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レコードレーベル、P2Pファイル共有を次のシングル選定のためのマーケティングに利用

P2Pネットワーク上には、さまざまなアーティストの楽曲が流れている。音楽産業側は常にそれを抑制しようと努力し、P2Pファイル共有企業、ユーザ、Torrentトラッカー・サイトを追跡してきた。しかし、音楽産業自身もP2Pファイル共有の存在を、全てがネガティブな存在であるとは考えてはないようだ。先日リークされたMedia Defenderの内部メールによると、あるレーベルが次のシングル曲選定のためのマーケティングとして、P2Pファイル共有ネットワーク上での人気を調査するよう依頼しているよ、というお話。もちろん、P2Pファイル共有において著作権侵害されることを是とはしていないのだろうが、それでも利用できるところは利用する、というところだろう。

原典:Torrent Freak
原題:Record Labels Use Piracy Data to Please Fans
著者:Enigmax & Ernesto
日付:September 18, 2007
URL:http://torrentfreak.com/record-labels-use-piracy-
data-to-please-fans-070918/

もはや、P2Pはメジャーレーベルにとっての敵、というだけではなく、優れたマーケティングリサーチツールでもあるようだ。実際に、Media Defenderは、レーベルが収益を増加させるために、海賊行為を利用した。

ほとんどの人は、レーベルはファイルファイル共有を憎んでいると考えるかもしれない。しかし、一部の企業は、リサーチツールとしてそれ実際に利用している。Interscopeレーベルや、おそらくその他のレーベルなども、次のシングルとして何をリリースするかを決定するために、P2Pのデータを利用するようだ。

この特定のケースでは、InterscopeはMedia DefenderにNicole Scherzingerのリークされたシングル「Pussycat Doll」が、P2Pネットワーク上で選好されているかどうかを調査するよう依頼した。彼女の1stシングル「Whatever U Like」の売上が芳しくなく、彼らは「Baby Love」をプッシュすることが適切かどうかを知りたかったようだ。このようにして価値ある情報が提供されル、ということを考えると、P2Pは完全に悪者というわけではない。それはツールともなりうるのである。

BitTorrent上にリークされたMediaDefenderの内部メールを引用しよう。

「pussy cat」のNicoleは、シングル「Whatever u like」をリリースしています。それはiTunesでもラジオでも芳しくありません。「Baby Love」という楽曲が、リークされています(どれくらい前からかは不明です)。Interscapeは、Baby LoveがP2P上でどの程度ストリームされているのかを把握したいと考えています。この楽曲をシングルとしてリリースすべきかどうか来週までに決定する必要があります。これら2つの楽曲の比較を、月曜までにお願いします。また、beyonces、fergie、gwen、nelly furtadoのシングルとの比較もよろしくお願いします。

RIAAが、経済的損失を生み出すとしてダウンローダーを訴えている一方で、P2Pそれ自体のモニタリングによって、ビジネスに最適なリッチな情報ソースがもたらされる。それはレーベルが前もって、-つまり、未来の覗き見-消費者が望まないようなものを提供することで、消費者層を引き離さないことを確実とするため、有料マーケットのムードを測定することを可能にする。ビジネスにおいて、この種の市場展望を得ることは非常に重要である。それによって、より多くの利益をあげ、消費者はハッピーであると感じ、彼らの提供する製品に対するより満足することになる。さらにそれは、長期にわたるファンの選好を獲得するということにいたる。

Media Defenderは、楽曲がどの程度人気を獲得しているかを調査し、それによっていくつかの効果的な結果を得る。それが十分に人気があると判断できれば、Interscopeはシングルをリリースする。そうしてレーベルにとってはお金の節約にもなり、またユーザを喜ばせることにもなる。

P2P万歳!

まぁ、確かに有効な使い方ではある。ただ、Interscopeがマーケティングの一環として、P2Pファイル共有上での人気を測定するよう依頼したからといって、P2Pファイル共有における違法共有を認めた、というわけではないだろう。

当然、そのような違法共有によって不利益を被るという認識の下で、その中でも利用可能なものは活用していこう、というところだろう。

まぁ、それでもユーザのダイレクトな反応が期待できる部分もあり、マーケティングツールとしてはリスク回避のためにそれなりに有効な手段なのかもね。

気になるところとしては、P2Pファイル共有ユーザが、どの程度ファン全体を代表しうるのかというところかな。個人的にはそれほど特殊なサンプルでもないような気はするのだけれども、それでもP2Pファイル共有を利用しているユーザというのは、確実にPCユーザであるということを考えると、少しはそちらに傾斜しているような気もする。売れている曲がP2Pファイル共有でも盛んにやり取りされるというのは理解しやすい話ではあるけれど、P2Pファイル共有で盛んにやり取りされている楽曲が売れるか、というのとはまた別の話になるだろう。

マーケティング効果がどれくらい見込めるのかも知りたいところだわね。

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