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P2P著作権侵害裁判:実際にアップロードしなくても著作権侵害?

前々回の続き。やっぱり被告側にとって非常に厳しい評決が下されそうな雲行きだよというお話。というか、このエントリをアップしている今現在、評決は下されており、かなりな額の損害賠償を負わされている。そのお話は、とりあえず次のエントリで。

原典:Ars Technica
原題:Debate over "making available" jury instruction as Capitol v. Thomas wraps up (updated)
著者:Eric Bangeman
日付:October 04, 2007
URL:http://arstechnica.com/news.ars/post/20071004-debate-over-making-available-jury-instruction-as-capitol-v-thomas-wraps-up.html

Capital v. Thomas裁判の両陣営が休息をとったあと、両サイドの弁護人たちは、Michael J. Davis判事に提案された陪審説示を開始した。Thomasの弁護人Brian Toderは、原告側はそこで侵害が行われたという実際の転送があったことを示されなければならない、とArsに語ったように、その説示 No.14が非常に引っかかる点であるという。「著作権者からの許諾なくP2Pネットワークにおいてデジタル配信されている著作権で保護された録音物をただ単にコピーするという行為は、著作権者の配布に関する独占権を侵害するものではありません。」と、その陪審説示において読み上げられた。「実際の転送がなされていなければなりません。」

音楽産業側の弁護人Richard Gabrielは、ファイルを利用可能にするだけで、著作権侵害であると強く主張した。そして、米国著作局のMary Beth Petersからの書簡を引用し、彼が他の裁判でも同様に、その議論を支持していると述べた。Gabrielは、「利用可能にすること」という説示を含めるよう修正してくれるよう依頼した。裁判官は、木曜の朝、それに対する結論を下すと述べた。

P2Pネットワークにおいてファイルを利用可能にすることが、配布と同じ行いであり、著作権侵害であるかどうかという問題は、RIAAのファイル共有訴訟の中で、熱く議論されたトピックであった。この問題に関して、少数ではあるが公判前の判断では、ファイルをP2Pネットワーク上で利用可能にすることは侵害と同じ行為であるという、レーベルの意見に沿った見方を大半の裁判官がしている。しかし、それにもわずかな例外は存在する。そのうちの1つは、UMG v. Lindorで、2006年12月、David Trager判事は「被告が実際に、原告が所有しているサウンドファイルを共有していたかどうか」を示さなければならないとした。また、別の2つのケース、Elektra v. BarkerWarner v. Caddinでは、この問題について判断することが約束された。

ファイルを利用可能にすることが配布と等しいのかどうかについての問題は、審議の初日に、Sony BMG弁護団Jennifer Pariserの証言の際にもたらされた。Toderは、彼女に、裁判で取り上げられた25曲の楽曲が、KaZaA上で配布されたということをどうして知っているのかをたずねた。Pariserは「それはシステムの機能ですから、」と答えた。「私は、25曲の楽曲がそれぞれ配布されたということを知っています。」

その後、Toderはこの問題をたずねた。それに対してRichard Gabrielは即座にToderがこの話題に言及することに異議を唱えた。判事は意義を認め、この問題は取り下げられた。その後の裁判では、ThomasがKaZaAを使用して配布に関わったというRIAAの断定は問題とされなくなった。
Davis判事が、陪審説示No.14に対する原告の意義を認めなければ、Thomasが侵害したのかどうかは不明確になる。提出された全ての文書において、その配布やダウンロードの唯一の証拠とされたものは、MediaSentry(RIAAによって委任されたエージェント)によってもたらされたものである。たとえ、Thomasが2005年2月21日の夜、KaZaAに"tereastarr@KaZaA"としてログインし、音楽が詰まった共有フォルダを公開していたとしても、MediaSentryがtereastarr@KaZaAから得た証拠を除いて、「実際の転送」が生じたという証拠をRIAAは示してはいない。

明日朝の最終弁論の前に、陪審説示に関して更なる議論が予想される。その際は、必要に応じてこの記事を更新する。最終弁論はそれに続いて、9時30分から始まることになっている。陪審はおそらく、朝だいぶ過ぎてから開始されると思われる。評決はうまくいけば、陪審員たちが法廷を去る午後4時15分前には出されるだろう。

Update (October 4, 8:57 AM)

今朝、提案された陪審説示に関しての議論が行われた。Davis判事は、No.14に到達するまで、順番に議論を進めていった。そして「今のところは、No.14は飛ばしましょう。これに関しては後に時間を作ることにします。」と彼は言った。その他の説示に関してちょっとしたつつきあいをした後、再び問題の説示に話を戻した。

Gabrielは、Perfect 10 v. Amazon.comと、オリジナルのNapsterのケースを、P2Pネットワーク上で配布のためにファイルを利用可能な状態にすることは、著作権法違反であるというRIAAの見解をサポートするものとしてあげた。「インデックスやそれに類するものがあれば、それは配布なのです。」とGabrielは主張した。

裁判官は、特にUMG v. Lindorに興味を持ったようだった。そして、特定のケースが議論される一方、Gabrielが「私のクライアント」と称するOppenheim GroupのMatt Oppenheimは、anti-RIAAブログの"The Recording Industry vs The People"に相談していた。Gabrielは、そのケースでも同様にチーフ弁護士は自分であったが、それらの訴訟での判決と、ここでの問題を同列に考えることはできないと述べた。
Toderは同意することはなかったが、それで裁判は終了した。Davis判事は、説示を「電子的配布のために利用可能にする行為は、著作権者の独占的な著作権を侵害する」と修正した。この判断は、陪審員たちがよりThomasに責任があると評決する可能性を高めるものである。

まぁ、日本の場合、送信可能化権というのがあるので、非常にすっきりしているけどね。少なくとも、実際に転送されたかどうかは別にしても、共有した時点で著作権侵害となる。

うーん、最後の武器でもあったこの点に関しても、RIAA側に優勢な流れに。

続きは今晩かも。

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