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『Radiohead vs. P2P』は『無料アルバム vs. 違法コピー』の戦いではない

In RainbowsRadioheadがリリースした『In Rainbows』は、ユーザ自らが価格を決定し、ダウンロードすることができるという点で、非常に画期的なものであった。そして、リスナーがダウンロードするためには、ゼロコストで ダウンロードが可能であり、ゼロコストという点では、BitTorrent経由でのダウンロードと変わるところはない。もちろん、前者は合法であり、後者は違法である。しかし、TechCrunchが報じているように、同じく無料で提供されているにもかかわらず、BitTorrentを利用してダウンロードしている人たちが、かなりの数存在しているよ、というお話。個人的には、その理由は簡単だと思う。ユーザにとってコストはお金だけじゃないってこと。

原典:ars technica
原題:P2P vs Radiohead's "free" Rainbows: why P2P can be a hard habit to break
著者:Nate Anderson
日付:October 18、, 2007
URL:http://arstechnica.com/news.ars/post/20071018-p2p-vs-radioheads
-free-rainbows-why-p2p-can-be-a-hard-habit-to-break.html

Radioheadは彼らの最新アルバム、『In Rainbow』において、革新的なデジタル配信方法を取った。人々は、好きな金額でそれを購入することができる。もちろん、ゼロでも。にもかかわらず、アルバムのBitTorrent上でのやり取りの状況は、他のメジャーレコードと同じくらいのレベルに達している。人々は本当に、フリーアルバムをちょこっと手に入れるのに、バンドにレジストすることすら惜しむほどケチなのだろうか。答えはYesであるようだ。

彼ら自らがレコーディング、マスタリング、配信を取り扱うことで、バンドはいかなるRainbowsからもチューブをクリアにすることができた(激しく期待されたアルバムへの見事な妙技といえよう)。いったん、アルバムがダウンロードできるようになると、すぐさまP2Pネットワーク(主にBitTorrent)上にあふれていった。この問題について、BigChampagneのCEO、Eric Garlandによると、アルバムはリリースの当日、BitTorrentユーザたちによって24万回ダウンロードされ、「完全なる半減曲線」を描いて次第に減少していったという。

大半のBitTorrent上での楽曲交換とは異なり、『In Rainbows』はコンプリートアルバムとして共有されている。ここ10年にわたってシングルを出してこなかったRadioheadは、そのようにアルバム全体としてダウンロードされていることは喜んでくれるかもしれない。しかし、間違いなく、彼らはバンドのWebサイトに来てアルバムを手に入れることを望んでいるだろう。

Garlandは、利便性こそがここに影響を及ぼしている主な要因であると推測している。それは価格によるものではないという。Radioheadのサイトは、ダウンロードコードを取得するために、電子メールアドレスやそれ以上の複数の個人情報を入力するよう求められる。そのようなプロセスはどれほどの価格であろうとも、一部の人々を疎遠にするだろう。多くのユーザは、BitTorrentから音楽獲得することに慣れきっている。このような人たちにとっては、どこか他のサイトを訪れ、レジストし、電子メールを受けとり、楽曲をダウンロードするよりも、アルバムがネットワーク上にリリースされたときにそれを手に入れるほうが簡単だと考えるだろう。

バンドがユーザに音楽の価格を設定させたという事実は、音楽の価格が買い手次第でなければならないという認識を促す。BitTorrentとRadioheadがアルバムを同じ価格(訳注:つまりタダ)で提供するのであれば、ファンはその2つのソースにほとんど違いを見出せないだろう。実際、Radioheadの行動は、BitTorrentを新しい音楽を手にするためのフォーラムとして、ますます合法的なものと思わせるかもしれない。したがって、この件を『海賊行為 vs. 無料』という軸で評価することは、必ずしも正しくはない。つまり、一旦あるユーザたちが、それは「無料だ」というメッセージを受け取るとしたら、アルバムをどこで手に入れたかということはそれほど問題ではないのである。

Garlandはそれに同意して、このような動きは、産業と、その製品を購入する人々との間の「長きに渡る」軋轢を「拡大する」ものであるという。更に彼は、この問題が露見したのはこれが初めてではないと指摘する。ダウンローダーたちは、P2Pサービスから音楽をダウンロードすることを正当化するために、「ラジオは無料ではないか」、「ミックステープを作成することだってできる」と長き渡って主張してきた。これらの主張に対して反論しようとする音楽会社の試みにも関わらず、ラジオ、ミックステープ、P2Pは、多くのエンドユーザにとって全て『無料であるかのように』思われている。これはBitTorrentで音楽を入手すべきではないという認識を阻害するものであり、一方で、Radioheadのset-your-own-priceモデルはそのような考えを促進するものだろう(特定の楽曲をプロモーションするためにP2Pサービスを利用するレーベルの試みがあるように、ユーザはレーベルすらBitTorrentを無料の音楽を提供するのに利用しているのであれば、彼らが手に入れた音楽が違法かどうかなどどのようにして判断できるというのだろうか?)。

しかし、Radioheadにとっては、確実にソースの違いというものが存在する。バンドは人々にサイトを利用してもらい、人々の情報を集め、適切な時期にコンサートやグッズについてのインフォメーションを送りたいと思っていることだろう。しかし、バンドはRadioheadファンにとって、お金こそが唯一の重要なものであるというわけではない、という複雑さを学んだことだろう。

以前、SlyckがLimeWireにインタビューを行ったとき、彼らが音楽配信サービスを始めるに当たって重要視していたのは、それが付与されたとしても、既存のLimeWireエクスペリエンスを保つということ。もちろん、LimeWireが音楽配信ビジネスに乗り出すということ自体には懐疑的なのだけれども、この弁に関しては、非常に納得のできるものであった。

LimeWireにしても、BitTorrentにしてもそのユーザ達は少なくともその活動(つまりダウンロード)を、それぞれのプラットフォームを中心に考えているのだろう。もちろん、それに依存しているともいえるが、その一方で、依存できるほどに快適な環境でもあるのだろう。もちろん、彼らの行っているのは違法行為であり、快適だからいいだろうというわけではない。

しかし、たとえ無料で手に入るにしても、これまでのP2Pファイル共有サービスというのは、ユーザの間に浸透しており、その層を狙うためには、無料であることだけが彼らの行動を支えているものではない、ということを認識しなければならない。

そこにはユーザのスタイルが存在し、それに従って行動するという側面があるのだろう。arsの記事にもあるように、ユーザは無料なのだと聞かされることで、もう自らにその入手経路を問うことはないのである。当然、指摘されているようにわざわざ混み混みのRadioheadのサイトに行き、個人情報を入力し、自らの良心と戦いながら金額を設定し、メールを受け取ってダウンロードするよりならば、いつものようにダウンロードしてしまえばいい、そう考えるのも当然だろう。

しかし、もしRadioheadのサイトが個人情報を求めなかったとして、サイトが非常にサクサク動いたとして、ファイル共有ユーザ達はそれでもBitTorrentで入手したのだろうか。個人的な推測に過ぎないのだけれども、私はそれでもBitTorrentでダウンロードするユーザは多数存在したであろうと思う。

ただ、ここでその行為の是非を問うたところで、それほど意味のあることではないのかもしれない。もちろん、是とされるような行為ではないのだけれども、その一方で非としたところで、何が変わるだろうか。結局のところ、ユーザは増え続け、活動はますます盛んになっている。彼らの行為自体を否定したところで、彼らが自らの行為を考え直すことは非常に稀である。

ならば、彼らを否定するのではなく、どうすれば彼らのファイル共有活動が有益な方向に向かい、是とすることができるのか、、と考えるべきだろう。今回のRadioheadのやり方は、おそらく音楽配信からの収益を狙ったものではない。彼らはボックスセットの販促もかねてこのような配信形態を選択している。とすれば、まず確実にそれを購入してくれる層を抑え、それを買ってくれそうな層にアプローチし、更には本来であれば買ってくれなかった層を購入を検討させる方向にもって行くことが目的であるといえよう。

そのような目的を考えるとき、RadioheadのサイトをスキップしてBitTorrentから入手することは、Radioheadとしては望ましくはないだろうが、おそらく、本来であれば購入を考えなかった層、つまりRadioheadをサポートしようとは思っていない層がわざわざRadioheadのサイトに行き、面倒な手続きをとるとも思いがたい。でも、そのような層にあっても楽曲に触れ、その魅力を感じることができれば、Radioheadの目的にかなうリスナーとなる可能性は残しているのだ。

プロモーションの効果に100%を求めてはいけない。たとえば、ライブのためにアルバムを無料配信するというバンドがいたとしても、それを手に入れた全ての人が同じだけの情熱を持っているわけでもないし、バンドのライブに来てくれるわけでもない。しかし、重要なのは潜在的な可能性のあるリスナー達に、その可能性を開かせるために、音楽を届けることではないだろうか。

今回オンラインアルバムリリースとボックスの予約とをあわせると、120万枚販売されたようだ。それなりの数字だけど、おそらくは今回のリリースの報道によって誘導された人が多いのだと思われる。今後、このような形態がそれほど珍しくなくなっていけば、物珍しさからサイトに行ってみたり、ということもなくなる。と考えると、より多くの人にアプローチする方法として、ユーザ同士の共有を、それぞれのアーティストの目的のために、いかにして利用していくか、ということを考える必要もあるのかもしれない。

ただ、個人的な感想としては、せっかくアーティストの側が既存の状況を打破してくれる動きをしているというのに、それを利用する側の意識があまり変わっていないのかなぁと残念に思うところもある。Radioheadのアプローチは画期的なものではあるが、まだまだ効果の見えない『斬新な』ものでしかない。今は、そのようなアプローチが有効であるという証明が求められている時期でもある。そういった時期だからこそ、その実現に向けた活動をサポートするべきなのだろうと思うのだが。

音楽業界が認識を改めるべきだ、というのはまったくもって同意したい。だけど、音楽リスナーの認識も、そしてファイル共有ユーザの認識も、変わらなきゃいけない部分はあるんじゃないかな。

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P2P/ネットと著作権:アーティストと違法コピー

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P2Pネットワークに流れた『In Rainbows』
アルバム『In Rainbows』の売上額やダウンロード数についてバンドは一切発表をしていないが、そのダウンロード数や付け値価格、売上について各所で憶測が飛び交っている。 ForbesやBigChampagne社のCEO...
2007.10.23 01:11 | 速報
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Comment

ふと思ったんだけど | URL | 2007.10.20 15:47
音楽業界が認識を改めてファイル共有を有益なものへ変える努力を~
というのは割れ厨がモラルや自制心を持たない限り難しいと思います
無料で視聴できて宣伝になるという側面があるとよく言い訳に使われますが
今回と同じく結局ファンになっても購入ではなく共有でことが済むわけで・・・

どう足掻いても音楽でこの先以前と同じように稼ぐのは酷く難しいんじゃないでしょうかね
Ripple | URL | 2007.10.20 23:39
界隈(どこを指すのかは曖昧ですみません)では、どういう受け止められ方してるんでしょうかね。そろそろユーザーとユーザーがぶつかり合うようなことが起きてもらわないと不味いような気がします。自分からすれば正直遅すぎるのですが。ともかくこの件が、それこそ「でもそんなの関係ねぇ」的な怠惰なものに流れてしまうとしたら残念なことです。そりゃユーザーからすれば利便性が全て、その行為が損か得かが第一なんでしょうけども。

情報化社会が進んでいく中で、アーティストはレコード会社の様な束縛から解き放たれようとしていますが、この調子じゃ新しい時代になっても、別の新たな何かに束縛されてしまいそうな感じが。
ふと思ったんだけど | URL | 2007.10.21 11:30
なんだか今のリスナーっていうのは大阪のおばちゃんみたいですね
匿名のPeerさん | URL | 2007.10.21 13:08
買わないことを目的にしている層に購入を検討させるのは至難の業かと…。
ホームレスに無料食事件を配ってもリピーターになる率は低いでしょう。
根本的に宣伝対象が間違っていると思うんですよね、戦略としても。

例えアーティスト側が既存の状況を打破してくれる動きをしても
そりゃ無料で落とす人間は別にファンでは無いので、協力などしないでしょう。
対価を払わないことで獲得した客にそれを求めるのは酷でしょう。所詮野次馬です。
ふと思ったんだけど | URL | 2007.10.21 20:07
それもよく言い訳に使われる言葉ですが、
結局"はじめから買わない"人々は落とすこともないと思います。

興味を持っていて、買う可能性があって、初めて何かファイルを落とすわけです。

その行為が損か得か、無駄なのか無駄でないのか、それで言えば
買う可能性のない興味のないどうでもよいものを
わざわざ落とす労力や回線がもったいないわけで。

買う可能性のないエロゲーは落としません。
買う可能性のないアニメは落としません。
それと同じだと思います。

その興味が自然と購買に向かわない理由は一体なんでしょうか?
heatwave | URL | 2007.10.21 21:04 | Edit
みなさま、コメントありがとうございます。

Rippleさま

その界隈では、まぁTorrentで落とせるし、みたいな感じです。
その姿勢は絶賛しているのですが、それでも彼らの利用する慣れたプラットフォームから手に入れるのでしょう。

最近流れが速すぎて自分の考えがうまくまとまってはいないのですが、既存の音楽産業にとっては、「100」送り出すとしたら、「100」のレスポンス(つまり全員が購入)がないと十分ではないと考えるけれども、アーティストにとっては、「100」送り出したうちの「20」か「30」でもレスポンスを返してくれるほうが(つまりライブに足を運び、グッズを購入する)、ベターだと考えられるのでしょう。


※4さま

個人的には、そこまで難しく考えることもないかなと思っています。いかに海賊といえども所詮は普通の生活を送る『人間』です。カフェに行けば金を払ってコーヒーを飲みますし、バーに行けば金を払って酒を飲み、ダーツをし、ピンボールをするのです。ご飯を食べるのも、電車に乗るのも、全てお金を支払っているでしょう。ライブが楽しいと思えば、ライブに行くでしょうしね。ただ、ことメディアに関しては、それを安全に、高速に、手軽に入手できるプラットフォームが彼らの目の前にある、というだけなのでしょう。

>根本的に宣伝対象が間違っていると思う
個人的には、このようなアプローチは単純にマスを狙ったものでしかないでしょう。海賊達を狙い撃ちしたアプローチとは思っていません。まぁ、マスの中に海賊達がいる、といったところでしょうか。


ふと思ったんだけどさま

>"はじめから買わない"人々は落とすこともない
いいわけというか、それが現実なんじゃないかなと思ったりもします(言い訳にも使われることは否定しませんけどね)。もはや彼らにとっては違法ファイル共有は非日常的なものではなく、日常的な営みなのでしょう。例えるなら、テレビやラジオのようなものだと思います。テレビは無料だから見るのではなく、面白いからこそ見るのでしょうが、では、視聴のためにお金を払ってくださいとなると、それは話が違うよ、となるでしょう。
Ripple | URL | 2007.10.22 03:12
>それでも彼らの利用する慣れたプラットフォームから手に入れるのでしょう。
>アーティストにとっては、~ベターだと考えられるのでしょう。
ええ、ここはOKなんです。こういうスタンスなのは当然で問題ないんです。繰り返すんですが、「いや、せっかくアーティストがこうやってくれるんだからさ…」というような声がユーザーサイドから、あるいは著作権に物申すライターさん達から欲しいんですよ。

要するにラリーのし合いっこが欲しいというか。Redioheadから~~~な動きがあったよ、そして今回の様な動きがあったよ、はいおしまい。こう流れが止まっちゃうのは残念なんですよね。そして今まではここまでだったと思うんです。で、自分としてはその返しが欲しい。勿論その先でもさらに返しが起こってラリーが続いて欲しい。そうやって音楽の良い未来像ってのは形作られていくんじゃないかなぁと。音楽の消費者生産者全てにとって。

プライオリティの低いユーザーは何もしなくていい、無理にさせてもアレですし彼らに動きを求めません。ただプライオリティの高いユーザー、それはアーティストのファンだったり、音楽ライターだったり、こういうネタに過敏な我々だったり。そういう人々が、低いユーザーに対してメッセージを送る為にもラリーを続けさせることが必要なんじゃないかなぁと思うんですね。

まぁ要するに、一言で言えば、heatさんが最後に書かれた「変わらなきゃ」という点に尽きます。
ふと思ったんだけど | URL | 2007.10.22 04:23
結局コンテンツを大切にするという心構えが
すっぽりと頭から抜け落ちているんでしょう

対価を支払うことによって大金持ちの著作権者を更に肥え太らせるるというひねくれた考えではなく

ひとつひとつのコンテンツを大切に思い、対価という水や肥料を注ぐことで、
面白いものが進歩して、多様性を保持し、隠れた才能の芽が花開き、更なる発展を遂げていく

そういう文化の一端を担っている感覚や自覚がほとんどないんですね

コンテンツが無料だというのは現代人独特の感覚だと思います
テレビ放送もラジオも実際無料ですし、街に音楽は溢れ返っています

今更それに金を払えと言っても理解できる人間は少ないでしょう

対価を支払わないなら、ではどうやって利益を得るのか
この問いに対して100人いれば普通100通りの答えが返ってきそうですが

現代のネットにおいてはただひとつ"広告で稼げ"
これも放送が広告収入で無料で行われていることに端を発しています

問題の病根は古く、そしてとても深く進行しています
heatwave | URL | 2007.10.24 22:31 | Edit
コメントありがとうございます。

Rippleさま

意趣違いのコメントを返してしまってごめんなさい。

私もラリーが欲しいというのは同感です。その辺に関しては、音楽に限らず、情報そのものも消費的になっているのかなと思ったりもしています。議論を掘り下げるために詳細やその後の展開を求めるよりも、議論するための象徴的なトピックだけを求めている人が多いのではないかなぁと。本来であれば、詳細やその後の展開があってこそ、議論は変化しますし、活発になっていくのだと思っています。

とはいえ、私自身紹介している話題の全てを追えているわけでもないのですけどね・・・。Thomas陪審裁判の詳報も、DRMの問題も、ビデオ共有サイトリンクサイトの問題も、SpiralFrogをはじめとする無料音楽配信のその後も、前訴訟和解戦略に対する学生達の反撃の話も、ビデオ共有サイトのフィルタリングツールの実装とその効果についての問題も、山ほど紹介したい記事や続報があるのですが、時間的な問題や分量の問題、先に紹介したい記事などで、公開していないものも数多くあります。

あと、このRadioheadの問題に関しては、なかなか言及しにくいところもあるのではないでしょうか。TechCrunchのような確信犯的な主張であればよいのですが、自由になることがすべからく利益をもたらす、と考える人にはなかなかに受け入れがたいものがあります。私自身、この記事を最初に読んだときは、嫌だなぁと思いました。ただ、それも現実なわけで、紹介しないわけにはいかないし、その負の側面も議論せにゃならんと思ったのです。

その一方で、批判者達にとっては、所詮は割れ厨、タダでも違法ダウンロードしやがる、リスペクトが足りない、で済まされてしまうのでしょう。


ふと思ったんだけどさま

個人的には、商業化をひた走ってきた音楽産業という過去があるわけですから、音楽にお金を払うことが文化やアーティストの将来に貢献することだ、と考えられるほどに、自らの行為に効力を感じえなくなっているのではないでしょうか。

コンテンツが無料であることも、有料であることも、ここ数十年で精緻化されたモデルでしかないので、今後それが変わりうるというのは取り立てておかしな感じはしません。有史以前から音楽という存在はあったわけで、そこから音楽が同あるべきかということを空想するのも面白いかもしれませんね。

結局、正しさというのは相対的なものなのだと思いますよ。
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