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アンチパイラシー企業:「海賊撲滅テクノロジー、100万ドルで売ります」

ViralgViralgというアンチ海賊行為企業が、同社の持つアンチパイラシーテクノロジーを100万ドル(約1億1500万円)でeBayオークションに出しているよ、というお話。で、問題はこの技術が使えるかどうかなのだけれども、この技術はFastTrackネットワークにおいては、非常に有効らしい。ただ、現状のKazaaなどの利用実態を考えると、それだけの額を支払って得られるメリットはあまりないと思われる。また、この技術を購入したところで、実際にネットワーク内のファイルを破壊するためには、多くの機器や手間を必要とし、それにもまたお金がかかるのだそうな。この企業が一躍脚光を浴びた2005年の記事はこちら(CNET Japan)。

原典:TorrentFreak
原題:Anti-Piracy Technology For Sale On eBay For $1m
著者:enigmax
日付:September 25, 2007
URL:http://torrentfreak.com/anti-piracy-technology-for-sale
-on-ebay-for-1m-070925/

2005年、アンチ海賊行為企業Viralgは、99%のオンライン海賊達の息の根を止めると豪語して、ファイル共有シーンに突如として現れた。今日、あなたがアンチパイラシーソリューションの最高機密を必要とし、eBayのアカウントを持ち、人を集め、1,000,000ドルのお金を無駄にできるというのであれば、あなたは幸運だ。

次のシナリオを想像してほしい。あなたは数百万ドルのレーベルの社長です。ある人物が、あなたのビジネスがファイル共有によって損害を受けているとあなたに信じ込ませました。あなたはどうしますか?ゴーストバスターズを呼ぶ?それとも、多くの企業がしているように、MediaDefenderのような企業に助けを求めるのだろうか。アンチ海賊行為システムが、ファイル共有に対してはほとんどインパクトを与えることができなかったように、それは対して満足のいくソリューションではない。

2005年初頭、フィンランドに設立されたViralgは、驚異的な主張をしてP2Pシーンに突如として現れた。彼らのテクノロジーを用いれば、ファイル共有の99%を終わらせることができる、それが彼らの主張であった。

2004年、Viralgは、Electronic Arts, Vivendi, Microsoft Game Studios, Sony Computer Entertainment, Atari, Nintendo, Codemasters, THQを彼らの顧客として挙げた。彼らはICT Prize 2005にノミネートされ、Venture Cupビジネスプランコンテストに優勝してもいる。

その当時のポートフォリオはそれなりのものであったため、本日、eBayオークションにおいて、Viralgが1,000,000ドルといういかした金額で技術を販売するというので、TorrentFreakとしては非常に興味の湧いたところだ。

では、何が売り物なのだろうか?どうやら、Viralgの特許出願という形態での『知的財産権』であるようだ。

Viragleは、GnutellaなどのP2Pネットワーク上で共有される音楽や映画、GPSマップ、ゲームやソフトウェアなどの違法コンテンツの共有を妨害することを目的とするテクノロジーを提供しています。Viralgの技術は、フィンランド(顧客の90%)やその他のスカンジナビアの国々において広く使用されております。その技術は、500,000ドル以上を売り上げています。商品となる特許は、違法ファイル共有に対する唯一可能な効果的な保護のために必要なキーテクノロジーをカバーしています。ある情報によると、違法P2Pによってメディア企業が被る損害は、年間40~120億ドルに達します。

では、買い手となるであろう人たち(不幸なMediaDefenderの顧客?)は、このテクノロジーにお金を出すべきなのだろうか?

Viralgが、あたかも本物と見分けがつかないような、ハッシュ以外が破損されたファイルを生成することができるのだ、と主張する。人々がダウンロードをする際には、正常な部分と不正な部分を送信することで、最終的なファイルを役に立たなくさせるのだそうだ。数年前のFastTrackネットワーク(Kazaa[R.I,P])であれば、多少は効果もあるのだろうが、今日のBitTorrentに支配されたファイル共有の世界では役に立ちそうもない。そんなシステムのトレーニングを40時間もしてくれるのだそうな。

Princeが、Web SheriffがThe Pirate Bayと戦うためにこれを購入しようなどというファンシーな考えに至ったとしても、この時代遅れのシステムはBitTorrentに対しては、全く役に立つものではない。『Pratented Virtual Algorithm』というのだそうだが、まぁ-役には立たない。

TorrentFreakは、Delft工科大学でP2Pを研究しているIr. Johan Pouwelse博士にその理由を聞いた。「BitTorrentは、1-4MBごとに個別のハッシュを用いています。これが意味するところは、このプロトコルでは、バッドデータを送信することによって、エクスプロイトが可能な脆弱さを持っているということになります。しかし、現在のクライアントはスマートになっていて、通常、1つのIPアドレスから、1つの1-4MBのフェイクブロックしか受け取らないようになっています。」

さらに言えば、より多くのファイルを破壊するためには、この100万ドルの値札は最初の投資に過ぎなくなる。より機能させ歌芽には、ファイル共有ネットワーク上により多くのもの(サーバ、アカウントなどMediaDefenderスタイルに必要なもの全てのセットアップ)が必要となる。

おそらくいくつかの販売統計は、未来の買い手にとって魅力的に映るだろう。確かにシステムは2003年以降動作していた。そしてその時点では、5,000,0000ドルの利益を上げていた。潜在的な買い手たちは、詳細な収益に冠することを知りたがるだろう。特にFastTrackネットワークが過去のものとなった現在の収益を。

お金が腐るように余っていて、FastTrackネットワーク上のファイルを破壊することを保証してもらう必要のある(MediaDefenderのツールが無料で利用できることを知らない*1)人は誰でも、今すぐeBayオークションに急いで参加すべきだろう。もう時間がない-オークションにも、そしてViralgにも、ね。

*1 MediaDefenderのアンチパイラシーツールは先の流出に伴って、一緒にBitTorrentに放流されている。まぁ、それを指して、無料で使える、といっているのだろう。

まぁ、率直に言って、今ではそれほど役に立たないテクノロジーってことなのね。まぁ、そんなものにどれほどの価値があるのかはわからないけれど、よっぽどの物好きで、見識のない人以外には全く魅力のないものなのだろうね。

このような技術を売りに出すこと自体、その役目は終わったと考えるべきなのだろうね。まぁ、時代の流れに対応したものなのだから、その時代が終わりを告げれば用済みとまではいかないだろうけれど、そのままでは役に立たなくなるのだろう。

「そのままでは」ね。次のエントリでは、このViralgが「そのままではない」と主張しているよというお話でも紹介しよう。

個人的に思うのだけれども、この技術によって一時は50万ドル(約6,000万円)も利益を生み出していたのだ、という主張を聞くと、果たしてそれだけの効果はあったのだろうかと疑問に思ったりもするのよね。結局は、こうした技術にお金を払い続けるほうが、長期的に見て損失を生むような気もするのだけれど。もちろん、大して効果がない、という意味でね。まぁ、それでもそれは海賊行為のせいだ、というのだろう。納得できなくもないが、なら最初からそんな技術に金を出さないほうが…と思ったりもするのだけれどね。

余談だけれど、このViralgのサイトを見てみようとGoogleで検索してみたところ、こんなことに…。

Viralg

クリックするのを躊躇しちゃったよ。

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