2007.10.16 Tue
「俺達のアルバムを盗んでくれ、レーベルの息の根を止めるのを手伝ってくれないか」
Throwdownというハードコアメタルバンドのフロントマンが、「本当にバンドをサポートしたいと思ってるのなら、アルバムを盗んでくれ...レーベルの息の根を止めるのを手伝ってくれないか。」といっているよというお話。まぁ、レーベルの存在自体は否定しないけど、かといって、もはやいらねーよというアーティストもいるということで。彼らの不満としては、CDセールスからの収入が彼らの手元に入ってこないという不満があるらしく、それよりなら、ライブとグッズで稼いだほうがまだいい、というところがあるみたい。
原典:TorrentFreak
原題:Frontman to File-Sharers: Steal Our Album, Help Bury the Label
著者:enigmax
日付:October 09, 2007
URL:http://torrentfreak.com/steal-our-album-bury-the-label-071009/
Revolver Magazineは彼らを『The Future of Metal』と呼び、伝えられるところでは、彼らはOzzfestのセカンドステージを『破壊した』という。「Throwndown」のフロントマンは現在、ファイル共有ユーザのファンに行動を起すよう求めている。「もし、キミらが本当にバンドをサポートしたいと思ってるのなら、アルバムを盗んでくれ...レーベルの息の根を止めるのを手伝ってくれないか。」
海賊行為を気に病んでいるレコード会社のボスであれば、まさに悪夢であろう。レコードレーベルが声高に守ってくれと主張する、まさにその人々−つまりアーティスト−は、永久に些細なファイル教諭ユーザに対する法外な処罰の影響に浴するよりも、レーベルのほうを振り返り、ナイフを突き立てる。激しく。
ハードコアバンドThrowndownのフロントマンはまさにそうした。 Punknews.org によるとDave Petersは、サンタモニカの産業ウォッチャーBob Lefsetzに手紙を書いた。Petersは彼にこういった。
「俺はメタルバンドでプレイしている。3枚のアルバムをリリースして20万ドルくらいの売上にはなっている。俺達は誰の目から見ても『ビッグ』ってわけじゃないが、なかなかいけてるし、ロード(ツアー?)で飯を食わせてもらってきた(今は食えるようになったってところかな)。ファンや友達から、しょっちゅう「音楽を盗むこと」についてどう思うかって聞かれるんだ。ちょうど昨日、それを誰かに答えたよ。『それを盗むだなんて、どういうわけなんだかな..俺は一度だってCDの売上げを見たことがないってのに。』」
以前に音楽産業の弁護士を努め、“The Lefsetz Letter”というニューズレターの筆者でもあるBob Lefsetzは、レーベルやCDといった物質的な音楽フォーマットの低迷などを含む、まさに産業の中心的な重要問題をカバーしている。世界はますます『デジタルに向かって』いるのに、一部の人々は未だに、物質的な世界を記述するためだけの言葉を断固として使い続ける。ダウンロードは『窃盗』だ、などというのは誤って用いられる言葉の1つであるのだが、誰一人として財産を盗まれるものはいない。Petersはそれに同意する。「彼らは実際に俺から何をもっていったんだ?」
彼は続けて、産業への不満をぶちまける。
「あんたが俺から窃盗についての意見を吐き出させようってんなら、デトロイトのライブの後に俺らのTシャツを買ってくれた奴のことを聞いてくれよ。…いや、俺らのレコード契約について聞いてくれたほうがもっといいかもな。」
そして、ファイル共有ユーザたちへのメッセージ。
「俺らのファンがアルバムを手に入れてくれたり、気に入ってくれることはうれしい。でも、俺が学んだ哲学は、もしお前らがCDセールスを支え続けることは、オールドモデルを延命させるってことだ。それは、俺のみたいなのが、音楽で飯を食っていこうとしたら、年間9ヶ月はツアーに出てなきゃならないってことなんだよ。」
そして最後に、Petersは音楽ビジネスには侮辱の言葉を、音楽レーベルの将来的な有効性を疑問視する人々には魅惑の言葉を送る。
「もし、キミらが本当にバンドをサポートしたいと思ってるのなら、アルバムを『盗んで』くれ...レーベルの息の根を止めるのを手伝ってくれないか。そして、ライブにきたときにはTシャツでも買って、一緒に歌ってくれ。」
Throwdownの最新アルバム『Venom and Tears』は7月にリリースされている。もちろん、BitTorrentでも入手可能だ。
おそらく、彼の怒りの発端は、レコードレーベルとの契約にあるのだろうね。一体どんな契約だったのかしら。
それはさておき、彼らがレーベルを脱してなお成功(3枚で20万ドルって成功だよね?)を維持できるかどうかは、現状ではまだまだ不安定なところだろう。もちろん、彼らの数十倍の(商業的な)成功を収めているアーティストならまだしも、’中堅アーティストがCDという媒体なくして、人気を維持できるのか、というのはなかなかに先行きが不透明かもしれない。
ただ、そのようなアーティストであっても、別の道を模索することができるってのが、これまでとは違う点なんだろうけどね。










Re: 「俺達のアルバムを盗んでくれ、レーベルの息の根を止めるのを手伝ってくれないか」
知人のバンドマンから聞いた話でアレなんですが、
日本でもレコード会社と契約したプロのアーティストに支払われる月々の給料は18万だったそうです。
ツアーの興行収入がなければ生活できないほどの給料しかもらえないのだとか。
CDの売り上げは一銭も彼らの懐には入らないのだという話を聞いて驚いた覚えがあります。
そのプロになったバンドはインディーズのような形でアルバムを自作して一枚500円で販売していたらしいんですが、
実はそうやって売っていたインディーズの頃のほうがまだ食っていけてたとか言う恐ろしい話を聞いて、
それが妬みから来る話であるかどうかはおいといて、何かがおかしいような気はしました。
かといってレーベルから離れれば音楽をたくさんの人に聞いてもらって有名になることはできませんし、難しいところだと思います。
私はてっきりCDにも印税があるのだとばかり思い込んでいました。
権利問題でレコード会社と揉めるのはそういう背景があるからなんですね。
| ふと思ったんだけど | 2007/10/16 16:28 | URL |