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Trent Reznorから中国のファンへ:海賊盤を買うな、ダウンロードしてくれ

NIN>中国という国は、お世辞にも解放的な国とは言いがたい。それは、政治的、社会的な面だけではなく、文化的な面においても閉鎖的な傾向が強い。特に、欧米の文化に対しては可視的であれ、不可視的であれ、非常に強い制限を課している。もちろん、その合間を縫って海賊盤ビジネスの温床ともなっている。そのため、中国における海外文化影響を語る上では、商用の海賊盤、海賊版なしには語れない部分もある。そんな状況に対しReznorは、合法的に手に入れられないのであれば、海賊盤を買うよりも、無料でダウンロードしてくれ、と訴えているよというお話。

原典:BoingBoing
原題:Trent Reznor to China: download our music, don't buy it from pirates
著者:Cory Doctorow
日付:September 13, 2007
URL:http://www.boingboing.net/2007/09/13/trent-reznor-to-chin.html#

Nine Inch NailsのTrent Reznorは、先週、ロックフェスティバルに参加するため北京にいた。Music2dot0での素晴らしい、そして刺激的なインタビューにおいて、Reznorはレーベルを痛烈に批判し、今後はインディペンデントとして、彼のwebサイトを通じて楽曲を販売すると約束した。そして彼は、中国のファンに対して、彼の音楽を海賊盤業者からではなく、 無料でダウンロードするよう推奨した。

中国における特殊な事情を考えると、合法的なチャネルを通じて西洋の音楽を入手することは容易ではないようなので、我々のファンに1つ提案をしよう。もし、君たちが我々の合法的なCDを見つけ、購入するのであれば、あなたからのサポートに感謝を示すだろう。しかし、それを見つけることができないのだとすれば、インターネットからダウンロードすることのほうが、海賊盤CDを購入するよりも、より許容できるオプションであると考えている。我々の楽曲をインターネット上で見つけるのは非常に簡単だ。大概の楽曲であれば、それほど手間はかからないだろう。そして、それを聴き、我々の音楽を好きになってくれるのであれば、それを友人達と共有して欲しい。私は、音楽に心血を注ぎでいる。より多くの人たちが、その楽しさを我々と共有することを心より望んでいる。

何が素晴らしいって、単純に買えといっているという話でもないというところだろうか。購入してくれた人にはサポートしてくれてありがとう、言う一方で、海賊盤を買うよりなら、無料でダウンロードしてくれ、簡単だぞ、という。さらには、それを気に入ってくれたら、是非とも友人達と共有してくれという。

しばしば、海賊行為によって無料で利用されることが、それにコストを支払っている人たちに対して不平等感を生じさせ、それによって購買意欲が削がれるという話を聞く。もちろん、それはないわけではないのかもしれないが、果たしてそれがNine Inch Nailsのファンに対しても通じるのだろうかと疑問に思う。

というのも、前回のエントリで紹介したNine Inch Nailsのライブに参加していたオーディエンスの多くは、いかに高いCDあっても購入していただろう。そして、アーティストが自らの作品を盗め!といっていることに対して、多くのオーディエンスは歓喜した。もちろん、レーベルへの不満という背景があってこその反応なのだろうし、容易に一般化できる話でもないが、それでも、アーティストが自らの作品の素晴らしさを共有してくれ、という姿勢を示すことはファンにとってはこれ以上の喜びはないのではないか、と思うのだ。

この中国への反応に関しても、多くのユーザは海賊盤によってReznorが不利益を被っているから利用するなといっているわけではない、むしろ、リスナーが(インターネットから無料でダウンロードできるというのに海賊盤を購入することで)不利益を被るからこそ利用するなと言っているのだと理解するだろう。

その姿勢こそがリスナーを歓喜させるのだと思う。そして、その歓喜が生み出したものが、この『Year Zero』のリミックスサイトなのだろう(Limitless Potentialとはよく言ったものだ)。

良くも悪くも、中国における海外の文化を支えてきたのは海賊盤という側面もある。それは、単に安いからという安易な理由からではないという部分もあるだろう。つまり、そうでもしないと手に入らないと言う事情もあった。しかし、時代は変わりつつある。たとえ、中国がインターネットを検閲しようとも、少なくとも彼らに届くための方法が存在する。ならばそのチャネルを最大限に活用し、市場を活発にし、そして海賊盤に対抗すべきだろう。

『手は手でなければ洗 えない。得ようと思っ たらまず与えよ』。誰の言葉かはわからないけれど、そういうことなんだと思うよ。

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