SeedPeer、独自クライアントにMonoTorrentのコードを盗用か

2007年11月12日

SeedPeerは先月、彼ら自身が開発を進めてきたという独自のクライアントを発表した。しかし、MonoTorrentの開発者によると、間違いなくSeedPeerのクライアントは、MonoTorrentのコードのコピペであり、95%ほど、もしくは100%近く盗用されたものだと断言しているよ、というお話。SeedPeerはこれに対して、クライアントをアナウンスしたブログエントリ、そのクライアントをサーバ上から削除し、当該のブログエントリにネガティブコメントを寄せたユーザをIPブロックしているようだ。MonoTorrentはX11ライセンスにてリリースされており、本来であればX11ライセンスの下で自由に利用できるのだけれども、SeedPeerは著作権、ライセンスの掲示を怠ったどころか、それを自らの手柄としようとした、というところだろうか。

原典:TorrentFreak
原題:SeedPeer Prides Itself On Borrowed BitTorrent Client
著者:Ernesto
日付:November 10, 2007
URL:http://torrentfreak.com/seedpeer-prides-itself-on-borrowed-bittorrent-client-071110/

2,3週間ほど前、かつてMeganovaとして知られていたBitTorrentサイト、SeedPeerは、独自のBitTorrentクライアントをアナウンスした。彼らは、ほぼ1年の間、そのコアに取り組んでいたと主張していたが、現在、彼らは単にBitTorrentクライアントのMonoTorrentからコピペしただけであると見られている。

MonoTorrentの開発者であるAlanは、SeedPeerクライアントが基本的に彼の作品のコピーであることを発見し、彼のブログにてそれについて言及した。「えぇ、私は100%確信しています。確認のためにReflectorを使用したわけではありませんが、少なくともコードの95%がmonotorrentからの直接のコピー&ペーストであることを100%確信しています。もしかすると、100%コピーかもしれません。」

そのブログポストの直後、SeedPeerチームは彼らの過ちをもみ消すことにしたようで、彼らのBitTorrentクライアントをアナウンスした記事を削除した。しかし、SeedPeerの当初の記事は、Diggのフロントページに押し上げられ、依然としてDuggmirrorはそれをコピーしている。

MonoTorrentはX11ライセンス下でリリースされており、それはSeedPeerチームがそれを自由に利用できたことを意味している。しかし、Alanを怒らせたのは、彼ら自身がそれをコード化したかのように見せかけたという事実である。彼は説明する。「問題は、彼らが嘘をついていると言うことです。彼らが単に言わなかったということではありません。彼らは、露骨のコード開発について嘘をついていたことは事実です。彼らは1年以上もかけて、コードに取り組んでいると偽りました。そして、実際に彼らは、私が先週取り組んでいた(それまでに1年以上を費やした」コードをコピー&オエースとしてそれをリリースしたのでしょう。」

SeedPeerは彼らのクライアントのソースや当該記事を削除するだけではなく、そのアナウンスメントにコメントを寄せた複数の人々を、IPブロックによってSeedPeerへのアクセスを遮断している。我々は、Meganova/SeedPeerの管理人、Bogaaに連絡を取り、MonoTorrentについての意見を求めた。残念なことに彼はコメントしてくれなかったが、彼はこの件でSeedPeerが得るパブリシティに対して感謝し、それはネガティブなパブリシティではないと付け加えた。

なんか、最後のは強がりという感じもしないでもないなぁ。ただ、コメント欄にて、これでSeedPeerを知った奴はユーザになるかもな、パブリシティに協力するなんてTorrentFreakもおめでてぇな、みたいなコメントもあったり。それに対してErnestoは、SeedPeer自体は良いサイトだと思っているし、リーダーに対してここを利用するな、と言うつもりはない、あくまでもニュースだよ、と反応している。まぁ、ごもっとも。

で、そのニュースを知ったリーダーたちの反応は、非常にネガティブなもののようだ。パブリシティになるとしてもネガティブパブリシティだよね、とか。個人的にもそう思う。少なくとも、他者の手柄を盗用し、自らの手柄として誇らしく掲げるというのは、見ていて気持ちの良いものではない。

ただ、このような著作権侵害に対しては非常に厳格な評価を行うものの、現在BitTorrentを利用して行われている大規模な著作権侵害に対しては、比較的緩い評価を行っているのだろうなぁという感もある。何とも皮肉なものだけれどもね。


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