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オランダ:INHOLLAND大学、BitTorrentを利用しネットワーク内ワークステーションのアップデートを効率化

BitTorrentによる効率的な配信は、そのユーザであればよく理解しているであろうが、実際にそれを活用しようとする企業、組織は現実には少ない。もちろん、先日のTrent Reznorのように積極的に、もしくは結果的にBitTorrentによるファイル配信の恩恵にあやかることもあるが、大抵の場合はBitTorrentを利用した配信には消極的な姿勢を示すことがほとんどだろう。そんな中、オランダのINHOLLAND大学がBitTorrentプロトコルを積極的に利用することで、ワークステーションのアップデートに関わるサーバコストやその時間などの節約を行っているよ、というお話。

原典:TorrentFreak
原題:Dutch University Uses BitTorrent to Update Workstations
著者:Ernesto
日付:March 06、2008

米国では、多くの大学がBitTorrentなどファイル共有アプリケーションの利用を禁じている。大方はRIAAからの圧力によるものではあるのだが。しかし、オランダのある大学ではそれとは異なるアプローチを子なっている。彼らは6,500台ものワークステーションのソフトウェア、OSのアップデートのためにuTorrentを利用している。その結果、大幅な時間、費用、リソースの節約が可能となった。

BitTorrentプロトコルは、企業にとって、大容量のファイルの配布においても、時間、リソース、帯域などの節約を可能にするよう設計されている。しかしいくつかの理由で、こうした利点のあるBitTorrentは採用されずにいた。これまでのところは、ね。

オランダの週刊誌utomatiserings Gidsの記事によると、オランダの大学INHOLLANDは、ネットワークマネジメントツールとしてBitTorrentを採用し、オランダ国内16箇所に分散する6,500台のデスクトップPCにソフトウェアを配信しているという。現在、INHOLLANDは、複数の集中化したサーバからソフトウェアアップデートやイメージを配布するのではなく、BitTorrentの効率性という恩恵を得て、ネットワーク上全てのPCを利用してファイルを配布している。

彼らがBitTorrentを採用する以前には、25.6TBものデータをデスクトップPCに配布するために20台以上のサーバが必要としていたが、それでも全てのPCをアップデートさせるためには最大で4日を費やす必要があった。現在、このプロセスはBitTorrentのおかげで飛躍的に高速化した。全てのコンピュータは4時間とかからずして、ソフトウェアを最新の状態にアップデートすることが可能となった。ネットワークで接続された全てのワークステーションがアクティブに配信を助け合うため、データは1つの場所から配信される必要はなくなった。

大学は現在、SMS 2003で運用される2台のセントラルサーバを有するのみである。それだけで、6,500台のワークステーションをアップデートするには十分なのである。ICT専門家のFrank Gombaultはこのようにコメントしている。

大学は現在、以前のように20台のサーバもの使用しているわけではありません。これらのサーバは、デスクトップにデータを転送する際のWANコネクションを節約するため、分散配置されています。

BitTorrentがハードウェアやその効率性にかかわる多額のコストを節約してくれるという考えは、それほど難しいものではない。

ITeleoのICTコンサルタントLeo Blomは、このような考えのもと、uTorrentの開発元であるBitTorrent Inc.と共同した取り組みを行っている。「BitTorrentの開発者からは多くの支援をいただきました。一方で彼らには、このプロフェッショナルテストケースに関連した全てのログにアクセスできるというメリットがあります。つまり、win-winのソリューションというわけです。」

BitTorrent Inc.の共同設立者のAshwin NavinはTorrentFreakに、この件についてこう話してくれた。「私たちは、BitTorrentがビジネスインフラの重要な一部分となり、オランダのITコミュニティがそのようなビジョンに賛同してくれると考えています。」

大学の経営者たちは、デスクトップマネジメントソリューションとして、人気のファイル共有プロトコルを利用するのを嫌う傾向があるだろう。単純にそれがしばしば著作権侵害に関連しているという点で。しかし、実際にそれがどのようなものであるのかを理解することで、彼らは自らの選択が正しいものであると強く確信したようだ。また、ここで利用されているBitTorrentクライアントはインターネットへの接続はできないようになっており、この改良されたuTorrentは、特定ユーザアカウントでのみ動作するため、学生や職員たちはそれにアクセスすることはできない。

大半のTorrentFreak読者は、BitTorrentを利用することでかなりのお金を節約することができるということを知っているだろうが、そうした考えがこのような大きな組織にも次第に浸透していくことは喜ばしいことだろう。

次はYouTubeの番?

ローカルネットワークでのBitTorrentの利用、という方向性もありなのね。なかなか面白い。ローカルネットワーク内で、管理された状態であれば、著作権侵害などの問題を考える必要もないわけで、その効率や費用対効果、安定性などの問題でしかないだろう。しかし、そういった非常に管理された環境下でのBitTorrentの利用だとしても、イメージが先行してしまえば、何となくBitTorrentは違法にファイル共有するためのツールであるというステレオタイプからは逃れがたいかもしれない。こうした事例がより多く目にされるようになり、より積極的に活用されるようになることを望みたいところだ。

ここでもう1つおもしろかったのは、INHOLLAND大学とBitTorrent Inc.との関係だろうか。INHOLLAND大学にしてみれば、ネットワーク内のファイル転送を最適化できる一方で、BitTorrent Inc.は、このようなサービスをより最適なものとするためのデータ収集ができる。まぁ、win-win、といってもそれがテスト段階にあるから、ってところなんだろうけど。

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