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P2Pファイル共有訴訟:1曲につき100万円、総額2,600万円の損害賠償命令が下る

RIAAP2Pファイル共有における著作権侵害裁判としては、初の陪審裁判となるCapital Records v. Jammie Thomasの裁判に評決が下されたよというお話。その結果、ThomasはKazaa上での著作権侵害に責任があるとみなされ、1曲につき9,250ドル(約100万円)、今回の裁判で彼女が共有していたとされる楽曲24曲全てが認められ、合計で222,000ドル(約2,600万円)の損害賠償を支払うよう命じられた。これだけの金額になった経緯は明らかにされていない。1曲で100万円か、音楽というのは非常に儲かるものなのだね。1つ思い出したのだけれど、P2Pファイル共有ネットワークにおいて、1ヶ月にやり取りされる楽曲の量は数億曲。まぁ、これを2億曲だとすると、1ヶ月に200兆円の損害が出ていることになる。年間2,400兆円。単純計算ほどばかばかしいことはないが、それくらいに馬鹿馬鹿しく思える。

原典:ars technica
原題:RIAA trial verdict is in: jury finds Thomas liable for infringement
著者:Eric Bangeman
日付:October 04, 2007
URL:http://arstechnica.com/news.ars/post/20071004-verdict
-is-in.html

2日間の証言と、ちょうど4時間の熟考の末、Jammie Thomasは、Capital Records v. Jammie Thomasの裁判における24の録音物のすべてにおいて、レコードレーベルの著作権を侵害したことに責任があると評決された。損害賠償の上限は1曲あたり150,000ドルであるが、陪審員たちは本件における侵害を「意図的」と判断したため、1曲につき9,250ドル(約100万円)の法廷損害賠償に支払いを命じた。総計?222,000ドル(約2,600万円)の損害賠償。

評決が述べられたあと、Thomasと弁護人のBrian Toderはすぐさま法廷を立ち去った。Toderは、Thomasが上訴する意思はあると思うか、という質問に対しては、「ノーコメント」と簡潔に述べた。また、陪審員たちもメディアに向けて話す気分ではなかったようだ。むしろ彼らは、裁判所の職員に護衛されることを選び、裁判所の会談下に集まったテレビカメラやテレビリポーターを避けた。

原告の弁護団は、評決が述べられたあと、陪審員たちと数分間話し合っていた。その後、メディアの質問を受け付けるため、ついに裁判所から出てきた。Gabrielなされた最初の質問は、RIAAが判決を強制し、それを集めようとするか、ということであった。Gabrielは、それに関してはクライアントと話してはいない、と答えた。どうして9,250ドルという数字に達したかについて陪審員たちは説明してくれなかったが、今回の裁判が「明白で、うまく進められた」ものだったと弁護団に話してくれた、とGabrielは言う。

また、Gabrielは質問に答え、この裁判の大きさについても話した。「私たちは、本件において集められた事実や証拠を、白日の下にさらす機会をもてたことを評価しています。これは、音楽のダウンロードも、その配布も冗談では済まされないというメッセージともなるでしょう。そう願っています」。一連の訴訟も終盤を迎えつつあるのか、という質問を受けると、それはRIAA次第だとGabrielは答えた。

(中略)

One down, many more to go? (ワンアウト、まだまだ続く?)

初の裁判は審議を終え、評決が下された。音楽レーベルは今、更なる勝利をもぎ取り、その一方で彼らの製品1つに数千ドルを費やすこととなった女性は今、大きな判断に迫られている。

RIAAは今回の裁判とその他20,000件もの裁判が、未来のファイル共有ユーザを抑止する効果を生むことを期待している。しかし、音楽産業がそのキャンペーンに付随して、短期的な利益以上に多くの敵意や悪評を生んでいるという問題は残る。彼らの望んだとおりの評決を受けて、RIAAはこの勝利を掲げ、更なる恐怖キャンペーンを展開しようとしている。彼らは法的キャンペーンをさらに押し進めるという。

もっとも恐るべき結果か。もちろん、彼女がKazaaでのファイル共有に関わっていたと思われてしまうことは致し方ないと思う。ただ、この額はないだろうと思ってしまうけれどね。

これで、RIAAと裁判で争うということが、これまで以上に恐怖を与えるものとなるだろう。彼らにしてみれば、これほどおいしい展開はない。たとえ、確固たる証拠などなくても、この額を突きつければ、誰だってひれ伏してくれるだろう。

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対訳: ドキュメンタリー「RiP: リミックス宣言」の予告編が公開
Trailer for “RiP: A Remix Manifesto\" Released 「RiP: リミックス宣言」の予告編が公開 Cameron Parkins, 2008-10-20 The new trailer for RiP: A Remix Manifesto...
2008.11.08 22:32 | anobota
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Comment

| | 2007.10.05 19:30
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匿名のPeerさん | URL | 2007.10.06 12:13 | Edit
ちょっとエントリーと関係ないのですが読んでみてください。
フランスでP2Pソフトウェアの開発、配布、宣伝が違法になるようです。
ダウンロード、アップロードともに罰則があります。

http://www.computerworld.jp/news/trd/35506.html
heatwave | URL | 2007.10.06 15:53 | Edit
※1さま

コメントありがとうございます。

ITmediaでも記事になってますね。個人的にはもう少し掘り下げて欲しいなぁと思ったり…。BBCのほうは結構掘り下げてますね。

※2さま

コメントありがとうございます。

その顛末はこのような感じになっています。

フランスの新著作権法がついに施行──業界に失望の声
http://www.computerworld.jp/topics/google/45789.html

フランスiTunes DRM公開法、大幅な修正--リバースエンジニアリングは罰金に
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20187347,00.htm

結局は誰も得をしない、馬鹿げた法律になってしまったというところでしょうか。ただ、私の知る限りでは、引き上げられてしまった罰則がユーザに適応されたということはなかったと思います。

DRMに関しても、以前にDadvsi法のことに触れていますが、本当に何のための法律かわからないですね。
heatwave | URL | 2007.10.13 20:51 | Edit
プロキシ・ネットカフェさま

コメントありがとうございます。

将来的にはそうなるんでしょうね・・・。まぁ、だからこそ、ここで食い止めないといけないのでしょう。
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