スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Joostを救う5つの方法:なぜJoostは輝きを失いつつあるのか?

JoostJoostのベータバージョンがローンチしたときには、未来を見せてくれるサービスであったが、しかし現在に至ってはJoostの存在に驚く人はそれほどいない。私にしても以前ほどJoostに興味を持てなくなってしまったのも事実。その原因が何であるか、ということを考えると、答えは非常に明確だろう。1つはJoostがいつまでたってもそのままであること、そしてもう1つにはもはやインターネット上でプロフェッショナルなコンテンツを視聴するのはJoostの専売特許ではなくなってしまったことにあるだろう。無料でも有料でもネット上でコンテンツを視聴するためのプラットフォームはますます増加を続けているし、新たに登場したプレイヤーはより快適なユーザエクスペリエンスを提供しようとしのぎを削っている。『初の』という言葉は非常に強力であったことは疑いない。それによってメディアの注目も、潤沢な資金も集めることができた。Joostは好調なスタートを切ったかに見えた。しかし、残念なことにJoostにとって好調だったのはスタートだけであった。そんなJoostが再び輝くための5つの方法をP2P BlogのJankoが提案しているよというお話。

原典:NewTeeVee
原題:Five Ways to Save Joost
著者:Janko Roettgers
日付:January 19, 2008

Joostに関する情報はさまざまに流れている。たとえば同社の不可解とも思えるCTOの解雇、他にも、ユーザ数が期待はずれであるとか、資金の問題、スタッフが新たな仕事を探しているなど、さまざまな噂もある。これらが真実かどうかはにわかにはわからないが、 Joostが競争者によって至るところから、攻撃を受けているのは確かだろう。たとえばHulu、この存在はJoostチームが懸念するだけの理由としては十分だろう。

しかし、Joostの全てが失われるというわけではない。 同社は、大規模なオンラインビデオプラットフォームに導入される複数の興味深いテクノロジーを構築した。それはまさに、既存の問題を解決してくれるに違いない。いらぬおせっかいかもしれないが、Joostを救うためのアドバイスをここに記そう。

Huluの統合

これまでJoostに関連した記事を書いてきたが、そこに寄せられるコメントの1つに、コンテンツの品質が欠けているという不満がある。JoostにはTropical Honeysがあり、HuluはHeroesを得た。不思議なことだ。しかし、JoostはMozilla XUL-Codeで構築されているので、Huluを利用することができる。そして、Joostそのものを基本的にはビデオに特化したブラウザとすることができる。一方Huluは、いかなるWebページにも提供するクリップをエンベッドさせている。Voehや公式パートナーとしてMSNが既にそのように利用している。ではなぜJoostはそうしないのだろうか?確かに、そのためにはJoostインターフェースにいくらかの修正が必要になる。しかし、その見返りとして膨大な数の高品質の番組が即座に得られるのだとしたら、それは安い買い物だろう。

Joostをポッドキャストクライアントに

文字通り、数百の素晴らしいビデオポッドキャストが存在し、他にも人々の気まぐれをくすぐるようなものが数万とある(一部には疑わしいものもあるだろうが)。ではなぜ、私はJoostでそれらのコンテンツを見ることができないのだろうか?そして、同じ(訳注:ビデオポッドキャスト)コンテンツを見ている他のユーザともチャットさせてくれ。現在、Joostが提供している番組ではチャットが可能である。(訳注:もしポッドキャストを視聴可能にし、チャット機能を実装すれば)そこにJoostからの広告が付与されたところで、大目に見てしまうだろう。これまでかなりの期間、Joostがこの機能に取り組んでいるという十分に理に適った噂があるのだが、ではそれはどうなっているだろうか?

Webバージョンの構築

これはまったくもって簡単なことだろう。確かに、WebではP2Pは機能しないし、競争者も数多く存在する。しかし、Web上での提供は、見たいところで、見たい方法でコンテンツを視聴可能にするという利便性をユーザに提供するものである。Huluといったプラットフォームに勝るJoostのアドバンテージは、たくさんの付属品に囲まれたちょっとしたソフトウェアというものでは決してなく、その潜在的な可能性は、ソーシャルな次元にある。ユーザは相互にインタラクションし、相互にコンテンツを探しあう。Joostクライアント上にこのようなコミュニティを構築し、そのホームをWeb上に設け、そこでユーザ達にクリップのストリーミングを可能にするとよいだろう。

Firefoxプラグインの開発

これはWebとJoostアプリケーションとの統合の次のステップと考えて欲しい。プラグインはJoostのP2Pネットワーク、ウィジェット、コミュニティを利用可能にしてくれる。同時にそれは、他のオンラインコンテンツへのアクセスをも許すものとなる。ユーザがYouTubeのビデオ、Joostのクリップ、Huluシーンから、1つのプレイリストを作ることができ、それをJoostの仲間達にIMで送ることができれば、それはすごいことじゃないだろうか?

JoostをWiiで

Apple TVなど忘れて欲しい。真のホームエンターテイメントエンジンは任天堂だ。同社は米国で700万以上のコンソールを販売しているが、オンラインビデオ市場には全く関心を示していない。WiiのOperaブラウザを通じてアクセス可能な、Wii最適化Webアプリを提供することで、この隙間にもぐりこむことができる。どうかワイルドなWiimoteジェスチャーでビデオをコントロールさせてくれないだろうか。そしたら、絶対HuluよりJoostを選ぶんだけどなぁ。

VeohとJoostの最も異なる点は、前者がパワフルなアグリゲータとしての潜在性を秘めているが、後者は非常にクローズな存在であるということだろうか。VeohはVeoh TVをローンチした当初、CBSとの契約のみならず、貪欲なまでに外部サービス(YouTubeなどの外部ビデオ共有サイトやビデオポッドキャストも含めて)を取り込んでいる。先日のHuluとの提携もその延長線上にある。

最近、Joostに関する話題をそれほど聞かなくなったなぁと思うところもある。確かに他のサービスに先駆けて、プロコンテンツを一手に集め、それを世界規模で無料配信するという試みを成功させたというところでは、非常に高い評価を受けてはいる。しかし、ここ最近では米国ネットワーク各局が放送した番組を自社サイトでストリーミング提供したり、Huluのように積極的にアグリゲータに最新のテレビ番組コンテンツを提供したりと、Joostが生み出した驚きをしのぐほどのことが、当たり前のものとなりつつある。

Joostを過剰にライバル視するMiroや、ローンチ当初からJoostキラーになりえるかと言われてきたVeohTVなどのプレイヤーは、Joost以上の評価を受けてきてもいる。その理由としては、Joostの打ち上げた斬新さ、新鮮さが、昨年のうちに既に失われているということにあるだろう。Joostの敵は、単にJoostと同様のサービスを提供するプロバイダだけではなく、オンラインビデオ配信サービスに関わる全てのプレイヤーがライバルとなるのだろう。これは、(Joostを追いかけているわけではないにしても)フォロワーたちが、ますます魅力的なサービスを提供しつつある中、上記記事の筆者Jankoの主張するような、他サービスに対抗しうる経験をユーザに提供しなければならなくなった、ということを意味する。

もちろん、JoostもWidget APIを公開するなど、よりサービスの拡張を模索してはいるのだけれど、結局はJoostというクライアントの窓の中だけの話であり、そこに行き着くことのないユーザにアピールすることはできない。

とはいえ、Joostも何も考えていないわけではない。Portfolio.comの記事にはこのように書かれている。

Joost、そしてインターネットTVの需要を拡大することを望んで、Volpi(訳注:Joost CEO)は、2つの大きな計画を明らかにしている。今年、視聴者はブラウザウィンドウでビデオを視聴できるようになる。(中略)以前には、全てのJoostユーザが専用のソフトウェアをダウンロードし、インストールしなければならなかった。ユーザ生成ビデオサイトU-Streamの共同設立者Brad Hunstableは「ダウンロードすること自体は些細な障壁かもしれません。しかし、精神的な障壁としては非常に大きいものです。」

また、Volpiのもう1つの仕掛けもより大胆なものだ。この春のN.C.A.A.バスケットボールトーナメントの開始にあわせて、Joostはライブプログラミングの提供を計画している。それは技術的には悪夢ではあるが、Joostのソフトウェアは数百万人の視聴者にライブ番組を送信する初の企業となるかもしれない。(中略)

「ライブTVは、我々にとってのマイルストーンとなるでしょう」とVolpiは言う。

このライブについては、メールで告知が来てた。もちろん、これが売りになることは間違いないのだろうが、それでも相対的に見て爆発的な人気を獲得できるとは思いがたい。もちろん、よりオープンに、ということも示唆されているが、それもHuluの戦略を見るとそれほど強力な武器とも思いがたい。もちろん、どれだけのコンテンツを集められるか、というところにもかかっているのだろうが・・・。

少なくとも、ニッチなプロフェッショナルコンテンツで勝負しようとするのであれば、現状のJoostはあまりにクローズド過ぎる。ニッチ層にリーチするためにも、よりオープンに、より敷居を低くする必要があるのではないだろうか。少なくとも、Joostのコンテンツを見るためだけにクライアントをインストールする、という障壁は高いもののように思える。すくなくとも、その点ではVeohにアドバンテージがあるように思える。

Trackback

Trackback URL
http://peer2peer.blog79.fc2.com/tb.php/977-5238a18d

Comment

Comment Form
公開設定

プロフィール
heatwave Author
:heatwave

RSS Jamendo twitter tumblr Creative Commons Attribution 2.1 Japan
ブログ内検索
記事リスト
最新の記事
全記事一覧
他所で書いてるブログ

P2Pとかその辺のお話@はてな

アーカイブ

カテゴリー
最近のコメント
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。