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uTorrentの人気が増大、Azureusを抜く

uTorrent今年春ごろに発表された調査によると、世界中のPCにインストールされているBitTorrentクライアントのシェアはAzureusは3.2%、uTorrentが2.7%、BitTorrentメインラインが2.6%であった。しかし先ごろ発表された調査によると、Azureusはシェアを落とし第三位に、uTorrentが最も人気のBitTorrentクライアントとなったことがわかった(メインラインは第二位につけた)よというお話。ただし、これは実際のユーザのインストール率を反映しているか、というと若干の問題があるようだ。また、同調査において、LimeWireが世界中のPCの3分の1にインストールされているとプレスリリースでは言われているのだけれども、それは実際にはP2PアプリケーションがインストールされたPCにおけるシェアであり、PC全体での割合ではないようだ。これはひどいね。

原典:TorrentFreak
原題:uTorrent Gains Popularity, Azureus Loses Ground
著者:Ernesto
日付:December 16, 2007
URL:http://torrentfreak.com/utorrent-gains-popularity-azureus-
loses-ground-071216/

uTorrentは世界中のWindows PCの5%以上にインストールされており、現在非常に人気の高いBitTorrentクライアントとなった。一方、昨年最もインストールされていたBitTorrentアプリケーションのAzureusは、第三位に後退した。

右記のグラフ(クリックで拡大)は、 PC Pitshopのレポートに基づいて公表されたDigital Music Newsのデータから作成された。PC Pitshopは無料をオンラインウィルス/スパイウェアスキャンを利用するユーザのPCを「調査」することでデータを収集する企業。このレポートで使用されるデータは、100万を超えるPCのWindowsレジストリとテーブルエントリから収拾されたもの。

ここでのパーセンテージは、これらのアプリケーションをインストールしているPCのパーセンテージを反映している。昨年9月、AzureusはPC全体の3%以上にインストールされていた。しかし、今年それは30%以上低下している。一方uTorrentはほぼ3倍のインストール率の増大を示している。

以下の表では、5つの最もインストールされたBitTorrentアプリケーションを列挙する。Azureusが昨年の第1位から第3位へ落ちていったことはそれほど興味深いことではない。現在、BitTorrentメインラインクライアントは、駆け上がっている。これはBitTorrent Inc.が現在最も人気のあるBitTorrentクライアントを2つ保有していることを意味している。

最も人気のあるBitTorrentクラアントのインストールベースのパーセンテージ

Rank Application Installed on % Desktops
1. uTorrent 5.56%
2. BitTorrent 2.28%
3. Azureus 2.11%
4. Bitcomet 1.89%
5. Bitlord 1.27%

このレポートに基づいたデータから、我々はLimeWireの人気が徐々に低下していることをより理解するだろう。しかしながら、ほぼ18%のインストールベースを持っているものの、それは大半のデスクトップコンピュータにインストールされているP2Pアプリケーションというだけである。残念なことに、Digital Music Newsは、彼ら自身のデータを解釈することがうまくできていない。彼らはプレスリリースにおいてそれを36.4%であると主張する。しかしそれは他のP2Pクライアントと比較した市場占有率である(恥を知れ!)。

この小さな間違いは別として、このデータのユーザビリティに関してもう2,3の懸念を持っている。たとえば、インストール率は、その使用とイコールではない。P2Pクライアントをインストールしたという事実は、実際にそれを使っていることを意味してはない。従って、このレポートではファイル共有ネットワークやアプリケーションの人気について述べることはほとんどできない。第二に、AzureusとBitTorrentメインラインがほぼ同数のPCのインストールされているようだが、BitTorrentメインラインは実際にはめったに使われていない。たとえば、初心者はメインラインクライアントから使用をはじめるが、その後により良いBitTorrentクライアントに移行するのかもしれない。最後に、このレポートは、自発的にオンラインスパイウェアスキャンをした人々のサンプルに基づいており、それに対しても考慮が必要になるだろう。

おそらく、データ収集法に関しても指摘が必要だろう。uTorrentは必ずしもWindowsレジストリを使用するというわけではない。そのため、実際のuTorrenrtのインストールレートは更に高いものとなるだろう。また、このテストがWindowsベースでのみ行われているが、Azureusはマルチプラットフォームである。

要するに、(随分穴のある調査ではあるが)Azureusが後退していく一方で、uTorrentがより人気を高めていると言って差し支えないだろう。これがAzureusに影響を及ぼすネガティブな要因(たとえばVuzeへの再ブランド化、Java、りシースの馬鹿食い)のためかとか、メインラインやμTorrentのポジティブな要因(たとえばごくわずかなインストールサイズ、控えめなシステム要件)のためかとかいうことに関わりなく、確かにAzureusは横滑りしていることが示されている。

まずはLimeWireのシェアについて。この記事は日本のニュースサイトでも報道されているのだけれども、少し疑問に感じたのか、タイトルは控えめなものとなっている。

LimeWireがP2Pアプリケーションで3分の1以上のシェアを持つとの調査結果 - InternetWatch

今年春先にリリースされた結果では、LimeWireのPC全体に占めるシェアは18.3%とされていた。 だから何かおかしいなぁと思っていたのだけれども、プレスリリースに過度の(事実を曲げるほどの)誇張が入ってたというわけか。これについては次のエントリで詳細を。

では、BitTorrentクライアントのシェアについて。

私自身uTorrentユーザなのでやはり贔屓目に見てしまうところもあるが(おそらくErnestoもそうなのだろう)、AzureusはVuzeの導入によって純粋なBitTorrentクライアントの枠を超えてしまったことがネガティブに働いていると思われる(もちろん、Azureus2.xを利用しているユーザも多いだろうけど)。ただ、それに関してはAzureus側としては承知の上、というところだろう。少なくともAzureusはVuzeをデメリットではなく、メリットと考えてくれるユーザを求めているのだろうから。デメリットだと思える人は2.xを使ってねというところだろうか(Java? No thank youという人も多いだろうが)。

uTorrentはBitTorrent Inc.による買収を経ても、シェアを下げるどころか、より人気を増している。これはBitTorrent Inc.がuTorrentには手をつけないと約束し、実際にそれが守られているところにあるのだろう。それに加えて、インストールせずにクライアント単体で利用できるのも、ユーザとしては使いやすいところなのだろう。

私が最も注目したいのはBitTorrentメインラインのシェアが増大し、Azureusを追い抜いたこと。これは2つの効果が考えられるのかな。1つには、uTorrentユーザがuTorrentをベースにしたメインラインを試してみたくなったこと(私もその1人だけど)、BitTorrent Inc.の商用化報道が一般のユーザの興味を買い、それによってインストールする人が増えたということ(もちろん、ほとんどの人がBitTorrent.comでコンテンツを購入する、というところまではいってはないのだろうが)なんかがありそう。

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