スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

オランダ、MP3プレイヤーへの課税を延期

現在、ZuneによってiPodへの私的複製補償金の適応の問題が再燃しているけれども、オランダにおいても、携帯音楽プレイヤーやハードディスクレコーダーに対する私的複製補償金についての問題が議論されている。欧州委員会はEU内の市場に悪影響を与えるとして、私的複製補償金の適応を制限しようとしており、そのため業界団体は延期せざるを得なかった夜というお話。

原典:Reuters
原題:Dutch postpone copyright levy for MP3 players
著者:署名なし
日付:November 29, 2006

オランダ産業団体は、デジタル音楽プレイヤーとハードディスクビデオレコーダーに対する著作権税を課すことを延期し、水曜、欧州委員会の勧告を待つと語っている。

エレクトロニクスメーカーは、Apple Computer Inc.のiPodのような音楽プレイヤーや記録可能なメディアに対する欧州での課税に反対している。そして、プライベートコピーに対するアーティストへの補償という(私的複製)税が、時代遅れであり、多くの消費者が実質的に2度にわたって支払わされていると主張している。

オランダの産業団体SONTは、ブランクCDやDVDへの課税を不変のものとして保持しつつ、デジタル音楽プレイヤーとハードディスクレコーダに課税しないという動きは、延期されたのであり、課税を断念するという最終的な決定ではないと語っている。

「我々は、課税が(技術などへの)革新にとって有害であるという考えを断固として否定します。」とSONTは声明において主張している。

その問題は、来年2月には再燃することになるだろう。欧州委員会は12月までにその勧告を行うことになっている。先月ロイターによって報道された草案では、委員会は、著作権税(典型的にはインポートレベルで課税される)がEU内部の市場を阻害する、(そのため)より狭い範囲で適応されるべきであると言及している。

課税(もしくは”フェアな補償”と呼ばれているもの)は、デバイスごとに2,3ユーロから数十ユーロになり、EU25カ国のうち20カ国で課されることになる。

メーカー側の主張としては、課税が時代遅れのものであり、消費者は既に音楽を購入した際に著作権使用料を支払っていると主張する。したがって、楽曲をCDに焼いたり、デジタル音楽プレイヤー、携帯電話に転送する際に、再び消費者が支払う必要はないのだという。

一方、この課税を支持する側として、スペインのPedro AlmodovarやフランスのBertrand Tavernierといった映画監督がいる。Tavernierは、この補償によって映画を製作する資金となったという。

この議論、正直なところ、私的複製補償金のあり方そのものから議論すべきだと思う。そこを一足飛びにしても、議論が噛み合わないんじゃないかな。私的複製によっていかなる損害が出ているのか、そしてその根拠は現在も通用するものなのか、その根拠が 1デバイス1ペイに基づくものであれば、まずはそれを確実なものにすべきだと思うし、それによって私的複製補償金を課するのであれば、デバイス間の転送というのも制限されるべきではない。

デバイス間の転送を規制する動きを見せていながら、デバイス間の転送に対して課金するというのは矛盾している行為である。日本の場合は、それ以上に配分の不透明さも問題としてある。まずは、要求する前に、前提をクリアにしろ、といいたい。それぞれ独立した議論ではないのだから。

Trackback

Trackback URL
http://peer2peer.blog79.fc2.com/tb.php/97-9a6a4c0b

Comment

Comment Form
公開設定

プロフィール
heatwave Author
:heatwave

RSS Jamendo twitter tumblr Creative Commons Attribution 2.1 Japan
ブログ内検索
記事リスト
最新の記事
全記事一覧
他所で書いてるブログ

P2Pとかその辺のお話@はてな

アーカイブ

カテゴリー
最近のコメント
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。