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放送と通信と:Apple TVでの視聴を目指すBBC iPlayer、目的地はPCを超えリビングルームへ

BBCはApple TVに同社の番組を直接ダウンロードさせるため、iPlayerソフトウェアをMac OS Xでも利用可能にすることを検討しているようだ。ただ、Windows Media DRMを採用していることや、DRMなくしては提供できないモデルながらもAppleがFair Play DRMを利用させてはくれないだろうという問題もあり、そうやすやすとはいきそうにもない。ただ、このプロジェクトに関わる人々は、iPlayerをリンビングルームに繋げることに本腰を入れているようだよ、というお話。iPlayerはBBCが提供するP2Pオンラインビデオサービス。過去1週間に放送されたほとんどの番組を無償でダウンロード(要クライアント)、ストリーミング(Webサイト上)提供している。ただ、当然のことながらダウンロードはDRMがかけられており、視聴後7日後、ダウンロード後30日には自動的に削除される。現在は英国内からのみの利用可能ではあるが、将来的にはワールドワイドに商用サービスとして展開していく計画もある。

iPlayerの人気は、Web上でのストリーミングバージョンの提供を開始したことで、爆発的なものとなった。BBCは、iPlayerの公式ローンチ後の2週間で、ストリーミング/ダウンロードあわせて、350万回の利用があったことを報告している。またその際、100万人のビューアがクライアントを介しての利用であったことも明らかにした。

今週、BBC Future Media and Technologyのディレクター Ashley Highfieldは、BBC Internet Blog上で、Apple TV上でiPlayerを提供する考えを明かしている。

Appleの(長らく期待されてきた)レンタルモデルの移行に直結するApple TV。これは私達がBBC iPlayerをこのプラットフォーム上にも展開しうるということです。 番組を無料でダウンロード提供するためには、ダウンロードされた番組が時間的な制限の後に削除されなければなりません。それはApple TV上でのレンタル機能によって可能となるでしょう。

もちろん、現状のままでは直接Apple TV上で提供することはできない。たとえWindows Media DRMを放棄したとしても、Appleがレンタルに対応したFair Play DRMを使わせてくれる保証はない。少なくとも、AppleはFair Playを他社に利用させてはいない。しかし、BBCとしては再生後7日間、ダウンロード後30日間の再生制限を課すためには、DRMは必要となる。もし、それが実現できなければ、iPlayerでのコンテンツ提供は難しくなってくる。

少なくとも、なりふりを構わなければ可能である。NewTeeVeeで言われているように、たとえばJamanルート(ハックによって、Apple TV上で利用可能にする非公式プラグインを開発)で、Jon Lech Johansen(DVDジョン)のリバースエンジニアリングベンチャーdoubleTwist Venturesの提供するFairPlayハイジャックで、コンテンツをApple TVに提供することができる。しかし、政府出資のBBCにそんなことはできるわけもない。

ただ、iPlayerをリビングルームへ持ち込むためには何が何でもApple TVでなければならないということは無い。 BBCはこの春、Virgin CableのセットトップボックスでiPlayerのテレビバージョンを開始する予定である。サービスのデモはYouTubeにアップロードされており、それを見る限りではうまく動作しているようだ。

 

また、BBCはJoostのCTOを退職したばかり*1のDirk-Willem van Gulikを、チーフ技術アーキテクトをして迎え、リビングルームに進出するための方法を模索しているという。BBC Future Media anad Technology Group ControllerのErik Huggerは、van GulikのiPlayerへの参加を報じるプレスリリースで以下のように語っている。

BBCは、IP接続性が速いスピードでPCを超えていることを理解しています。この(van Guilkの)任命は、ライセンス料を支払ってでもBBCコンテンツへのアクセスを望む人にそれを提供しよう試みへの第一歩です。

この発言のさすところが、7日間の期間を超えてのコンテンツの保持(つまり、コンテンツの販売)なのか、それともワールドワイドな商用展開を見据えてのことなのかは不明ではあるが、BBCはiPlayerを武器に、PCを超えて、リビングルームを目指すことを強く意識していることが感じられる。

「放送と通信の融合」、それが果たされるためには、リビングルームもまた変えなければならないものの1つなのだろう。もちろん、それは利用者の自発的な変化を促すような働きかけが必要になるわけだけれどもね。(via NewTeeVee

*1 最初はクビかと思ったが、あらかじめこのiPlayerへの参加が決まっていたとのこと。Joostを退職した後も、コンサルタントとしてはJoostに席を残すようだ。

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