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BitTorrentの人気、衰えを知らず:昨年の3倍のリリース量

Evidenzia日本ではそれほど人気を集めているわけではないけれど、世界的に最も人気のあるファイル共有ソフトといえば、BitTorrentだろう。そのBitTorrentに関する調査によると、BitTorrentの人気はこれまでで最高潮であり、またリリースされるコンテンツの量も昨年に比べてほぼ3倍となっているようだよというお話。また、Torrentサイトの利用者数も増加を続け、昨年に比べてほぼ2倍にも上っている。

原典:TorrentFreak
原題:BitTorrent More Popular Than Ever, Releases Triple in a Year
著者:Ernesto
日付:October 09, 2007
URL:http://torrentfreak.com/bittorrent-more-popular-than-ever-071009/

新たに公表されたドイツのP2P調査会社『Evidenzia』の調査によって示されたところによると、BitTorrentにまつわる数値は、昨年と比較してほぼ3倍となるという。データは、作成される新しい.torrentファイルの25%が映画に関連したものであるということを示している。

Evidenziaによって提供されたデータは、今年初めの我々独自の調査と一致している。その際、パブリックBitTorrentトラッカーにおける.torrentファイルの25%が映画であることが示された。しかしながら、Evidenziaによる統計は、.torrentファイルの人気、ファイルを共有する人々の数、それに関連してムービーの定義(kvcdなのか、xvidなのか、DVDrなのか、またはアダルトが含まれているのかどうか)などはほとんど言及されていない。

 

実際にファイルを共有している人たちの数を説明する、より詳細な分析では、テレビ番組が遥かに人気であることが示されている。たとえ利用できるtorrentの数が、音楽や映画と比較して少ないとしても、どの時点においてもBitTorrentを利用する全ての人のうち50%が、テレビ番組をダウンロードするためにそうしている。

テレビ番組の人気は非常に高く、「Heroes」や「Prison Break」といったシリーズは、いずれの週においても100万回以上ダウンロードされている。このような人気は産業側にも気付かれることとなり、伝えられるところによると、あるテレビスタジオではBitTorrentをマーケティングツールとして利用したり、またあるところでは、意図的に未放送のパイロット版をリークしたりしている。

Evidenziaはまた、2004年前半以降、BitTorrentにてリリースされたファイルの数についての興味深い分析を提供している。以下のグラフは、まさに現在がそのピークに達していることを示している-さらに印象的なこととして-BitTorrentにおいてリリースされるファイルの数は、昨年と比較するとほぼ3倍となっている。

Torrentの増大に伴って、多くのBitTorrentサイトはそのビジターの数を増大させている。Mininova、The Pirate Bay、Torrentzといったサイトは、そのトラフィックを2倍以上にし、その勢いが衰える兆候すら見られない。

BitTorrentは浸透しているのだ。

確かにBitTorrentの利用がとどまるところ知らないのは、これまで数多くリリースされた統計情報などを見ても明らかだろう。また、ここで示唆されているテレビ番組の人気の高さは、世界最大のBitTorrentサイトmininovaが出した統計によっても示されている(利用される全torrentうち4割がテレビ番組であった)。

個人的には、このような流れというのは、人々がよりデジタルコンテンツを求めているという兆候でもあり、そしてそれをうまく活かしきれてないという現状の裏返しでもあると思われる。

もちろん、勢いがあるといっても、その制御が難しいことが問題を複雑にしていることは理解している。たとえビデオ共有サイトにホストされる違法ファイルの数が増大しようとも、JoostなどのようなIPTVサービス、JamendoようなCCミュージック配信といった合法的な無料コンテンツ配信サービスが増加しようとも、なかなかに違法ファイル共有ユーザの活動が収まるということはない。ただ、人々が最も欲しがっているものを、いかにして利用していくかという点においては、まだまだ前進の余地が残されているのではないかと思えてならない。

BitTorrentの魅力というのは、確かにファイルだけではないのかもしれないが、それでも多くの人はファイル目当てにBitTorrentを利用してダウンロードしている。そのような需要に対して、どのような供給をしてきたか、ということが問題だと考える。

現状では、そのような需要は、単に既存のビジネスモデルの脅威としてばかり捉えられてきた。もちろん、その側面もあるのだろうが、過剰に反応しすぎている感もある。つまり、実際にたいした損害がない部分に関しても過剰に損害を訴えているようにも思える、ということ。

ここまで膨れ上がった需要を無理やりせきとめようとしても、もはやそれをとめることは不可能だろうし、ましてやせき止めればCDを買ってくれる、DVDを買ってくれる、TVを見てくれる、なんてことを期待してもその方向に誘導できるかどうかは、随分と難しそうな話だ。それよりならむしろ、何が彼らにとって有益であるのか、何が彼らにとって利用できそうなのか、何が彼らにとって不利益を生み出すものであるのか、それぞれについてもっとよく考えるべきだろう。

単純な善悪の問題を超えて、この問題を考える必要があると思うのだけれどもね。もちろん、世界的な流れを見ていると、Webに適応しようとするメディア産業の努力というのは、全く見えないとは言わない。ただ、その努力を加速させる必要はあるのだろう。

iTSはDRMフリーのカタログ、iTunes Plusの価格を見直し、これまでの1.29ドルから0.99ドルに値下げするという。少なくとも時代の要求は、競争は加速してきている。それにどう応えるか、いつ応えるか、その時期を誤ってはいけないのだろうね。

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