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ビデオリンクサイトTV-Linksへの批判:「TV-Linksは産業の役に立たない」

大半の人が自分の意見には賛同してくれないということは理解しながらも、TV-Linksが我々の目的のために強大な著作権軍団と戦った殉教者であるかのような考えは、クソ喰らえだ!という批判をぶちまけている人の意見が面白いよというお話。とりあえず、概要をご紹介。全面的には賛同できる内容ではないけれど、それなりに要領を得ている部分も多い。

原典:WebTVWire
原題: TVLinks Owner Deserved to be Arrested
著者:Chris Tew
日付:October 24, 2007
URL:http://www.webtvwire.com/tvlinks-owner-deserved-
to-be-arrested/

TVLinksは月に80.000ドルを稼いでいた!

TV-Linksは、その閉鎖前、世界で182番目に人気のあるサイトであった。それはNBC.comやFox.comですら凌ぐ。

サイトのビジターがかなり少なく見積もって月間300万人だとして、Alexaの1人あたりの平均PV9ページをかけると、月に2,700万PVと推測される。そして、その広告収入、少なめに見積もって1,000PVあたり3ドルとするならば、管理人は毎月80,000ドル以上の利益を上げていたことになる。

では、TV-Linksの管理人は、この基本的には盗んだ金を、我々が現在が直面している腹立たしい著作権制度、ビデオディストリビューションシステムを変えるために使ったのだろうか?

  • 彼らが利用しているコンテンツの本来の制作者にお金を戻した?
  • 既存のテレビ配信システムを打破せんとしている人たち、たとえばMiro.comなどに寄付をした?
  • オンラインでの自由なコンテンツの配信を可能にするアマチュアのインターネットビデオ製作プロジェクトに寄付をした?
  • EFF(や英国版EFFであるOpen Rights Group)、馬鹿げたオンライン著作権法やDRMと戦う団体に寄付をした?

そのどれもが疑わしい!

削除通知がドア前に積もっていく一方で、彼はそれを無視して、ポケットにそのままお金を入れていたと確信している。

TVLinksは閉鎖を待っていただけ

管理人がよほど馬鹿でなければ、著作権侵害コンテンツへのリンクが実際に違法であるということを示すような過去のケースを調べていただろう。たとえGoogleであれ、指摘されれば違法なリンクは削除する。

管理人だって、コンテンツオーナー達がどれほど腹を立てていたか位は知っているだろう。YouTubeだって10億ドルの訴訟を起されている。でも彼は警察が彼のドアの前に姿を現すまで、それを無視して、月に8万ドルを稼ぐことに没頭した。率直に言って、彼は何も起こらないなどと思っていたのだろうか?

TVLinksは産業の役には立たない

TVLinksは確かにオンラインでのテレビ番組、映画の視聴に対する要求が高いということを説明するという点では、テレビ企業が何をすべきかを考える上で役立つかもしれない。しかし、TVlinksは単に著作権侵害されたコンテンツから利益を得ていたので、自らをまさに法的措置の格好の的にすることとなった。それは我々が前進するに当たって役に立つことではなかった。

それはおそらく、コンテンツオーナーをよりディフェンシブにし、オンライン配信に対して消極的なものとしたかもしれない。さらに、FACTは、TVLinkコミュニティのユーザが、著作権侵害コンテンツをYouTubeなどのビデオ共有サイトにアップロードしていたことも掴んでいるのだろう。

YouTubeなどのサイトは我々を助けている

YouTubeのようなサイトに、違法にコンテンツをアップロードするような活動がある一方で、そのようなコンテンツを視聴できていたというのは、ビデオ共有サイトは一定の合法的パラメータの範囲内にいたから。YouTubeはコンテンツオーナーを無視はしない。それは合理的であり、かつ可能な場合は協調しようとする。それはゆっくり(そう、とてもゆっくり)ではあるが、次第に自由なオンライン配信のドアを開いていく。

私はYouTubeが天使だというつもりはない。賛同できないことも多い。しかし、TVLinkなどよりも、我々の望む方向にオンラインビデオを導いてくれている。

馬鹿馬鹿しいコメントへのあらかじめの反論

『リンクは犯罪じゃないだろ』

OK、正しいよ。でも、児童ポルノへのリンクはダメだろう?少なくとも、リンクは犯罪になるということ。もちろん、ここでの違法コンテンツへのリンクとは異なるけれど、じゃあ、コンテンツオーナーが削除通知を送りつけてきたときに、それに応じればいい。そうすれば、何の問題もない。これはGoogleやYahoo、MSNがしてきたことだ。

『TVLinksが違法ならGoogleも違法だ』

それらは全く異なる。

第一にその目的。Googleは検索サービスが目的、TVLinksは著作権侵害コンテンツにリンクを張るだけが目的。さらに米国ではGoogleはセーフハーバーに守られているが、TVLinksはそうじゃない。

第二。Googleは法に基づく削除要請があった場合には、それに従い違法コンテンツへのリンクを削除する。TVLinksはそうじゃない。

『コンテンツオーナーによる弱いものいじめだろ』

TVLinksは世界で182番目に大きなWebサイトだった。ビリオンダラーインターネット企業よりも大きな「弱い者」などいない。
また、YouTubeやGoogleもViacomに訴えられているだろ。

『似たようなサイトは中国やマレーシア、その他の国にある。著作権法など逃れられる』

まさにその通り。QuickSilverScreenはまさにそうした。オーナーは彼の成功したサイトを諦め、まだこのようなサイトがまかり通るマレーシアの誰かにサイトを譲った。その有効性がいつまで続くかはわからないが、海賊テレビをより困難なターゲットとするということは間違いはない。

確かにテレビ産業にとって、どのような需要があり、どの程度のデマンドであるのかを知らせることにはなるのだろうが、その一方でテレビ産業がそのような受容に対して応えることを阻害しているという部分もあるのかもしれない。あと、YouTubeは必ずしも、全面的な協力の方針を打ち出してはいない(少なくとも現実としては、そう思える。)。ただ、敵対することなく交渉に引きずり込もうとはしているんだろうなぁとは思うけど。やはりその辺はGoogleの図体のでかさが物を言わせている部分もあるのかもしれない。

まぁ、それでも結構乱暴な意見だったりもするけどね。収益に関しても1,000PVで3ドルってのは筆者自身は低く見積もってるっていうけど、まぁ、運営費もあるし、あくまで見積もりだからねぇ。使い道に関しても、たとえ彼の言うような使い方をしていたとしても、もし彼の行為が違法行為なのであれば、、何の正当化にもならないような。もちろん、その辺は殉教者のように扱っている人たちへの反論なんだろうけど。

いかにTV-Linksが我らが殉教者だと憤っている人たちでも、利用できなくなったとなれば次の安息の地を探すことだろう。既にこのような紹介記事が各所で見られている。

上のはかなりの数を網羅しているので、参考にして『Web上でテレビ番組を視聴できる38のサイト』なんて記事を書いてもいいかもね。まぁ、Joostのようなクライアントが必要なサービスもあれば、Peekvidのような訴訟に直面しているサイトもあるけど。

個人的には、この意見の中に「TV-Links」のようなサイトのせいで莫大な利益が失われている、というような意見がなかったのが、なかなかよかったなぁと思える。そこに入り込んでしまうと、水掛け論に陥っちゃうからね。

さて、そんなTV-Links、当初は著作権侵害の助長によって逮捕されたのかと思いきや、実のところそうじゃないみたいだよ、というお話を次のエントリで紹介してみる。

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