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RARアーカイブはtorrentには不要

P2Pファイル共有やネット上での配布などに広く使われているRARアーカイブ。でも、どうやらtorrentとして流すのであれば、わざわざRARアーカイブにする必要はないし、むしろデメリットでしかないよというお話。目からうろこの人もいるのではないでしょうか。

原典:TorrentFreak.com
原題:Unpack RAR Archives before you release a Torrent
日付:November 23, 2006
著者:Ernesto
URL:http://torrentfreak.com/unpack-rar-archives-before-you-release-a-torrent/

なぜRARアーカイブをtorrentに用いてはいけないかについて説明されている、素晴らしいエッセイがある。それらは役に立たないし、そして、「選択的なダウンロード」を不可能にする。

ThePirareBayより以下に引用する。

なぜ、RARアーカイブはtorrentインデックスの中に入れてはいけないのか?

単に(アーカイブされていない)実際のファイルがtorrentとしてやりとりされる代わりに、RARによってアーカイブされたファイルをtorrent上に流すというのは一般的な習慣ともなっている。それはThe Sceneのリリースを見てもわかるだろう。

ある人は、この習慣は一般的なBitTorrent世界における、唯一支持されたアンダーグラウンドの神秘の一部だと考えるかもしれない。またある人は、RARの使用によって実際にある問題が解決されると考えるだろう。しかし、それは迷惑以外の何物でもなく、BitTorrentクライアントの有益な特徴を役に立たなくしさえするというのが本当のところだ。このエッセイは、あなたがtorrentファイルを作成する前に、RARアーカイブを利用しないことがなぜよいのかということを説明するものである。

なぜ、RARファイルがtorrent上にあるのか?

このエッセイは、scener(The Sceneのフォロワー)に、そのやり方を変えろといっているわけではない。一般のBiTorrentユーザに対して、気にかかることがあるということだ。scenerはBitTorrent以外の手段でもファイルを配信しているので、RARによる精緻なパッケージは、その際の問題を解決してくれるのだろう。

最初の問題は、転送時にファイルが破損することについてである。RARフォーマットの特徴として、ファイルの完全性を確実にするチェックサム機能を用いていることが上げられる。もし、RARファイルが転送中にダメージを受けた場合、アーカイブを解凍するときに、チェックサムのおかげでダメージを受けたことに気づくのである。それによって、ファイルが破損しているということを知ることが出来るのである。

第2の問題は、破損等の不具合があったときの再ダウンロードについてである。マルチボリュームアーカイブ(.r01から始まる複数の分割ファイル)の利用によって、再び全てのファイルをダウンロードする必要はない。しかし、RARチェックサムは、複数のファイルからなるアーカイブにとっては、それほど有用ではない。(分割された)個々のRARファイルのチェックサムを含む.sfvファイル(ファイルの整合性を確認するためのファイル)が同梱されるのは、そういう理由からである。

第3の問題は、多くのファイル転送プロトコルが、複数のソースから1つのファイルを平行ダウンロードすることをサポートしていないということである。マルチボリュームアーカイブであれば、複数のソースからそれぞれダウンロードすることが出来るのである。

BitTorrentはこれらの問題を解決する

多くの人は、第3の問題(複数ソースからの平行ダウンロード)を解決することが、BitTorrentのまさしく本質であるということを知っている。そのマルチボリュームRARアーカイブは、torrentのリリースにおいて未だに一般的であるということは、一部の人たちが、BitTorrentが第1、第2の問題を解決してくれるという事実を見逃しているということを示唆しているだろう。そして、他の外部ツールを必要することなく、自動的に行われるのである。Scenerたちが手動で行っていることは、BitTorrentユーザが手を煩わす必要のないものである。

それぞれの.torrentファイルは、たとえ破損していたとしても、配布されるファイルを一つ一つ転送される多くの小さなpieceに分割する方法に関する情報を含んでいる。そのため、scenerが手動で数MBの複数のファイルを何度もダウンロードしなければらないのに対して、BitTorrentユーザは、必要に応じてクライアントが自動的に数KBの再ダウンロードを何度も繰り返しているということに気づくこともない。あなたのBitTorrentもこうしているのである、なぜなら.torrentファイルもまた、それぞれのpieceについてのチェックサムを同梱しているからである(余談ではあるが、そのチェックサムは.sfvファイルを使用するよりも、非常によいアルゴリズムで生成される)。BitTorrentも、あなたの抱える第1、第2の問題を解決してくれるということである。

RARはなんの役に立っているの?

もし、BitTorrentがRARアーカイブが解決する問題を既に解決しているとしたら、RARアーカイブはどういう影響を及ぼすのだろうか?まず、明らかなこととしては、RARファイルをダウンロードし、それを使用する前には、解凍しなければならない。BitTorrentで配布されるもののほとんど全てが、音楽や映画のように圧縮されたフォーマットであるので、RARによって加えられる圧縮はほとんど役には立たない。しかも、2倍の空きディスク容量が必要となる。まずはRARアーカイブのために、次に解凍のために。そして、それをしばらくの間seedしようと思うならば、RARファイルのまま保存しておかなければならない。

さらに悪いことがある。往々にして、torrentの全てのファイルが欲しいというわけではないことがある。BitTorrentクライアントは、欲しいファイルそのものをダウンロードすることを可能にする。しかし、torrentがRARアーカイブを含むものであれば、本当に欲しいファイルを得るために、結局は全てのRARアーカイブをダウンロードしなければならなくなる。

要約すると、torrent内にあるRARアーカイブは、何の役にも立つわけではなく、無駄にディスク容量を消費し、BitTorrentクライアントの役立つ特徴をも無駄にしてしまう。言い換えれば、いらいらさせるだけの役立たずなのである。

しかし、The Sceneには(彼らなりの)やり方があるし、RARはCoolだ!

現実には、あなたがBitTorrentでwarezを手に入れるとしたら、それはThe Sceneの限りではない。そして、それは同様にあなたのtorrentをダウンロードする人たちにも当てはまる。彼らは、習慣やアーカイブのフォーマットを気にするわけではないだろう。彼らが気にかけるのは、あなたが彼らの時間とディスク容量を無駄に食うかどうか、である。

NFOファイルやクレジットはどうだろうか?

それは単純である。あなたが認めるべき功績は認めるべきだと考えるならば、RARアーカイブから解凍したファイルをリネームしてはいけない。そして、どんな.nfoファイル(ソフトの使用法や概要が書かれているテキスト)であっても、torrentを作成する際には含めて欲しい。しかし、.sfvファイルやサンプルのような役に立たないものは入れてはならない。誰が直接ファイルを開いたときに、サンプルが必要だろうか?
詠み人知らず、2005年。このエッセイは、この注意が守られる限りにおいては、コピーや再配布は許可される。

基本的には、ThePirateBayのコンテンツのようです。長いので、とりあえず要約。

RARアーカイブを使用するメリット

  1. チェックサムによってファイルの破損を確認できる
  2. 再ダウンロードの必要があるときでも、マルチボリュームによって分割されていることで、問題のあるアーカイブだけを落とすだけですむ
  3. マルチボリュームによって分割されていることで、どんな転送プロトコルであっても、同時並行してダウンロード可能
     

RARアーカイブを使用しなくても、BitTorrent自体が解決してくれる

  1. 上記1.については、BitTorrent自体が、それぞれのpieceごとにチェックサムを同梱しており、pieceに破損や不具合があれば、自動的に検出される。
  2. 上記2.については、pieceに不具合や破損が確認されると、自動的に再ダウンロードされる。pieceは数KB程度のものなので、数MBに分割されたマルチボリュームアーカイブよりも遥かに容易に再ダウンロードが可能。
  3. 上記3.については、もともとBitTorrent自体が、ファイルを複数のpieceに分割して、さまざまなソースから寄せ集めるという形でダウンロードされていくので、わざわざ分割する必要はない。

RARアーカイブを使用するデメリット

  1. アーカイブされるファイル自体が、動画であればDivxやXvid、wmv、オーディオであればmp3やwmaなどで圧縮されたものであり、それをRARで圧縮しても、ファイル容量を削減することは難しい。
  2. RARアーカイブを解凍するためには、ほぼ同容量の空きディスクスペースが必要になる。1GBのRARアーカイブをダウンロードするのであれば、2GBの空きディスクスペースが必要になる。
  3. RARアーカイブの中の一部のファイルだけが欲しい場合でも、全てのファイルをダウンロードしなければならなくなる。欲しいファイルだけ抜き出すことは不可能。

よって、BitTorrent上でRARアーカイブを扱うメリットはなく、デメリットしかない。

warez等の場合は、複数のファイルを1つのアーカイブにまとめる必要があることのほうが多い(アップロード場所がBitTorrentだけではない)ために、こうしたRARファイルでもしょうがないかも。

というところでしょうか。確かに昔のような圧縮して容量を減らすとかいう苦労は、現在の大容量・高速なアップローダやファイル共有ソフト、回線事情を考えると必要ないしね。

ただこの記事で注意しないといけない点は、本文でも多少触れているけれど、BitTorrentに限った話だということ。破損に関しても、RARにはリカバリレコード機能があって、それによって多少破損してもリカバリ可能だったりする。それがWinRARが支流になった理由の1つでもある。そう考えると無下に必要ないといってもやはりユーザは納得しないかもね。ある意味では、信仰に近いものもあるし。みんなが使っているからそうなんだと思ってしまえば、みんながそうしなくなるまで止めないだろうし、みんながそう思っている以上、なかなかその考えを変えるというのは難しいかと。

ただ、この記事でなるほどなぁと思ったのは、利用しているサービスの機能や特徴をキチンと理解して、その上で必要な手段であれば講じるし、無駄なもの、ましてやデメリットしかないのであれば利用しないという考え。盲目的に使ってしまうのだろうけれど、理解して使っていれば、適材適所に用いられるわけで。そういった意味では、P2Pファイル共有におけるセキュリティ意識とも繋がってるのかなぁと。

といっても、好きなように自分のファイルを自分流に配布するというのも、ファイル共有のよいところなわけで。その点までは否定できないなぁ。

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