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MiiVi.com:著作権者でもないのに著作権侵害を通報するという利用許諾?

ビデオ共有サイトなどの利用許諾には、著作権者に無許諾に著作物を有するコンテンツをアップロードしないでください、という文言が含まれていることがほとんどである。まぁ、そのような文言がほぼ効力を持ち合わせてはいないのは承知しているが、それでも明言しなければならないのだろう。わざわざ読むだけの価値はないと思う人も多いだろう。しかし、それに加えて、著作物を無許諾にアップロードした場合、それを関係当局に通報します、とかかれていたらどうだろうか?それでも読む価値はない?というお話。具体的には、以前罠ビデオサイトとして紹介したMediaDefenderのMiivi.comにそのような利用許諾があったよというお話。それでも読む価値はない?

原典:TorrentFreak
原題:MiiVi Admit They Will Report Pirates to ‘Proper Authorities’
著者:enigmax
日付:September 18, 2007
URL:http://torrentfreak.com/miivi-admit-they-will-report-pirates-to-proper-authorities-070918/

MediaDefenderの電子メールのリークによって見落とされていることに、Miiviのエンドユーザライセンス契約(EULA)がある。大方のEULAと同様に、それは長く退屈なものであるのだが、それには驚くべき事実が隠されている。MediaDefenderが、Miiviアプリケーションを利用して著作権侵害に関わっているユーザを発見したとすれば、 それに関わる当局に通報すると明確に述べている。

Wikipediaによると『EULA(End User License Agreement)』は、エンドユーザがライセンスされたソフトウェアを利用する際の条件を示す』ソフトウェアライセンス契約である。

EULAは、通常(ソフトウェアやゲームなどの場合)書面での提示もなされ、弁護士にだけわかるような法律用語が小さい文字でびっしり書かれているブックレットと認識されているだろう。また、ソフトウェアのインストール時にはデジタルな提示がなされる。ほとんどのPCユーザにとっては、膨大な量の法律用語を読み、それを理解し、その規則を遵守する用意があるかどうかを確認するための、「はい」か「いいえ」を選択するためのボックスが表示されることはおなじみであろう。

大半の人がEULAを読むことはないと思われる。そしてMiiviをインストールした人々はMiiviのEULAを読んでいないというのは賭けてもいい。ほんの一部の人たちはそうしたかもしれない。しかし、ほとんどの人は、最初のパラグラフを一読しただけで、どんよりしたことだろう。

Miivi desktop application - License Agreement & Terms of Use

THIS VERSION OF MIIVI SOFTWARE AND ANY OTHER RELATED SOFTWARE, UPGRADES OR UPDATES AND ALL RELATED SERVICES (THE “PRODUCT”), ARE LICENSED TO YOU BY MIIVI INC. (”MIIVI”) SUBJECT TO THE TERMS AND CONDITIONS OF THIS LICENSE AGREEMENT & TERMS OF USE (THE “AGREEMENT”).
PLEASE READ THIS ENTIRE AGREEMENT CAREFULLY. BY CHECKING THE “I HAVE READ AND I ACCEPT THE MIIVI SOFTWARE LICENSE AGREEMENT & TERMS OF USE” CHECK BOX, OR BY INSTALLING OR USING THIS PRODUCT YOU AGREE TO BE BOUND BY THE TERMS OF THIS AGREEMENT. IF YOU DO NOT AGREE TO ALL OF THE TERMS OF THIS AGREEMENT, PLEASE DO NOT ACCESS/USE THE PRODUCT, DO NOT INSTALL OR USE THE PRODUCT AND IMMEDIATELY DELETE ANY COPY OF IT FROM ALL STORAGE MEDIA.

なんと退屈な・・・。 しかし、少し飛ばして『User Conduct』のセクションを見てみると・・・

User Conduct. 製品およびあなたの利用に関して適用されるいかなる地方、州、国家、海外の法律、条約および規則を遵守することに同意します。以下の製品に関して、利用、推奨、またはその他利用を可能にする方法を用いないことに同意します。
(中略)
(d) 商標、著作権、特許、 肖像権を有する第三者の知的所有権その他の権利を侵害する可能性のあるいかなるコピー、複写、保存、転送、投稿、添付、公への提示、管理

本来、このセクションに問題があることは少ない。『Grokster判決』の後、メディア配信ソフトウェアのマーケティングに関係している人たちなら誰しもが、彼らのソフトウェア上で海賊行為を推奨しているとみなされないよう慎重にならなければならない。

しかし、上記のセクションと、『Measures and Enforcement』セクションが合わさることで、非常に注意を引くかもしれない。

User Conductセクションにおいて言及される規定、または本契約において言及されるその他の規定への遵守の不履行は、自動的にMiiviの義務を無効にします。Miiviは、本契約または法律に基づいて必要とされる通知を送付することがあります。Miivi自身の判断に基づき、そのような活動に直接関与しているとみなされる場合、Miiviはその行為や、侵害が疑われるユーザ(たとえばあなた)のデータや情報を然るべき機関に提出することになります。

MiiViが、彼ら自身の言葉で、Miiviユーザが第三者の著作権侵害をしたと『Miivi自身の判断に基づいて』思っているならば、-著作権が幅を利かせるアメリカ合衆国での民事訴訟でさえ-おそらくその施行が彼らに対して取られることが可能となるように、同社は著作権者を探し出し、Miiviユーザの情報を彼らに提供するだろう。

それでも、海賊達を罠にかけることがプロジェクトの唯一の目的であったというのは明確な証拠とはいえないだろうが、MiiViが自らを著作権の裁判官、陪審員であるかのように言及しているという事実は、納得しがたいものがある。

もしその言い回しが、法律によってMiiviに求められるであろう施行(DMCAに基づく削除要請など)を行うというのであれば、それは多少の問題はあるにせよ、必要悪として認められるだろう。しかし、関与していない第三者の判断によって、(民事訴訟を超えて)「関係当局』に通報するという積極的なスタンスは、それとは別物だろう。英国やEUでは、情報を第三者に譲り渡すことは、データ保護法における刑事的な違反を構成する可能性があるように、個人情報の保持は、非常に難しいビジネスである。

最後に、意地の悪い笑みを1つ2つ浮かべてしまいそうなEULAの言及を紹介しよう。

以下の製品に関して、利用、推奨、またはその他利用を可能にする方法を用いないことに同意します。
(中略)
(b) 他者ユーザの同意なく、電子メールアドレスを含むユーザに関する情報の収集

まぁ、EULAは読む価値があるのかもしれないね。

ユーザが同意なく他者ユーザ情報を収集するのはダメらしいが、MediaDefenderがユーザ情報を収集するのはいいってわけね。

今回の件とはあまり関係はないけれど、利用許諾を誰も見ていないって問題は結構根深いよねぇ。かなり以前にどこかで見た記事で、利用許諾の中に、この文章に気付いた人は連絡ください、最初に連絡してくれた人に賞金を上げるよと記しておいて(それなりに嬉しいくらいの額だったと思う)、ソフトウェアを配布していたんだけど、その最初の連絡ってのがリリースしてから数ヵ月後だったなんてことがあったらしい。まぁ、それくらい読まれてないってことでもあるのよね。

まぁ、Miiviはそれそのものの存在が明らかにおかしかったわけで、利用許諾におかしなところの1つや2つあったところで、驚くべきことでもないのだけれど、やはりこの辺は、ユーザを罠にかけるサイトとしてMiiviを構築したという明白な証拠が見つかっていない以上(MediaDefenderの電子メールリーク情報からもね)、周辺的な情報を固めたいってところもあるのだろうね。

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