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英国:大手音楽プライベートトラッカーOiNK管理人、保釈期間を再び延長される

世界的に人気のあった、英国ベースの音楽プライベートトラッカーOiNKの管理人は、昨年10月に逮捕され、起訴に向けての捜査が現在も続けられている。ただ、BitTorrentトラッカー、Torrentホストサイトとして、著作権の侵害に対してどのように責任を問われるのか、という点に関しては、これまでの先例のないことであり、The Pirate Bayの裁判同様、検察側にとっては非常に判断に難しいケースであることは想像に難くない。そうした推測を裏付けるかのように、OiNK管理人への保釈期間が再度延長されたよと言うお話。

原典:TorrentFreak
原題:Police Extend OiNK’s Bail Date Once Again
著者:Ernesto
日付:February 04, 2008

3ヶ月前、人気のプライベートBitTorrentトラッカーOiNKは、オランダ、英国当局の共闘によって事実上閉鎖された。本日、OiNK管理人Alan Ellisの保釈期日が、5月6日まで再び延期された。

OiNKは、多くの人にとって、これまでで最も最高のBitTorrentミュージックトラッカーだと考えられている。180,000人のメンバー、それはOiNKが紛れもなく最も人気のプライベートBitTorrentトラッカーの1つであることを示しているだろう。OiNKは膨大な数のTorrentをホストしており、100万以上のPeerをトラッキングしていた。大半のパブリックBitTorrentトラッカー以上に高い人気を誇っていたといえるだろう。

IFPIアンチパイラシーユニットの代表、Jeremy Banksは、少し異なる理解をしているようだ。彼は以前こう述べている。「OiNKはリリース前の楽曲の違法なオンライン配信にとって、重要な存在でした。これは遊びで友人間での音楽共有をしていたという類のものではありません。彼らが権利を有していない音楽を取得し、オンラインにそれを投稿する、これはそういった世界的なネットワークなのです。」

とりわけ、警察はOiNKがマネーマシンであり、Alanが数十万ポンドを稼いでいたと主張している。しかし、OiNKを利用するのにお金がかからないことは誰しもが知っているだろう。この事実は、Nine Inch Nailsのリーダー、Trent Reznorによっても援護されている。「OiNKが代金を要求していたら、俺はおそらく支払っただろう。OiNK以上の優れた小売スペースなどないのだから。」

IFPIとBPIは警察を誤解させただけではない。彼らはまた、OiNK.cdドメインをハイジャックし、サイトのユーザに対する調査が始められたことを示す、不吉なメッセージを(そのドメインを利用して)掲載した。これらのプロパガンダ的な恐怖は、かつてのOiNKメンバーを怖がらせたことだろう。それはOiNKがドメインを取り戻すまで、成功を続けた。

今回の延長によって、起訴の可能性は以前不明なままとなる。現在、警察がどのような証拠を見つけようとしているのかはわからないが、個人的には警察が、IFPIやBPIに信じ込まされていたほど、凶悪な存在ではないと今頃理解したのだろうと推測している。

Ernestoの推測もなかなか皮肉の効いているものではあるが、あながち間違いではないのかもね。逮捕してみたはいいけれど、実際の裁判で武器となるような証拠は、思っていた以上に少ないということには気づいただろう。

ただ、世界中でBitTorrentサイト-トラッカー、Torrentホストサイト、メタ検索エンジン-が問題となっているが、明確にその責任を認めた判決は、少なくとも世界規模で問題を起こしているBitTorrentサイトでは見受けられない。昨年にはTorrentSpyが敗北しているが、それも米国ユーザの遮断という裁判の妨害とも取れる行為によって、原告(MPAA)の主張を認める形での裁判の打ち切り、と言う感じだったので、BitTorrentサイトとしての責任の範囲を明確に定めたものではないだろう。

OiNKやThe Pirate Bayといった大手BitTorrentサイトに対する法的な追及は、今後も他のサイトにも波及していくかもしれない。BitTorrentサイトは著作物を配布しているわけでもないし、それを保持してすらいない、我々は著作権侵害とは無関係だ、というBitTorrentサイト側の主張は、確かに理解できるところでもあるが、BitTorrentサイトを基点として多数の著作権侵害が行われているのも事実。

私は、BitTorrentサイトへの対処が遅れているからといって、安易にISPに対してBitTorrentサイトに対する遮断を要求するということは、一般のユーザに対するネガティブな影響を考えると、それほど望ましいとは思っていない。それよりなら、より直接的にBitTorrentサイト、BitTorrentトラッカー、Torrentホストサイト、Torrentメタ検索エンジンの責任をそれぞれに明確にすることに力を注ぐべきだと思う。

もちろん、1つの問題に向けた解決策は1つのやり方だけでなくともよい、というのは理解できる。しかし、BitTorrentサイトに対応していない状況で、ISPによるアクセスの遮断やフィルタリングを可能にすることは、あまりに副作用が大きすぎるのだ。少なくとも、こうした劇薬は、ありとあらゆる手を尽くしてもBitTorrentサイトには対処し得ない、法を改正してもダメだ、という状況であれば、多少の理解は示せるのだけれどもね。ただ、個人的にはISPは中立であるべきだと考えているけど。

しかし、現実には欧州内には政府の方針としてISPに著作権侵害トラフィックを遮断させるという方針を打ち出している国もある。英国では、知的財産担当大臣Lord TriesmanがISPとコンテンツ産業との協力関係が確立しないのであれば、政府としてそれを実現させる、と明言しているし、フランス大統領Nicolas Sarkozyは「スリーストライクアウト」方式 で違法ファイル共有ユーザをインターネットから締め出す可能性を示唆している。もちろん、このような動きは何ら問題が無いとも言い切れず、EU議会ではこうしたISPによるフィルタリングを否定するスタンスを保っている。

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