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The Pirate Bay、メディア企業を告訴した真意を語る

The Pirate BayMediaDefenderから流出した情報を元に、The Pirate Bayはパラマウント、20世紀FOX、ユニバーサルのトラッカーへの妨害行為に対してを告訴するとしたThe Pirate Bay、その管理人のBrokepがTorrentFreakとのインタビューでその真意を語っているよというお話。完全にThe Pirate Bayの主張を認めることは難しいけれど、一方で彼らの言うことにも一理ある-「彼らは我々を不道徳だというが、彼らはそれに対して違法行為を行っている」。ある対象を「主観的に」悪と認識するのは自由だ、しかしだからといってその対象に「客観的に」悪とみなされる行為をするのは正しいといえるのだろうか。

原典:TorrentFrak
原題:The Pirate Bay Details Charges Against Media Companies
著者:Ernesto
日付:September 26, 2007
URL:http://torrentfreak.com/piratebay-fires-a-broadside-of-
complaints-to-police/

先週、The Pirate Bayは彼らのBitTorrentトラッカーを汚染し、破壊しようとしたエンターテインメント産業の複数のキープレイヤーを告訴したと発表した。我々は、The Pirate Bayの創設者の1人であるBrokepに、今回のこのエンターテインメント産業を右往左往させるような反撃の背景を聞いてみた。

The Pirate Bayは、Paramount Home Entertainment、Twentieth Century Fox、Universal Music Groupなど大手メディア企業10社を告訴した。あるものはこれを、(産業側と)同じ手を使っているではないかというだろう。しかし、これらの企業を相手取る真の動機づけとなったものはなんだろうか?

TorrentFreak;告訴することに決めた主な理由を教えてください。

Brokep:大手企業に、彼らの行ったことが悪いことであるとわからせること。彼らは、多く人々によって決定される大企業です。私は彼らに弁解とか謝罪を求めているわけではなく、彼らのくだらない手法や不正な行いをやめて欲しいのです。彼らの海賊コミュニティを不道徳なものだといって訴えていますが、それに対して彼らは違法な行為を行っています。確かに彼らと戦うことは困難なものかもしれませんが、しかしそれは法が彼らを許しているということを意味しているわけではないのです。だからこそ、我々は声を上げる必要があるのです。

TorrentFreak;あなたのブログエントリでは、今回の発端は、MediaDefenderのリークであると述べています。あなたは、彼らのクライアントを訴えることに関して、MediaDefenderとやりとりはありましたか?

Brokep:はい、私はRandy Saafと話をしました。彼には非常にナイスガイな印象を持ちましたが、彼自身は今回の件について話したくはなかったようです。彼は基本的には、「君が必要だと思うことをすればいい」といいました。率直に言って、-もし、私のクライアントが同様のことに巻き込まれたのだとすれば、私ならもう少し彼らをトラブルに巻き込ませないように熱心になりますがね。

TorrentFreak;リークされた電子メールは法的な証拠となりうるのでしょうか?また、それらを証拠として裁判に用いたりするのでしょうか?

Brokep:はい、私達は、スウェーデン語でいうところの“fri bevispro"vning”をもっています。これが意味するところは、どのような手法で手に入れたのであれ、利用が可能な証拠、ということです。

TorrentFreak;あなた方は、メディア企業にとって不利な証拠を、これ以外にも持っているのでしょうか。

Brokep:はい、MediaDefenderやその他からの接続ログなどがあります。

TorrentFreak;告訴した企業から、その後アプローチはありましたか?

Brokep:いいえ。私達は、スウェーデンの国内ラジオで議論しようと持ちかけたのですが、彼らに拒否されてしまいました。彼らはIFPIを介してメモを送ってきました。「我々はこのような不真面目な主張について話すつもりはない。」と。なんとも歪んだ皮肉です。彼らは違法行為を行い、その一方で不真面目な主張をします。我々は彼らが不道徳であると考える行為をしているのですが、彼らは警察に協力を求めます。民主主義はどうしてしまったのしょうか・・・。

TorrentFreak;映画スタジオや音楽スタジオ、MediaDefenderといったアンチ海賊企業に対して言いたいことはありますか?また、告訴することによって、何か他に成し遂げたいことがあればお聞かせください。

Brokep:ファイル共有と戦うことはできない、ということ。あなた方は、その輪に加わり、受け入れ、それを採用しなければなりません。それは好むと好まざるとに関わらず、唯一の道なのです。それがなくなることはないでしょう。それは日々成長を続けるのです。たとえ、妥当な理由ではないにしても-人々はそう望むのです。そしてその人々は、自らの顧客でもあるのに、なぜ彼らと戦わねばならないのでしょう。彼らの話を聞いてください。

TorrentFreak;ありがとう、Brokep、幸運を!

The Pirate Bayは確かに確信犯だ。ただ、その行為自体の善悪は所詮一人ひとりの主観でしかないし、客観的に見れば、その行為は現状では(積極的にではないにしても)是認されている。しかし、それに対して著作権侵害である、著作権侵害の幇助であると主張し、裁判に持ち込む権利は、彼らに著作権を侵害されていると考える人々にとって許された行動である。現状では勝ち目がないからそうしない、というのであれば、現状を変えるために行動を起こすか、諦めるしかない。法が裁けないのだから私刑止むなし、ということは許されるべきではないだろう。

議論はあるかもしれないが、彼らが行ったのは、私刑であると私は思う。もちろん、単に懲罰的なものでもなく、単に彼らが侵害されたと考える著作物を守るための方法であったかもしれない。しかし、実際に行ったことは、法によらない、そして法を逸脱した行使であるといえるだろう。

私も含め、大半の人の印象として、The Pirate Bayが違法ファイル共有に加担しているのは明白だろう。しかし、それは主観的な評価であって、客観的な評価(つまり法に基づいた判断)ではない。たとえ、その行為が悪と認識されたとしても、それを抑止するためには、客観的な基準に従わなければならない。P2Pファイル共有やBitTorrentにおいては、その点がまだまだ曖昧な部分が多いのは承知している。しかし、現在やらなければならないことは、それを客観的な基準を持ちいて明確なものとし、それを元に判断することではないかと思うのだが。

そのような点において、Winny開発者に対する有罪判決には違和感を持ったし、今回のような法的根拠に基づかない攻撃というのにも賛同しかねる部分がある。

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