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P2P対策に乗り出すポルノ産業のカンファレンス

これまでP2Pファイル共有に対して対策に乗り出してきたコンテンツ産業といえば、映画やドラマなどを製作する大手スタジオや音楽産業がほとんどであったのはご承知の通り。ただ、現在では随分様変わりしてはいるものの、P2Pファイル共有によってポルノコンテンツを取得しようとする人は多い。しかし、そのポルノコンテンツといえども、著作権者は存在する。今回はそのポルノコンテンツの著作権者たちが、ついにP2Pファイル共有に対して、業界を挙げて対抗策をとっていくことを決めたようだよ、というお話。

原典:TorrentFreak
原題:Porn Industry to Take on BitTorrent Sites
著者:Ernesto
日付:September 10, 2007
URL:http://torrentfreak.com/porn-industry-to-take-on
-bittorrent-sites-070910/

先週、ポルノ産業の代表たちは、BitTorrentサイトやその他のP2Pネットワーク上でやり取りされる著作権侵害されたポルノ作品の増大の解決策を議論するため、 アンチ海賊行為カンファレンスに終結した。

海賊行為は、アダルト産業にとって深刻な問題となっている。人気のあるBitTorrentトラッカーで共有されている全ファイルのうち5%がアダルトコンテンツであると見られており、そしてその大部分は著作権で保護されている。さらに、EmporniumやPureTnA、Dheggitのようなサイトは、ポルノの共有に特化しており、それらはインターネット上で最も人気のあるプライベートTorrentトラッカーとなっている。

これらのサイトによる著作権侵害コンテンツの拡散を食い止めるために、ポルノ産業はアンチ海賊行為カンファレンスを結成した。AVNは、カンファレンスに参加した65のアダルト産業代表の1人である、Studio A Entertainmentの取締役Andrew Blakeの発言を掲載している。「このカンファレンスで私が痛感したことは、これがあまりに蔓延しているということです。私たちはみな、まるでレコード産業みたいだと笑いが漏れたりもしました-『えっ、僕らはアンタッチャブルなの?』、と-しかし、ここにいる多くの人々が、ことビジネスにおいては、絶命寸前なのです。」

3時間に及ぶアンチ海賊行為セッションに参加したアダルト産業代表たちは、海賊行為のために、彼らは1年につきおよそ20億ドルの損害、およそ全世界での総収益の4%を失っていると見積もった。主なコンセンサスとしては、P2Pネットワーク、特にBitTorrentがポルノ産業に最も脅威をもたらしているとされた。

複数の対抗策が、会議中に議論された。その提案の1つとして、著作権侵害ユーザを発見し、法的措置を継続することを助ける、アダルト産業のためのMPAA/RIAAに当たる団体を創設するというものであった。

ロサンゼルスを拠点とするポルノ専門の弁護士であるGreg Piccionelliは、そのような包括的な組織のメリットを説明した。「中立の団体がそうする(著作権侵害者を告訴する)のであれば、彼らは代表でしょう。それは損害を被っている様々な団体を保護します。私たちは、これによって非常に多くの利益を得ることになるでしょう。特に、私たちがまさに向かっているところが、実質的にあらゆるコンテンツ製作者たちが熾烈な海賊行為によって危機に瀕し、テクノロジーの進歩に伴って計り知れないほどに悪化していくだけの今、だからこそでもあります。」

また、ポルノに対する海賊行為と戦うために、よりアマチュア的な考えもあるようだ。たとえば、Shane's WorldのMegan Stokesは、コンテンツオーナーたちが海賊コンテンツのスクリーンショットを投稿することのできるフォーラムをローンチしているとアナウンスした。どうやらStokesは、これらのスクリーンショットが、来るべき訴訟において、大いに役立つ可能性があると考えているようだ。

さらにStokesは、アダルト産業が手遅れになる前に、手を打たなければならないと強調する。「私はスタジオのオーナーたちが見て見ぬ振りをするのをやめる必要があると考えています。...これ(訳注:海賊行為)は、黙っていてもなくなるわけではありません。何もせず不満ばかり言っていても、何の解決にもなりません。まさにこの理由において、積極的な姿勢をとることがなければ、この5年のうちに、多くの人達が(訳注:この)ビジネスから姿を消していくでしょう。」とStokesは言う。おそらくStokesは正しい。ただ、BitTorrentサイトのスクリーンショットをとることは、私がこれまでに耳にした対策おいては、最も心もとないソリューションではあるけれど。

うーん、確かに斬新ではあるのだけれども、果たして効果があるのかどうかは疑問だ。もちろん、そのトラッカーなりTorrentサイトなりが、当該のTorrentを保持していた、リンクしていた、トラッカーの役割を果たしていた、ということの証明にはなるのだろうが、肝心のトラッカー行為やTorrentの保持、リンクそのものが違法かどうかは未だに明白にはなっていない。そうした中で、スクリーンショットをとるというのは、彼らが考えているほど効果的かどうかは、判断のつかない部分のほうが大きいかも。ただ、やらないよりはやっておいたほうがいいのだろうけど。

数あるコンテンツ産業の中で最も積極的にメディアの変化に対応してきた業界であるがゆえに、個人的には、訴訟やユーザのトレース、という手段ではなく、何らかの革新的な試みによってそれを克服して欲しいとも思ったりする。ただ、それにも限界があることを考えると、このような訴訟やユーザの追及によって違法行為を減らすという行動が必要なのかなぁと、少しは同情的になったりもする。

ただ、このような違法なやり取りを封じ込んだとして、ポルノ産業に利益がもたらされるかどうか、というのは少し疑問がある。どのような層がP2Pファイル共有でポルノコンテンツをやり取りしているか、はわからないが、それでも購買層と非購買層がいるということは明白だろう。前者に関しては、ポルノ産業に対して不利益を生じさせる存在であるが、後者に関しては、直接利益に絡むものではない。個人的には、ポルノ産業に限らず、前者の抑制にも力を注ぎつつ、後者から利益を上げるための方法を模索することも必要ではないかなぁと思う。

では、実際にポルノ産業はどのようにして違法ファイル共有に立ち向かっていくつもりなのだろうか。その辺の具体的な方策についての議論はまた後日。これもなかなか面白い。

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