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英国:楽曲の著作権保護期間、「現状維持」の見通し

まぁ、もしかしたらBBCの飛ばしかもしれないし、来週までに潮目が変わるかもしれない。ただ、ここまで知れ渡ってしまうと、理由もなく変更することはできなくなるだろう。とりあえず、昨日ちょこっと紹介した英国の著作権保護期間の延長が認められなそうだよというお話。Cliff Richardよりもその後ろにいた4大メジャーのほうががっかりきてそうだけど。


原典:BBC News
原題:Musical copyright terms 'to stay'
日付:November 26 ,2007
URL:http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/6186436.stm

*Cliff Richard卿の最も初期の楽曲が、2008年には著作権から外れる*

Cliff Richard卿は、ミュージシャンが自らのレコードから著作権料を受け取れる年数を拡大しようとする戦いに敗北しそうだ、という情報をBBCは得た。


彼は現在の50年ではなく、95年間の著作権保護を求めていた。しかし、独立した再検討の結果、期間を延長しないほうがいいということになりそうだ、と関係政府筋は話している。

この結果は、報告書が音楽業界をサポートするための「大きな機会を失った」ことを意味する、とBritish Phonographic Industry(BPI)議長Peter Jamiesonは主張している。

「演じるアーティストを差別する理由などはない、彼らはメディアミックスには必要不可欠な存在である。」

「世界的な音楽マーケットの中で、欧州と英国を不利な立場に追いやることを正当化することなどできるわけがない。」

「サウンドレコーディングは、ミュージカルの構成や映画と同じくらい重要な著作権であって、それらと同程度の保護期間でしかるべきである。」

もし、財務省によって委任された報告書の調査結果が政府に支持されたとすれば、Cliff卿の最初期の楽曲は2008年に著作権が消滅するだろう。彼の最初の大ヒット曲は、1958年にレコーディングされたMove Itであり、それによって彼は英国のElvisとして認められた。

Beatlesもまた、彼らの最初のヒットシングル’Love Me Do’の50周年の2012年に同じ状況を迎える。

‘raised eyebrow’ しかめられた眉

音楽ジャーナリストのNeil McCormackは、BBC Radio Five Liveで、この結果は産業に対する打撃であると話している。

「これは、ロックンロールの出現、要はその大ブームより以前に定められたものなのです。ポピュラーカルチャーのブームは、それらの著作権使用料から生計を立てる膨大な数の人々を生み出す結果となりました。」

「1955年に出されたレコードは、著作権使用料を継続的に得続けることができます。しかし、それらはある日突然消滅してしまうのです。」と彼は語る。

「成功した産業のうちの1つをサポートしたいと願おうと願うまいと」、財務省は決定を下すよう強制される、とIFPI会長のJohn Kennedyは予測している。

「英国政府が、著作権の平等化をサポートしないと判断するならば、音楽業界は欧州で、そのキャンペーンを続けなければならない」と彼は語る。

「兆候は勇気付けてくれるが、眉をひそめられるのは疑う余地のないことだろう。」

「欧州における最大の音楽市場(を持つ国家)の」政府が(延長の)決定をしなかったということが、欧州が音楽産業を助けることについての理由となるだろう、とKennedy氏は加える。

この状況は、レコーディングアーティストにのみ当てはまる。つまり、作曲家とその家族は、著作権者の死後70年間、楽譜上の著作権を保持することができる。

著作権のreviewは、Financial Timesの元編集者であるAndrew Gowers首相によって、Gordon Brownのために作られた。

首相の年次事前予算報告の場で、彼の結論が発表されるだろう、とBBCの経済部部長Robert Pestonは語っている。
まぁ、この問題は演者(パフォーマー)としての著作権の延長は認めないよということで、作詞・作曲者としての著作権の保持期間は、これまでどおり死後70年なはず(たしか英国は70年だったよね?)。演者としての著作権っては、日本における映画の著作権の扱いに近いのかもしれない。日本における映画の著作者は「制作、監督、演出、撮影、美術等を担当してその映画の著作物の全体的形成に創作的に寄与した者(著作権法16条抜粋)」とされており、すべての人を対象にしている。実際の著作者を特定することが難しいので、一律発表後50年とされている。それと同じように、音楽といえども、作詞者、作曲者による作品を、プロデューサー、ディレクター、エンジニア、パフォーマー、その他製作に寄与した人が、その曲の著作権者として扱われているのかもしれない。だから、発表後50年という規定になる。

現実的に考えると、50年前の作品から利益を上げられる人ってのは、その後の作品からも利益を上げられている場合がほとんどで、Cliff Richardのいう年金みたいなもんだしな~という発言はどうだろう?と思ってしまう。逆を言えば、その後の作品から利益を上げられていない人の中で、50年前の作品から利益を上げられている人はどれだけいるの?と。結局は、金持ちがさらに金を得るため、って感じにしか見えないな。50年以上も前の作品だけから利益を上げられる人なんてまずいないんだから、それがなきゃ困るなんて人はいないと思うけど。

ほんと、この著作権保護期間の延長問題を考えると、ごくごく一部の1%に満たない著作物のおかげで、その時代の99%近い著作物がすべてとは言わないけれど、日の目を浴びずにただただ著作権という折の中で眠っている状況に、とても悲しくなる。インターネットの時代なら、それらの中からたくさんの創造物に再び光を当てることができるというのに。

お金のためならそれでもいい。その代わり、その対象を絞ってくれ。それでも業界団体は、もしかしたらお金が稼げるかも、と権利を手放したくないのだろうけど・・・。結局、殺したままなのにね。

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