2007年09月30日
以前、Nine Inch NailsのTrent Reznorはオーストラリアにおける自らのCDの価格があまりにも高いことに怒り、そのことをレーベルの代理人に文句を言った。それに対して、代理人の答えは、NINのファンはどんな値段をつけても買うだろう、というものであった。それに対し、さらに怒りを覚えたReznorは、レーベルが人々を騙し搾取しているのだから、音楽が盗まれているのも無理はないと、強烈にレーベルを批判した。今回は、その話の発端となったオーストラリアで行われたのライブのお話。彼はオーディエンスに、この話題が世界中を駆け巡った後、CDの値段が少しでも安くなったかと問いかけた。聴衆たちのNO!の声を聞いたReznorは彼らに向かってこう言った。STEAL
IT!
原典:ZeroPaid
原題:Trent Reznor Tells Australian Crowd to 'Steal My Music'
著者:soulxtc
日付:September
URL:http://www.zeropaid.com/news/9020/
Nine Inch Nailsのフロントマン、Trent Reznorは、オーストラリアのCDショップで彼の最新アルバム『Year Zero』が30米ドルで販売されているのを知り、衝撃を受け、そして怒った、と以前の記事で紹介した。
彼はその価格を「不条理だ」といい、 なぜ彼のCDがそんな高値で販売されているのかをスタジオの代理人から聞かされたとき、さらに衝撃を受けることになる。Reznorによると彼はこう言ったという。「キミには本当のコアなオーディエンスがいて、そのオーディエンスはキミが出したものならいくらだって支払うからさ。そう、真のファンという奴だ。我々がディスカウントしなければならないのは、そうしないと買ってくれる人がつかまらないポップなものなんだよ。」
彼は、バンドを支えるために、心から熱心になってくれる本当のファン、少年少女たちから騙し取るなどということに納得することはできなかった。
彼はこういった。「人々が音楽を盗むのも無理はない」と。
さて、そんな彼の発言が世界中を飛び回ったあと、彼はオーストラリアでのパフォーマンスに出向いた。彼はそのパフォーマンス中、オーディエンスに問いかけた。彼の発言によって何か変わったか、彼の望んだように最新アルバムは少しでも安くなったかと。「NO」と答えがこだまする。それに対し、彼はそれを盗むようけしかけた(たとえば、それを違法にダウンロードすること)。
それを奪え、奪い取れ。盗め、盗め、どんどん盗め!友達みんなにそれをくれてやれ!盗み続けろ!それがマザーファxXーどもに、人々から騙し取ることが正しくない行いであることを思い知らせることになるんだ。
まぁ、Trentがそんなにクールな奴じゃないと思ってる人もいるだろう。
OK、以下にそのときのクリップと、そのときの彼の言葉を記そう。
AUDIO TRANSCRIPT
見慣れた顔がたくさん、たくさん、たくさんいるな。・・・昨日のLuna Parkのライブに来ていなかった奴はいるか?昨日は多くのことを話した。今日はまだそんなにしゃべってないな。あぁ、そうだ、俺は今朝目が覚めて、しばらくの間ここが何処なのか思い出せなかった。
そして、以前ここにいたときのことを思いだした。ここのあまりに馬鹿げたCDの価格への怒りをぶつけたんだっけ。この話は記事になり、そして世界中のいたるところに広まった。今、俺のレコードを出している世界中のレーベルは、俺のことを忌み嫌っているだろう。なんせ、俺は大声で奴らのことを、貪欲なクソッタレだとののしったんだから。
俺は(訳注:オーストラリアに来てから)CDの価格をチェックできていないんだ。(訳注:俺の)CDの値段は少しでも安くなったか?
{聴衆は「NO」と叫ぶ)
俺には、No、No、Noと聞こえる。誰か・・・誰でもいい、値段が安くなったのを見た奴はいるか?
(聴衆は再び「NO」と叫ぶ)
OK、この言葉の指すところをお前達は知っているだろう。STEAL IT!そうだ、奪い取れ。盗め、盗め、どんどん盗みとれ。友達みんなにそれをくれてやれ。盗み続けろ。それがマザーファxXーどもに、人々から騙し取ることが正しくない行いであることを思い知らせる一握りの方法なんだ。
俺達はそういって友達を減らしてきたんだがね。
いや、本当にしびれるね。
もちろん、怒りに任せた発言、と言う側面もあるのだろうが、Reznorにしてみれば、リスナーを信頼しているからこその発言なのだと思う。少なくとも、彼はリスナーが出したお金で生活しているわけで、全てを失えば生きていくことはできない。しかし、たとえ、人々にStealさせたとしても、それでもリスナーが彼を支えてくれることを確信しているのだろう(まぁ、それはNine Inch Nailsの成功が背景にあってのものだが)。
もし、この発言を真に受けて、それにリスナー達が従ったとして、著作権団体がこれまでに主張してきたような大損害をReznorは被るのだろうか。少なくとも、私はReznorは勝者になりうると思うけれどもね。まぁ、友達はさらに減らすのだろうけれどもね。まぁ、自らがその友人関係に終止符を打とうともしているのだけれどね。
この話題については、bounce.comでも紹介されているので、ご承知の方も多いかもしれない。ちょと時期的には遅くなっちゃったけど、どうしても紹介したい話題だったので、遅ればせながら紹介してみた。
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