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Universal、音楽ストリーミングサイトを標的に

DeezerUnivresalが、フランスの無料音楽ストリーミングサイトDeezerに対して、その楽曲の利用を著作権侵害だとし、Webサイトから楽曲を削除するよう求めているようだよというお話。といってもDeezerはアーティスト達を代表するフランスの著作権料徴収団体と契約を交わしており、現在、Deezerは、楽曲をブロードキャストする許諾を得るために、個々のレーベルを協議を進めているところであった。その思惑としては、Vivendiのグループ企業であるISP(UniversalもVivendiのグループ企業)が展開するNeufというUniversalの楽曲を提供する同種のサイトを守りたい、というところもあるようだ。

原典:Slyck.com
原題:Universal Targets Music Streaming Site
著者:Drew Wilson
日付:Sepmber 24, 2007
URL:http://www.slyck.com/news.php?story=1591

iTunesなど他の音楽ストアに比べると、フランスのDeezerは比較的新しい音楽ストリーミングサイトである。彼らの最大のセールスポイントは、その合法性である。しかし、それはUniversalが疑問視しているところでもある。同社は、 フランスの団体に著作権使用料を支払っており、レーベルとも契約をしている。重要な点は、誰であってもDeezerライブラリに追加することができるということである。このケースは、地元の著作権団体に著作権使用料を支払っていたというAllofMP3の合法性を思い起こさせる。しかし、IFPIは同Webサイトを閉鎖させるために、数ヶ月に渡って、彼らができるありとあらゆることを講じ続けた。

ソースによると、Deezerは、Universalの楽曲をストリームすることに関して彼らにコンタクトを取らなかったとして、そのストリーミングサイトをターゲットにしているという。DeezerはUniversalからのクレームがあったということを否定し、同社は3月よりUniversalと協議中であることを明かした。

これはDeezerは著作権クレームに関連して銃口を向けられた最初の出来事ではない。今年3月、かつてBlogmusik.netと呼ばれた音楽ストリーミングサイトが、アーティスト・プロデューサーを代表する協会によって閉鎖された。その後、SACEMなどの著作権団体や企業との提携がなされ、同社はDeezerとして再開された。Deezerはその後、インディペンデントレーベルとの契約を重ね、またISPとのパートナーシップを結んでいる。

伝えられるところによると、Universalは、Deezerや「それをサポートする企業」は「明らかなる脅威」であるとしてターゲットとしたという。メジャーレーベルからのこのような非難は、おそらく、Universalの故郷で合法的に運営されるミュージックストアに関する法律上の問題や、知的財産権オーナーの世界規模での執行管轄権についての議論を再開させるものであろう。

さらに重要なこととして、メジャーレコードレーベルの観点では、 彼ら自身がイノベーティブであるということは、どのようなことなのだろうか?メジャーレーベルに対する批判の最大のものの1つは、彼らがイノベーションを受け入れることを拒絶するということであった。その手の議論は、少なくとも最初のNapsterファイル共有サービスのころから存在する。それに対する批判は、Napsterを音楽ストアとして再開させたメジャー音楽レーベルによって、鋭く否定される。とはいえメジャーレーベルたちは、iTunesと提携したり、オンラインで音楽を販売したりすることで、『イノベーティブではない人たちの群れ』というイメージを脱しようとしてきた。彼らのDRM戦略に対する批判が起こったとき、2社は一部ではあるがオンラインミュージックストアでのDRMフリーの音楽の販売を始めた。最初にEMI、その後、不思議なことにUnivresalが。Universalが変化を受けれることのできる企業であるという評価を受けたいのであれば、現在起こっているDeezerとの衝突は明らかに妨げとなるものであろう。

さて、こんな流れで書くと、なんだかUniversalが悪者のようにも思えるかもしれないが、個人的には、このDeezerというサイト自体もかなりの問題を抱えているようにも思える。

このDeezerというサイトは、自らが用意した楽曲を提供しているわけではなく、ユーザがアップロードした楽曲をストリームしている。そこでの問題は、このDeezerが提携していないレーベルやアーティストの楽曲であっても、アップロードでき、かつユーザはそれを聴くことができる。一応、著作権料の支払いに関しては契約までこぎつけていはいるのだが、個々のレーベルとのやり取りは現在進行中でもあると。まぁ、率直に言えば、見切り発車的な部分があるということだろうか。

その点で、Universalは同社に許諾になく、楽曲を利用されている、つまり著作権侵害だ、と主張しているのだろう。もちろん、その背景には、Vivendiの子会社が展開するNeufなる音楽ストリーミングサイトの存在があってのことなのだろうが、そういう背景があったからといて、Universalの主張の正当性がそがれるということもないだろう。

ただ、あまりに強く著作権者の権限が働きすぎるというのも考え物だなと思う。個人的には、著作権なんて著作権者の財産と、利用者の利用が保証されるべきなだけであって、その他のまどろっこしい理由によって制限されるというのも馬鹿げた話だなぁと思ったりする。まぁ、かといって、金は払う、だから好きに使わせろ、ってのが行き過ぎても問題があったりもするわけで、痛し痒しな部分もあるのだろうけれどもね。

著作権というものは、著作権者の財産と著作物の利用との最大公約数であるべきだと思う。片方が過ぎれば、片方がおろそかになる。財産の保護と利用の保護はそのバランスにおいて、最大値をとることで、互いにポジティブな効果を与え合うものだと考えている。著作物の利用ばかりが過ぎれば、著作権者の財産が損ねられ、結局は著作物の利用に対してもネガティブな影響を与えかねない。一方で、著作権者の財産ばかりが過ぎれば、著作物の利用が損ねられ、結局は著作権者の財産にネガティブな影響を与えかねない。個人的には前者が「著作権」を必要とする由縁であり、後者が著作権の現状であると思う。両者が最大値をとることで、互いに相乗的な効果をもたらすのではないか、と思うのだけれどもね。

余談だけど、DeezerとNeufの両方のサイトを使ってみた。印象としては、前者のほうがいいね、段違いに。

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