3セントを超えるということもないだろうが、それでも一部の音楽ファンがサービスに登録し、帯域を共有させるよう動機づけるには十分だろう。

確かに面白い仕組みではある。サーバ-クライアントによる転送ではないために、コンテンツの配信に回線費用がかさむということもないし、またユーザが増えていくにつれて、そのカタログは膨大なものになるだろう。また、P2Pを利用したサービスの問題点として、ユーザがアップロードを負担してくれるか、というものがあるのだけれども、それもアップロードにインセンティブをつけることで、ユーザが進んでアップロードを引き受けてくれる仕組みを構築している。また、インセンティブがあることで、より多くのカタログを提供することにもなるだろう(さらに言えば、ユーザが提供するオーディオファイルであるため、その大半はMP3となる)。

ただ、上記の記事にもあるように、そのライバルはあまりにも多い。EMIやUniversalはさまざまなプラットフォームで非DRM、つまりMP3での配信を開始しているし、eMusicやAmazonのようにMP3配信に特化したところもある。そうしたところといかに競争し、勝つことができるか、というところも問題になってくるだろう。価格面で言えば、99セントと平均的な価格設定になっているため、アップロードによるインセンティブがどれだけユーザをひきつけられるか、どれだけのカタログを提供できるか、というところが勝負になるのかもしれない。

で、このGroovesharkからインビテーションを受けたので、実際に使用してみた。基本的な操作はWebサイト上で行い、共有は専用のクライアントを起動することになる。

Webサイトはこんな感じ。

共有クライアントはこんな感じ。

とりあえず、共有クライアントのほうは、随分簡素な感じで、Folderタブで共有フォルダを選択、Transferタブで転送状況を確認、といったところ。GroovesharkのWebサイトにログインしている間は、起動しておかないといけないらしい(クライアントは、共有だけではなく、購入や視聴の際にも働くようだ)。

で、Webサイトはどうなっているかというと、まぁ、これは普通の音楽配信サイトのようになっている。特異な点は、視聴も購入も他のユーザからのアップロードになるという点だろう。ユーザの共有した楽曲は全てインデックスされ、カタログとなる。その後、それを視聴または購入したいというユーザが現れれば、そのインデックスしたユーザがオンラインであるときに、それが可能となる。以下の画像がわかりやすいだろうか。BeatlesのWhite Albumの検索結果である。

1番目にリストされたオブラディオブラダ、2番目にリストされたブラックバードはユーザがオンラインであるので、視聴(リスト左の再生マークが緑色)、購入(Optionsの項目に金額が表示)可能となっている。ただ、ユーザがオフラインの際には3番目のブラックバードのように視聴(再生マークが灰色)も購入(Optionsの項目がOffline)できない状態となる。

それ以外の特記すべき機能としては、自分のプレイリストを作成して、他のユーザとも共有できるということだろう。それぞれ、My Playlist、Shared Playlistにて、その楽曲を視聴・購入することができる(もちろん、当該の楽曲を共有しているユーザがオンラインであれば)。

さて、軽く試用したところをレビューしてみたのだけれど、非常に大きな問題があることがわかった。大体の人はお気づきだろうが、The Beatlesの曲が視聴・購入できるということだ(beatlsってまだオンライン配信解禁されてないよね?)。これが何を意味しているかというと、現在のところ、インデックスに対してフィルタリングを施していない、ということだろう。

しかも、ユーザによるアップロードを際限なく許すのであれば、ライセンスの供与、DRM付でなければ配信は許可しないなどアーティストやレーベルの意向も無視されることになる(DRMは大嫌いだが、それを利用するしないは権利者の自由でなければならないと思う)。また、もしこのままライセンスを得ていないであろう楽曲が購入可能な状態が続くのであれば、単なる商用海賊版サイトになってしまうのではなかろうか。

また、その責任はユーザに負いかぶされるのだろうか?FAQでは、きちんと権利者への支払いはするので大丈夫、ユーザが訴えられるということはないというのだが、ちょっと信じがたい部分もある。共有したもの全てがリストされるのではなく、ライセンス取得済みのもののみがそうなると思い、つい通常の共有フォルダを選択してしまったのだけれども(CCライセンスや公式に再配布が認められている楽曲のみではあるが、商用可のライセンスではない)、それがリストされてしまった。すぐにそのリストを削除しようと思ったのだけれども、それらを削除することはできないようだ(とりあえず、クラアント上で共有フォルダから除外し、リストから削除してもらうよう要請はしてみたが・・・)。

まだまだベータとはいえ、商用サービスを開始するには早いような気もするのだけれど・・・。発想はいいと思うのだけれども、そのために必要なこともあるだろう、と思うわけです。まぁ、そんなサービスではありますが、5回までインビテーションが可能なようなので、希望される方はコメント欄にでもどうぞ。

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Comment

m-file | URL | 2007.09.17 03:09 | Edit
>今申請したら、すぐインビテーションされるのかな?
申請後3時間程度で招待メールが来ました。
heatwave | URL | 2007.09.17 06:36 | Edit
m-fileさま

情報提供ありがとうございました。すぐにレジストされるんですね~。もうオープンベータって感じなんでしょうか。

くれぐれもアップロードには気をつけてくださいね。
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