2006年10月20日
原典:Slyck
原題:RIAA asks AllofMP3.com to Come Clean...
日時:October 17, 2006
著者:Thomas Mennecke
URL: http://www.slyck.com/story1309.html
法的に疑われている音楽ダウンロードストアのAllofMP3.comは、その開始時から比較的刑罰を免れる形でロシア連邦において運営されてきた。RIAA、IFPI、米国通商代表とロシアの訴追者のオフィスのすべてがこのミュージックストアに影響力を行使しようとしたけれども、その試みのすべてが目標を達成できてはいない。
ロシア政府に切望されたWTO(世界貿易機関)への加入を妨げ、AllofMP3.comは未だ法的措置を恐れることなく運営を続けるように見える。時間がたつにつれて、AllofMP3は世界規模の人気を獲得するまでに成長した。その安さ(ダウンロードにつき、3-10セント)、幅広い種類のファイルフォーマット、優れた品揃え、DRM(Digital
Right Management)がないことなどが、このストアを予想以上に成功させるにいたった。
AllofMP3が国際的に傑出した存在となったことで、もはやそれを見過ごすことはできない状態になった。実際、この2週にわたって、AllofMP3はエンターテインメント産業や米国の通商代表の主張に公式に反論した。この2日で、AllofMP3と彼らの合法性の主張により多くの注意を向けるような、2つの新たな展開があった。
昨日、AllofMP3.comは本日(10月17日)行われる記者会見を発表した。記者会見(それはこれを書いている間にも行われている)には、さまざまな出版物(たとえばArs
Technica、USA Today、AP通信)から数十名ものジャーナリストが出席している。記者会見の前に、RIAAはもう一度、AllofMP3に疑問を呈したプレスリリースを行った。しかし今回は、RIAAは要求する水準を引き上げ、AllofMP3に違法であることを認めるよう要求した。
「AllofMP3.comは、いかなる合法的なライセンスもなく、数十万もの海外、国内の音楽を配信し、利益を得ている。それはロシアに拠点を置く団体ROMSによってライセンスを得ていると主張しているが、ROMSは国際的な権利所有者からのいかなる負託をも受けてはいない。」とRIAAは言っている。
RIAAはそれから、プレスリリースに引き続き、AllofMP3.comに対して 4つの質問 を投げかけた。収益について、ROMSを経由した彼らのビジネスモデルを正当とする理由について、ROMSを経由したロイヤリティが支払われていないことについて、ロシア国外の
著作権法に従う能力について(訳注1)、であった。
ジャーナリストによってされた質問は、ほとんど同じような内容だった。あるジャーナリストにいたっては、RIAA、IFPIの質問をそっくりそのまました。しかし、収益についてたずねられると、「われわれはこの会見では、財務についての詳細は明らかにするつもりはない。」とAllofMP3.comは回答した。
RIAA、IFPIのプレスリリースについてコメントを求められると、「Schwab米国通商代表がそれが真実ではないということを知っている、それが真実だ。米国政府は、ロシアから更なる譲歩を得る問題としてAllofMP3を利用している。」
AllofMP3は以前に、エンターテインメント産業との協定をつめていることをほのめかしたが、今回の記者会見のトーンは特に挑戦的であった。AllofMP3は彼らを不法行為だといういかなる主張にも反論し、繰り返し、彼らの運営がロシアの法律に従ったものであると述べた。また、すべての
著作権使用料の支払い、またはAllofMP3の収益の15%がROMsに振り込まれる、とした。
(AllofMP3によれば)ROMs(Russian Organization for Multimedhia and digital Systems)は
オンラインストアに許諾を与え、著作権使用料を徴収する。そして、これらの支払いは
著作権者に理論的に配分される。
しかし、エンターテインメント産業はこの主張を論破する。RIAAとIFPIは、未だAllofMP3、またはROMsからいかなる支払いもされてはいないと繰り返し述べている。
AllofMP3は記者会見で、すべての法にのっとった支払いがなされたと主張した。しかし、もしこれが本当なら、なぜエンターテインメント産業は、その支払いを見たことがないのだろうか?
まさにその質問が、非常に多く聞かれた。しかし、AllofMP3は一貫してこう答えた。−いったんROMsが 著作権使用料を徴収したのであれば、AllofMP3は支払いに対して責任はない、と。
「われわれは、ROMsのすることをコントロールすることはできない。しかし、我々は、ROMSに 著作権使用料を分配するよう促しているということをここではっきりとさせておきたい。明らかに、ROMSが
著作権使用料を各レコード会社に分配することは、我々の最大の関心事であるし、ミュージシャンたちもそうであろう。」
「AllofMP3.com vs. 音楽業界」は、全く衰えることのない戦いのようである。AllofMP3.comは塹壕を掘り、身を守る準備を整えているようである。おそらく音楽業界は、ロシア政府に圧力をかけ続けるだろう−それでも、AllofMP3がオンライン上に居座り続ける時間の長さを考慮すると、迅速な解決はせいぜい流動的なものであるだろう。
◆この問題は米国政府が、ロシアとの交渉を優位に進めるために利用されているだけのこと
◆俺達のビジネスモデルは音楽市場を活性化させるんだぜ、業界団体が躍起になってるやり方なんて時代遅れもいいとこ
RIAAの質問に対する返答
1)収益について
ノーコメ。
2)ROMSを経由した自らのビジネスモデルを正当とする理由は?
ROMSに金は支払ってる。売上の15%ね。それ以降のことはROMSの問題。ウチは無関係。
3)ROMSを経由したロイヤリティが支払われていないことについて
ウチもちゃんとしろっていってるんだけどね、聞いてくれないんだわ。
4)ロシア国外の法に従う用意はあるのか
だからロシア国内法には従ってるっての、ハゲ。
まぁ、要約するとこんな感じ。本気で喧嘩するつもりなんですなぁ。
にしても言ってることがあまりに無茶苦茶で、むしろ清々しい。ROMSなんてのはほとんど存在しないような会社なんだろうね。出来る限り、ROMSに責任押し付けてトンズラしようとしてるっぽい。
それでも中国よりはマシかも・・・。



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