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Allofmp3、映画ダウンロードサイト「ZML」をローンチ

Allofmp3今年7月、米国からの要求を受ける形で、ロシア政府より閉鎖に追い込まれていたAllofmp3、といっても現在はMp3sparks.comMP3Fiesta.comとしてリローンチし、以前と同様のビジネスモデル(ROMSという「ライツホルダーに支払いをしない著作権料徴収団体」との格安のライセンス契約を結ぶというモデル)を続けており、Allofmp3という存在はなくなりはしたものの、実質は変わっていない、という状況が続いている。そのAllofmp3が今度は、映画のダウンロードサービス、『ZML』を開始するよ、というお話。もちろん、ビジネスモデルはそれまでのものを踏襲している。DVD品質の映画を1.99ドルで配信していくようだ。

原典:ZeroPaid
原題:AllofMP3 Creates Movie Download Site 'ZML' - Offers DVDs for $1.99
著者:soulxtc
日付:November 09, 2007
URL:http://www.zeropaid.com/news/9094/

AllofMP3は、RIAAやWTOに絡んだ不当な圧力を受けてしばらく経った先日、ロシアの著作権法に従い、Russian Organization for Multimedia & Digital Systems(ROMS)に対して、音楽配信のために平均的なロシアのライセンス料15%を支払っていたという事実にもかかわらず、シャットダウンされた。 しかし、AllofMP3には残念なことに、RIAAはROMSの合法性を認めず、同社が徴収した著作権使用料の受け取りを拒否した。

現在、閉鎖に追い込まれたAllofmp3MP3Fiestaとして新たにリローンチし、そしてMP3Fiestaは、ハリウッドをいくつかの点でイラつかせるZMLという新たな映画ダウンロードサービスをローンチすることにしたようだ。

Allofmp3フォーラムより

ユーザの皆さんへ

MP3Fiestaは、新たなプロジェクト-インターネットを介しての映画のダウンロードのローンチを計画しています。

これに関して、皆さんに簡単な質問に答えていただきたいとお願いしたいと思います。それによって、私達は、この新しいサービスを、皆さんにとって最も便利で、快適で、魅力的なものとすることができるでしょう。私達は皆さんの貴重なお時間を尊重しています。ですので、質問にお答えいただいた方は、MP3Fiestaチームからの嬉しいボーナスを受け取ることになるでしょう。

彼らはまた、標準的な著作権使用料をROMSに支払うと約束しているけれども、私はMPAAは、RIAAがそうであったように、その存在を認めることはなく、単にワシントンDCのロビイストに2,3本の電話をかけるということになるだろう。

ZMLの利用規約より

6 著作権

6.1 このサイトで公表される全ての製品は、Russian Organization for multimedia and Digital Systems (ROMS)のライセンスに基づいて、個人的な利用だけを目的として、インターネットを介しての配信が可能となります。再配布、再販売、放送は、厳しく禁止されます。

6.2 サイトはライセンス契約に基づいて、全てのダウンロードされたファイルに料金を支払います。

6.3 複数の文脈においてサイトページ上に掲載される全ての商標、商品名、企業名、スローガン、ロゴ、その他のいかなる著作物は、それらのそれぞれの所有者の財産となります。あなたは、所有者から書面による許諾なしにそれらをコピー、配布、利用する権利はありません。

6.4 クライアントが自国の法律に違反する場合、クライアントはファイルをダウンロードする権利を有しません。

6.5 サイト管理は、個々のクライアントの行動をコントロールできません。従って、クライアントはサイトの製品およびサービスのいかなる違法な利用に対して責任を追うものとします。

この6.4項、つまりあなたが自国の法律を犯すのであれば、サイトから映画を購入することができないという条項が、彼らにとっての法的な免責事項となるのだろう。裁判においてもこの主張が通るかどうかはわからないが、これはネット中立性の面白いテストにもなるのだろう。サイトは世界のあらゆる法的管轄権に従っていなければならないのだろうか?はたまた、国々は現実を受け入れ、著作権法をより実用的で均一なものとするのだろうか?

その間にも、ロシアのサイトから2ドルでDVDを購入することが許されている国々に住む人々に対して、『ZML- the Movie Library』は『プレミアムDVD画質の1,500本以上の映画』を提供している。

サイトより

あなたが見たいと思う数千のホットな映画。全ての映画は、iPod、PDA、PC、DVD、DivXプレイヤーとを含む全てのデバイスとの互換性を持ちます。Web上でこれまでにない低価格。さぁ、1.99ドルオンリーの映画をダウンロードしよう!全く制限はありません。あなたは信じられないほど高速に、欲しいと思ったほとんどのものをダウンロードすることができます。新たにソフトウェアを必要とする、ということはありません。リンクをクリックして、映画をダウンロード、そしてお気に入りのプレイヤーでそれを視聴しよう。

カタログのチョイスは悪くないようだ。"The Simpsons Movie"や"Transformres"のような比較的新作を扱っている。残りのタイトルは、"Sin City"や"Casino Royale"のように幾分古い物もある。といっても、良いDVD『ストア』は新しいものだけではなく、古いものもストックするだろう。

では、あなたの大好きなBitTorrentトラッカーサイトからDVDをダウンロードする気がないのであれば、おそらくZMLはあなたの場所となるだろう。少なくとも、1.99ドルよりも安いところは他にない。

まぁ、個人的にはレンタルと考えればよいのかなぁと思ったりする。でもって、2ドルでも『見たい映画』『お金を払ってまで見たいとは思わない映画』は結構シビアに査定するだろうなぁといった感じ。その点で、Allofmp3に比べれはそこまで成功することはないかなぁと思う。ただ、それでも値段的にはレンタルよりも少し安いといったところだし、DRMもなく、いつまでも見れるとなれば、利用しようかなと思う人もいるのかもしれない。

個人的に気になるところとしては、このようなサイトを利用する人たちがどのような経緯で利用に至ったのか、ということ。おそらくTorrentサイトをめぐれば、同じコンテンツはいくらでも見つかるだろうに、なぜ、安いとはいっても料金を支払ってまで利用するのだろうか。やはり、自分自身の違法性 vs, 合法性という次元で査定したとき、前者は取りえないと判断して利用することになったのだろうか。少なくとも、自身の合法的な行動の範囲内で、最も価格が安い選択肢ということで選択されているのだろうか。ただ、そうなると事業者の『違法性 vs. 合法性』ということには目を瞑るのだろうか、という疑問も生じてくる。どのような査定を通じて利用に至るのか(自身の合法性と事業者の合法性、そして価格などの要因が複雑に絡んでいる?)、という点は非常に興味深い。

ただ一般的な問題としては、やはりライセンス。ROMSという、ほとんど詐欺みたいな団体が手付かずのままで残っているせいで、結局は名前を変えて新たなビジネスを開始されてしまう。ある意味ではAllofmp3だけであったころよりも、多様性を与え、被害が拡大しているかどうかはわからないが、それでも依然として同様のビジネスモデルを許してしまっているという状況にあるだろう。

以前にも述べたが、結局のところ問題の根幹は、Allofmp3にあるのではなく、ROMSなる著作権料徴収団体にあるのであり、更にいえば、そのようなビジネスモデル自体にある。それを解決することなくして、その窓口を潰していっても結局は別の場所に新たな窓口を作られるだけであろう。

といっても、米国著作権産業側もそれに気づいてはいないのだろうけれども・・・ロシア政府側の思惑ってのもあるのかなぁ。ただ、Allofmp3を批判するときに真っ先に批判していたのが、それそのものの存在だったわけで、そのビジネスモデルの問題のアピールが不足していたとは思う。今後は、そちらにシフトしていくのかな?

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