スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Wikipedia CD、BitTorrentで配布

教育向けに編集されたWikipedia CDがBitTorrentを利用して配布されているよというお話。教育向けといっても、すべての国に向けられたものというよりは、インターネット環境の整っていない地域の人たちに向けて、といったもののようだ。このような経済的な利益は生み出さないけれども、福祉的な利益をもたらすものにとっては、BitTorrentのようなファイル配信サービスは非常に便利なものだろう。

原典:TorrentFreak.com
原題:Wikipedia CD Distributed over BitTorrent
著者:Ernesto
日付:November 24 ,2006
URL
http://torrentfreak.com/wikipedia-cd-distributed-over-bittorrent/

Wikipedia CDが、BitTorrent.com上でダウンロード可能である。このCDは、学校のカリキュラムや子供たちの学習を促進することを助けることを目的として、2500以上の厳選された教育的な記事が収めされている。

CD
は、世界最大の孤児慈善団体であるSOS Childrenのボランティアによって編集された。記事は(そのすべては英語である)、少し例を挙げれば、地理、科学、恐竜、植物、動物など一般的な教育的トピックである。すべての国とその種とについての記事も含まれている。

明らかに、これらの記事一つ一つが、「(教育に)適しているかどうかがチェックされ」、「スクリプトと手作業で手直し」された。CDは現在、リリース1.0である。以前のバージョンでは、宗教と政治に関して「異議を唱えられた」記載が含まれていたが、その後削除された。

このCDは明らかに、回線速度が非常に遅い、またはインターネット環境が整っていない学校や機関のために作られたものである。WikipediaのすべてをiPodに入れるという人気のオープンソースプロジェクトであるEncyclopediaとは異なり、Wikipedia CDは、「本当の」情報からその間違いや不正確さを学ぶことの難しい環境にいる若い子供たちを対象にしている。それは偉大な努力の成果であろう。しかし同時に、CDが編集され、それゆえ、Wikipediaに貢献し、それを洗練している数限りない人たちからのクロスチェックを受けていないということを覚えておかなければならない。

SOS Children
にはWikipediaのロゴを使う許可が下りておらず、これまでCD上には描かれてはいなかった。しかし最近になって、彼らはその許可を与えられ、2007年の次のリリースからそのロゴが記載されるようになるだろう。

ダウンロードはBitTorrent.comから可能である。
Download
Wikipedia CD 1.0
確かに、日常何気なく利用しているWikipediaではあるけれど、それを利用できる人たちというのは、世界を見てみるとマジョリティというわけではないのかもしれない。インターネット環境の整っていないところ、インターネットにつながって入るけれども、速度の問題からなかなか普通には使えないところも多いだろう。そのような人たちに向けて、このようなCDを配布するというのは非常に望ましいことだし、有用なことだろう。100ドルPCに同梱してもいいのかもしれない(最初に配布される国は英語圏ではないが・・・)

そして、このような非営利目的での配布には、やはりBitTorrentファイル共有のような配信サービスがもっともよいのだろう。自ら資金を生み出すことの難しい団体は、どうしても寄付や援助金に頼らざるを得ず、無駄に配布にコストをかけるわけにはいかない。その意味では、P2Pによる配信というのは非常にローコストであり、しかも誰にでも可能なのである。あとは善意のseederがいてくれれば、それだけで配信は可能である。P2Pファイル共有とは、このようにも利用できるという好例だろう(海賊行為が悪例だとすれば、ね)

しかし、記事にもあるとおり、ある団体が編集するという部分には問題があるのかもしれない。確かに、低年齢層への教育向けであれば、Wikipedia上の記載では不適当な箇所もあるだろう。表現の仕方や用語、低年齢層には好ましくない部分もあるかもしれない。その点では、編集は必要なのかもしれないけれど、イデオロギーや宗教の問題など、その団体の持つ信念が反映されるかもしれない。慈善団体として本当に善意からそうしているのはわかるけれど、教育という点を考えると、その国や地域、教育機関の政治形態やイデオロギー、宗教というものがある。その問題を解決するためにも、オープンな場での教育向けの編集というのが必要なのかもしれない。ただし、それは個々の団体に「よろしくね」と投げっぱなしにするのではなく、それ自体もオープンソースプロジェクトとして行われるべき類のものなのかもしれない。

このCDの配布を助けるために、seederとなる人を偽善者とか自己満足に過ぎないという人もいるかもしれない。でも、1人でもそれで幸せになれるなら、それだけで意味があると思うのですよ。とりあえず、torrentを登録してみたけれど、さすがniftyはP2P規制をしているだけあって遅いです・・・。まぁ、ちまちま落としますよっと。

Trackback

Trackback URL
http://peer2peer.blog79.fc2.com/tb.php/78-86c34724

Comment

Comment Form
公開設定

プロフィール
heatwave Author
:heatwave

RSS Jamendo twitter tumblr Creative Commons Attribution 2.1 Japan
ブログ内検索
記事リスト
最新の記事
全記事一覧
他所で書いてるブログ

P2Pとかその辺のお話@はてな

アーカイブ

カテゴリー
最近のコメント
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。