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仕事中にラジオを聴くのは著作権侵害だと訴える著作権団体

仕事中にラジオを聴くことは、日本でも日常的に行われている。しかし、英国の著作権料聴衆団体はそれを著作権侵害だと主張するようだよというお話。同僚や顧客の耳に届いた時点で、それは著作権侵害なのだそうだ。日本で言えばJASRACに当たる組織がこのようなことを主張し、裁判に持ち込んでいる。なんと馬鹿げた話か。

原典:BBC News
原題:Kwik-Fit sued over staff radios
著者:BBC
日付:October 05, 2007
URL:http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/scotland/edinburgh
_and_east/7029892.stm

従業員が仕事中にラジオを聞いていたとして、その自動車修理工場は音楽の著作権を侵害したとして訴えられた。

Kwik-Fit Groupに対する訴訟は、著作権使用料をソングライターと演奏家に代わって徴収するPerforming Rights Societyによって起こされた。

エジンバラの最高民事裁判所の手続き的な審理で、裁判官は200,000ポンド(約5,000万円)の損害賠償請求を棄却することを却下した。

Kwik-Fitは、この裁判が棄却されることを望んでいた。

Lord Emslieは、申し立てが聴取の証拠を認めるに足るものだと判断を下した。

PRSは、Kwik-Fitのメカニックが通常、英国中のサービスセンターでの仕事中にパーソナルラジオを使用しているが、著作権で保護されているその音楽は、その同僚や顧客の耳にも届く、と主張した。

それは公共の場で音楽を「再生」または「演奏」することにあたり、同社を著作権侵害で有罪にすると述べる。エジンバラに拠点を置く、Tom Farmer卿によって設立された企業は、その申し立てについて異議を唱えており、同社には仕事場でパーソナルラジオを使用することを禁じるポリシーが10年前からある、という。

音楽を演奏すること

PRSは、2005年以降、250以上のFwik-Fitの工場での音楽の聴取可能性についての全国的な調査データを提出した。

同団体は、申し立てにおける根拠は、裁判において聴取の十二分な証拠として認められるものであると主張し、彼らは調査のために訪れた全ての箇所での調査結果、そこでの録音が証拠が認められるだろう、としている。

Lord Emslieは以下のように述べている。「重要な点は、それぞれの地点で一様に従業員のラジオから音楽が聴取可能なほどに『鳴り響いていた』ということです。それも、被告(Kwit-Fit)の)現地経営者、中央経営陣が何が起こっているのかを気付かないわけがない環境で、です。」

裁判官は以下のように述べている。「申し立ては、日常的な著作権侵害が現地、中央経営者によって知りうる、『認可された』または『許された』ものであった、またはそう推測されるにたる状況が、数年にわたって一貫して継続してきたことを示す。」

彼は、たとえその証拠が認められたとしても、著作権侵害への責任が、Kwik-Fitに対して回復を求めることを『少なくとも可能』にする、という。

しかし、Lord Emslieは、PSRの主張が必然的に認められるということは受け入れがたいと述べている。

Lord Emslieってのが裁判官だよね?ちょっとわかりにくいな・・・。違ってたらご指摘をば。おそらくは、とりあえず議論はしましょう、ということだろう。Fwik-Fitにはかわいそうだけれど、まぁ、しょうがないところでもあるかもしれない。

それにしても、なんとまぁ、ほぼ私的な利用だろうにね。おそらく工場内であれば、それなりの音量で聞いていたということも容易に推測されるし、それがオフィスや顧客の耳にまで届いていたということも考えられる。それをもって公共の場ということを強めたいのだろうけれども、なんだかね、ラジオの聴取まで金を払えとかホントどうかしているよ。ここの工場の人は思っているだろう、「なら、音楽なんていらねぇ、音楽をかけないラジオ番組を作ってくれよ」と。

それとも、顧客の耳に届かない範囲で、全員がラジオを持ち込んで、みんなで同じ番組をかければ問題なかったのかな?それで著作権が守られるってこと?著作権を守るってのはそこまで馬鹿げたことなの?

むしろ、こんな調査や裁判に人員やお金を裂いている著作権料聴衆団体のほうがどうかしているのだけれどね。これに負ければ(負けると思いたい)、その費用は無駄になるし、この自動車整備工場から裁判費用を求められるかもしれない。彼らの言う貧困にあえぐアーティスト達に渡すべき金をドブに捨てることになる。

我々もあれだね、ラジオに限らず、音楽を他人に聞かれるど大きな音でかけるのはよくないってことだね(まぁ、他人の迷惑を考えてもよくないけどね)。著作権侵害だって訴えられても困るし。

前のエントリでも述べたけれど、音楽産業は、音楽を聴き、音楽を好きになり、だからこそ音楽を購入する、その3ステップに根ざすべきだ。音楽を聴くことから利益をむさぼろうとすることは、最終的には音楽を購入する人を減らすことになる。それをいつも嘆いているくせに、自ら首を絞める行為をするとはあまりにも馬鹿馬鹿しい話だ。

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Comment

ふと思ったんだけど | URL | 2007.10.07 16:28
いつも思うのですが、音楽業界はよっぽどお金に困っているんでしょうか・・・
heatwave | URL | 2007.10.08 19:24 | Edit
セールスがかつてに比べて激減しているというだけで、本来なら困るような業界ではないと思うのですけれどもね。太りすぎて食欲だけが旺盛になった人たちが、その食い扶持を減らしたことで、食い物をよこせ~と言って因縁をつけて廻っているようなものでしょうか。

なぜ、どうやったら「全うに」飯にありつけるかを考えないのか疑問でなりません。
匿名のPeerさん | URL | 2007.10.10 01:04 | Edit
×全う
○真っ当
主旨には同意
にゃるう | URL | 2007.10.11 19:45 | Edit
この手の裁判を起こすのは大体が著作権者ではなく、それを利用して儲けている人たちでしょう。金のなる樹にしか見えてないのかねえ。
純粋に自分の歌をたくさんの人に聞いて欲しいとか思ってればこんな裁判ありえないんだが。
heatwave | URL | 2007.10.11 23:16 | Edit
※3さま

ご指摘ありがとうございます。いや、お恥ずかしい。
コメント欄なので、とりあえずそのまんまにしておきます。

にゃるうさま

コメントありがとうございます。

著作権者たちもこのような動きを陰ながら応援しているふうもあります。実際には、著作者=著作権者ではないことも多いわけですから。

個人的には、金儲けのためでも良いとは思うのですが、そのためにすべきことを見誤っているというのが何とも馬鹿らしいと思ったりもします。金のなる樹は、育て方を間違えば金がならないものだったと記憶しています。
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