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米国調査:ローティーンはLimeWireがお好き?iTunes有料配信も半数が利用

NPD GroupNPDグループの行った、9歳から14歳までを対象としたデジタル音楽ダウンロード調査のお話。この調査によると、70%の子供が毎月音楽をダウンロードしており、その49%がiTunesを、26%がLimeWireを、16%がMySpaceを利用していることが明らかとなった。この点に関しては、9歳から14歳という年齢層にもかかわらず、音楽ダウンローダの半数がiTunesを利用していること、そしてLimeWireが高い人気を誇っていることが驚きだった。また、ほとんどの子供達が親の監視のない状態でこうした活動を行っており、その利用に際してeメールアドレスの登録やソフトウェアのインストールなどを行っており、セキュリティ上の問題も孕んでいる。

原典:The NPD Group, Inc
原題:News Release : Kids in the U.S. Continue to Download Music Illegally
著者:Lee Graham/The NPD Group, Inc
日付:January 30, 2008

ティーンや大学生達の音楽やビデオ共有習慣は、違法な音楽ファイル共有を根絶やしにせんとする音楽産業の継続的な法的努力によって強調されてきました。 しかし、NPDグループによる新たなレポートでは、調査対象となった大多数の子供達が音楽ダウンロードに合法的な手段を利用する一方で、音楽海賊行為の問題が残っていることを示唆しています。 "Kids & Digital Content"によると、「トゥイーン(tween)」世代(9歳から14歳)にある70%の子供達が、毎月デジタル音楽をダウンロードしています。大半の子供達が音楽を得るために、Web上のPay-to-Downloadストアを利用する一方、NPDは違法peer-to-peer(P2P)ファイル共有も高い水準で利用されていることを指摘しました。

音楽をダウンロードするほぼ半数のトゥイーンに利用されているiTunesは、最も人気の高いデジタルミュージックストアです(49%)。しかし、この年齢層でのデジタルミュージックダウンロードにとって、2番目に高い人気を誇ったソースはLimeWireファイル共有サービスでした。無料で違法な音楽共有をするため、デジタルトゥイーンの26%に利用されていました。MySpaceは音楽共有のために3番目に人気のあるサイトで、16%のトゥイーンが利用していました。

NPD Groupの副社長でありエンターテイメント産業アナリストのRuss Crupnickによると「非常に多くの若い消費者が、デジタル音楽を合法的な手段で-それに対価を支払うことによって-得ることは、明るい材料となるでしょう。その一方で彼らがいかに監視されていないか、ということは驚きです。音楽産業は、訴訟と教育によって、親が子供達のデジタルミュージックアクティビティをもっと把握するよう促すものと願っていますが、現実には多くの子供達がP2Pを介した音楽共有を続けているのです。」

インターネットを利用するトゥイーンの3分の2が、成人の監視がない状態でWebそのものへのアクセスを許されていると報告しています。Webからの音楽ダウンロードを手助けしてくれる人は?という質問には、59%が自分だけでそうしていると回答しています。また、NPDでは、デジタルコンテンツを無料で入手しているトゥイーンの76%が、コンテンツのダウンロードのためにeメールアドレスを登録する必要があったとレポートしました。およそ半分(47%)の子供達が、オンラインミュージックストアやP2Pファイル共有サービスからコンテンツをダウンロードするために、まずはじめにWebからスタンドアロンソフトウェアをダウンロードしなければならなかったと回答しました。

「音楽産業は、(違法ファイル共有の)抑止力として注目を集める訴訟プログラムや、違法音楽ファイル共有の代わりとなるものを伝えるための教育イニシアチブに努力を集中させてきました。このレポートから見出されることは、産業は子供達が合法的にデジタルミュージックを得るための特定の方法をもっと促進することができるということです。例えば、プリペイドアカウントやギフトカードでもよいでしょう。子供達にリーチするための別の潜在的な方法としては、子供達が安全に、そして合法的にデジタルミュージックを得ることのできる、産業が許可した広告モデルのWebデスティネーション(目的地)を提供することでしょう。」とCrupnickは言います。

iTunesの利用が非常に高いのが驚きだった。子供達自身はクレジットカードでの購入はできないだろうから、iTunes CardやiTunes Allowance、PayPalなどで利用しているのかなと思う。iTunes Cardは子供だけでも利用できるだろうけど、それ以外は親の関与が必要となるだろう。ニュースリリースだけでは、その辺のことまではわからなかったのが残念。ただ、いずれにしても、低年齢層の子供達もますますオンラインストアでの楽曲購入を行っているということになるだろう。まぁ、普通に考えてシングル市場のほとんどない米国においては、お小遣いの少ない子供達は、高額なパッケージのアルバムよりも低価格のアカラルトな音楽配信のほうがよいのだろう。

P2Pウォッチャーとしては、BitTorrent以上にLimeWireの利用率が高いことが興味深い。やはりこの辺は、LimeWireとBitTorrentの使い勝手なのかなと。日本での調査からの推測にはなるけれど、Winny、Shareと比較するとLimeWireユーザはよりライトな利用者が多いのではないかと思われる。また、海外の検索エンジンの調査でもLimeWireを検索する男女比は、他のP2Pソフトウェアに比べて、より女性が多いことが示されている。あと、たまたまかもしれないけれど、TorrentFreakが9歳の女の子に行ったインタビューでも、その女の子はLimeWireを利用していると述べている。

個人的な推測になるが、おそらく仕組みの複雑なBitTorrentに比べて、1つのクライアントで完結するLimeWireのほうが、より直感的であり、好まれるのではないかなと。

あと、MySpaceの利用が16%となっているけれども、これはダウンロードに関してなのだろうか?最近MySpaceでダウンロード可能な状態になっている違法アップロードコンテンツを目にしていないせいか、これほど多いというのも気になるところ。単純に素トリーミングの話なのかな?

あとセキュリティ面では、無料ダウンロードのためにeメールでレジストしているとあるのだけれども、具体的にはどんなサービスなんだろうなと。あと、クライアントのインストールに関しては、iTunesもLimeWireもクライアントを入手することが前提となっているので、それほど驚きでもないのだけれど、そこに親の監視がないというところで、怪しいマルウェアをインストールしてしまいかねないというセキュリティ上の問題もあるのだろう。

NPDが指摘しているように、RIAAをはじめとした音楽産業の訴訟戦略、教育戦略はそれほど功を奏しているとは考えにくく、たとえ効果があったとしても、これ以上改善するとも思いがたい。おそらくそれは十分に浸透しているだろうからね。それよりなら、ここで言われているように、具体的な合法的手段をより強く勧めていくほうがよいのだろう。子供達が音楽を欲しがっているのであれば、1ヶ月ごとに可能な範囲で有料音楽配信サイトを利用させるための手段(例えばギフトカードやアローアンスなど)をより認知させるとかね。ただ、高校モデルによる子供向け無料音楽サイトってのは、購買層とはなりにくい子供向けの広告がどの程度効果を持つのか(もちろん、効果がないわけじゃないよ、実際子供をターゲットにした広告は山とあるんだから。ただ、音楽を配信するのに十分な額かどうかは疑問)ということを考えてしまうと、なかなか難しいんじゃないかなと思う。また、それに慣れてしまえば、音楽は購入するものではない、という考えを育ててしまうことにもなりかねないし。

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